幸せだから成功する。『幸福優位7つの法則』

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努力して成功すれば幸せになると思っていませんか?真実は逆です。27万人を対象に、何十年も研究し続けた結果分かったのは、幸せだから人生がうまくいくということでした。つまり、幸せが先で、成功が後ということです。

幸せに過ごしているから仕事のパフォーマンスが上がり、成功します。シェーン・エイカー著『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』より、次の2つのポイントでご紹介します。

  • 幸せだから成功する
  • 幸せになるために ~7つのコツ~

幸せだから成功する

成功するためには、高い仕事スキルが必要になりますが、その仕事スキルが発揮できるときは、ポジティブで幸せな時です。幸せな時に最も仕事の効率が上がります。だから、幸せだから、成功するという順番になります。

逆にネガティブで不幸せな時は、頭は働きません。人間はピンチの時頭が働かないようにできています。例えば森でクマに遭遇した時、仕事のこと、学校で習ったこと等を考える余裕はないはずです。その場に固まるか、逃げるか、叫ぶかという反応をしますね。ブラック企業で働いてボロボロになっている人が、働くか死ぬかしか選択肢を考えられなくなるのは、森のクマに遭った時と同じく、頭が働いていないためです。

だから、今不幸せな人は成功できません。にもかかわらず、ほとんどの人は未来の成功のために今の幸せを犠牲にしています。本当は、今を幸せに生きることが大切です。

shallow focus photography of four leaf clover
Photo by Djalma Paiva Armelin on Pexels.com

幸せになるために ~7つのコツ~

1.心のもちよう、とらえ方を変える訓練をする

どうしても幸せになれない人にありがちなのは、失敗や不幸に注目する癖がある人です。その物事そのものより、その物事を自分がどうとらえるのかが重要です。全ては自分のとらえ方次第で決まります。例えば、スティーブ・ジョブズ氏は、「自分の会社を首になったことは人生最良の出来事だった」と言っています。首になるのは悪いことと捉えがちですが、 ジョブズ氏はプラスにとらえています。

物事には常に良い部分と悪い部分が混ざっています。にもかかわらず、悪い部分ばかりを見るのが癖になっている人がいます。その癖を直すために、今日あった良いことを3つ具体的に書くということを続けてみてください。些細なことでも良いです。そうすると、物事の中から良い部分を見つける癖が徐々についていきます。

今日は何も良いことがなかったと思う人は、良い部分を見つけられていないだけです。「今日は天気が良かった」等でも良いと思います。

2.将来に楽しみを持つ

ある研究によると、将来の楽しみを想像しただけで脳内のエンドルフィンが27%も上がり幸せになれることが分かっています。つまり、将来に幸せを持っていると、今幸せになれるということです。自分が本気で楽しめる予定を作ってカレンダーに書き込んでおき、時折その日のことを考えてみてください。それだけで幸せになれます。

3.得意なことをする

人はどんなことでも、自分の得意なスキルを使う時に幸福感が沸き出ます。実際に自分の得意なことをやっている人は、幸福度が高いことが分かっています。逆に自分の得意なことを活かせる機会が1日の中に全くないと窮屈に感じます。

誰にだって強みはあります。それがないと思っている人は、まだ気づいていないだけです。

4.運動を習慣化する

1週間に3回、45分間の有酸素運動をすると、ストレスや不安を減らし、仕事の効率が上がります。運動には抗うつ剤と同じ効果があることが分かっています。気分をあげて幸せになりたければ、ウォーキング、ジョギング、水泳など何でもいいので、とにかく体を動かすことです。(以前こちらの記事で、運動が『一流の頭脳』をつくると書きました。)

運動習慣をつけるためには、準備に時間をかけないことです。20秒ルールと言って、習慣にしたいことの準備は20秒かからずにできるような環境を作りましょう。

私の場合、着替えなどの準備0で普段着で、玄関に置いてある、いつも同じ運動靴を履いて、そのまま週2,3回、1回あたり1~2時間歩くようにしています。

逆にやめたい習慣は、開始するまでに20秒以上かかるような環境を作るとやめやすくなります。

5.自信を失うようなことがあったら、簡単なことをする

人間は失敗や挫折をしてストレスや試練に圧倒されると、理性が感情に乗っ取られます。

例えば、ストレスがかかると甘いものを食べすぎてしまったりしませんか?これは、理性がなくなり、感情に支配された状態です。そうなる前に、目の前の小さくてコントロールできること、例えば掃除をする、たまっていたお皿を洗う等をすることにより、理性を取り戻すことが大切です。

このような小さなことが達成できると、自分で物事を変えられる、コントロールできるという感覚が生まれてきます。そうやって少しずつ自信を取り戻していきます。

人間は、自分で変えられるという感覚を持っているとストレスが減り、健康にも良い影響があります。ストレスを感じて行き詰りそうなときは、まず掃除のような小さな自分でコントロールできることをやって自信を取り戻すことです。

6.人間関係を大切にする

人がピンチや脅威に直面したとき、最も心の支えになるのは、人とのつながりです。人は、人とのつながりが大事な時ほど自分の殻に閉じこもってしまいがちです。でも、気分が乗らないからとか、仕事が忙しいからと言って誰にも会わずに一人で頑張っていても、仕事の効率は下がる一方です。むしろギリギリの状態が続けば、どこかで心が折れてしまいます。

私たちは、そんなに強くないのです。人とつながりがあった方が幸せだし、仕事の効率も高くなるし、失敗からの立ち直りも早いのです。

7.物ではなく経験にお金を使う

物を買った時に得られる幸福感は、短時間で消えることが分かっています。高級なバッグ、時計、車・・・。そういうものは一瞬幸福になれますが、すぐに慣れて幸福を感じなくなってしまいます。一方で、経験、得に他の誰かと共有する経験にお金を使った場合は、幸福感が長続きします。

実際に150人を対象に調べた結果、知人とレストランで食事をしたり、コンサートに行ったり 、遊園地に行った人は、高級な物を購入した場合と比べて、はるかに大きな喜びをもたらすことが分かっています。(以前こちらの記事で『人生を変える、お金の使い方』を紹介しました。同様の内容があります。)

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Photo by Gladson Xavier on Pexels.com

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膨大な量の研究の結論は、幸せだから成功するという結論になったのは興味深いですよね。

ただ1つ疑問に思ったのが、この場合(幸せだから成功する場合)、不幸なお金持ちの存在をどう説明するのかということ。不幸なお金持ちとは、不幸な状態で、仕事スキルを十分に発揮できなくても、お金は得られた人ということです。

神田昌典著『非常識な成功法則【新装版】』には、悪の感情(見返してやる、成り上がってやる等)を駆使して、まずは「②成金」(下図参照)を目指すとあります。この「②成金」の状態が不幸なお金持ちです。

おそらく、この不幸なお金持ちという状態は、長期的には持続できないのではないかと思います。つまり不幸な状態では、自ら高級車、高級クラブ等で散財したり、周りからの嫉妬でお金を失うことに巻き込まれる等して、結局「①凡人」に戻ってしまうのではないかと思うのです。

だから、「②成金」になった後は、可及的速やかに、信頼関係で結ばれた幸せな人間関係を築いていく等により、精神面を充実させることで「④本当の豊かなお金持ち」になる必要があるということです。その状態で初めて、お金持ちの状態を長期的に持続できる、ということ。

「②成金」状態が一時的であるためレアな存在なので、「④本当の豊かなお金持ち」がさらに豊かに成功している点を捉えて、「幸せだから成功する」という結論になったということではないかと、私は思いました。

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』 をご参照ください。

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