環境で自分を動かす。『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』

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成功している人や生産性の高い人はとにかく「行動が早い」という特徴があります。そして、最初の一歩をどれだけ早く踏み出すことが出来るかで結果が大きく変わっていくものです。100m走でも、スタートダッシュが早い人が有利です。この世の中は、早くスタートした人が勝つようにできています。

分かってはいるものの、実際なかなか素早く行動するのは難しく、「気合」では行動力は身に付きません。考え方や環境を変えていく必要があります。

塚本 亮著『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』本には、すぐに最初の一歩を踏み出せるようになるためのヒントがたくさんあります。ここから、ポイントを6つにまとめて紹介します。

  • 環境で自分を動かす
  • 明日を疑う
  • まず行動する
  • 物が少ない
  • 負けを受け入れている
  • 完璧主義にならない

環境で自分を動かす

人間は元来怠けものなので、気合、根性といった意志力で無理やり動かそうとするのは大変です。

例えば、根性で資格の勉強を独学で始めても、今日は体調が悪いから、今日は気分が乗らないからといって挫折する人が多いと思います。独学はお金もあまりかからないため金銭的痛みも少なく、一緒に頑張る仲間もおらず、完全に自分との戦いになるのですが、それで自分に勝てる人は少数です。そして挫折してしまった場合、続けられない自分はダメだと思い、挑戦すること自体がどんどん億劫になっていきます。

そこで、自分の意志の力に頼るのをやめ、やるしかない環境に身を置きます。

先ほどの事例でいうと、資格の勉強を独学でするのではなく資格のスクールに行く等により、それなりにまとまったお金を払うためやめると損だと感じますし、分からないところがあれば先生にすぐ聞けますし、一緒に勉強する仲間が出来るので、勉強をやめづらくなります。

やるしかない環境に身を置くと、やらざるを得なくなります。

他にも、例えば在宅ワークをしている場合、やらなければならないことがあるのにやる気が出なかったり気が散ったりしてしまうのであれば、思い切ってカフェやコワーキングスペース等、誘惑の何もない場所に移動してみるのも手だと思います。

このように、お金、人、場所を自分なりにうまく設定してやるしかない環境に身を置くことで行動力が身に付きます。すぐに行動できる人は、人間の意志力はそれほど強くないことを分かっています。だから何かを始めるときに、どうやったらサボらない環境をつくれるのかを考えます。

明日を疑う

人間は、これをやろうと思った瞬間が一番モチベーションが高いものです。そのモチベーションは明日には下がってしまいます。

行動出来ない人は、明日も今と同じ高いモチベーションを維持できていると思い込んでいることが多いです。一方すぐやる人は「明日から」とか「いつか」という考え方はしません。今やりたいと思ったこの瞬間に、少しでもいいからアクションを取ります。

この本を読みたいと思ったらすぐに本屋に行って本を買いに行って読むとか、転職したいと思ったらすぐに転職エージェントにとりあえず登録するという感じです。「鉄は熱いうちに打て」です。

思い立ったその日のうちに全部完了する必要はありません。モチベーションが高いうちに少しでも進めておけば、明日はまたその続きから出来るので、行動を起こしやすい状態になっています。今のモチベーションを大切にして、少しだけでいいから今やっておくということが大切です。

まず行動する

すぐに行動出来ない人は、行動する前に深く考えるという人が多いです。場合によっては何週間も悩んだ末にやっぱりやめておこうという言う人もいます。

深く考えた方が成功しやすいということは言えます。ただ「考えることが大事」だからこそまずは行動を起こす方が良いのです。行動をしていくと、考えていただけではわからなかったことが明らかになるからです。

仕事でも、いくら事前にシミュレーションしていたとしても、実際にやってみると100%その通りになることはありません。とにかく実際に始めてみて、やりながら考えたり学んだ方が早いはずです。具体的なものがあるのと、シミュレーションしかないのでは全然違います。

もちろん、取り返しのつかないことは行動する前にじっくりと考えた方が良いです。でも人生に本当に取り返しのつかないことなんて、そうそうあるものではありません。だからこそ、とりあえず少しでも動きながら考えていった方が良いのです。

始めてみたけれどうまくいかず、後悔するような場合はやめればいいです。そのうまくいかなくてやめたことは、今後やるかやらないかで悩むことはなくなります。そういう意味でも、やった方が良いです。やりながら、考えましょう。

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Photo by Olya Kobruseva on Pexels.com

物が少ない

何かを先延ばしにしてしまう原因の一つに、部屋等が散らかっているというのがあります。

何かを始めようと思った時に、それを始めるための「物」が見つからなかったら、もうその始めようと思った何かを始めるのが面倒くさくなりますね。勉強を始めようと思ったのに、書くものが見つからない、とか。だから部屋等は綺麗にし、持ち歩くものも必要なものだけにしておきましょう。

パソコンのデスクトップも同じです。画面いっぱいに様々表示されていると、どこに何があるかを探すために、時間がかかります。そういうちょっとした障害が、行動力を阻害してしまいます。そういうことにならないよう、物を少なく、綺麗にしておきましょう。

負けを受け入れている

行動力をつけるためには、失敗してもいいと思って何かに取り組むことです。何事も、最初は何度も負けて、やっとコツをつかんで少しずつ強くなっていきます。だから勝とうと思えば、最初は負けを受け入れなければいけないというわけです。

すぐに行動出来ない人は、最初から勝とうとしています。でも逆説的ですが、勝つために負けるんです。たくさん失敗を知り改善していけば、結果的に勝ち続けられる日が来ます。最初から勝とうとすると、その分行動量が減り、失敗から学べないため結果的に勝てなくなります。

例えばエジソンは、夜でも昼のように、光で明るく照らされる世界をつくりたいという思いから白熱電球を発明しましたが、最初からうまくいったわけではありません。長時間電気を出し続けるためには、フィラメントという電球の中の光る細い線が、電気を通して熱くなっても切れないことが必要でした。エジソンは2万回近く実験を繰り返してようやく、フィラメントに適したものを見つけました。

たくさん負けて(失敗して)、最後に勝つのが王道です。

完璧主義にならない

すぐ行動出来る人は100点ではなく70点を目指してすぐに行動します。逆に行動出来ない人は最初から100点を目指そうとします。そして納期に遅れたり、もしくは納期ぎりぎりに提出することになります。

一発で100点を取れることはめったにありません。とりあえず70点目指して早く提出した人は、再提出する時間が十分にあります。しかし、納期ぎりぎりに提出した場合は再提出する時間はありません。この差はとても大きいです。(こちらの記事でも同じことを記載しています。本は、『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』)

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Photo by Magda Ehlers on Pexels.com

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環境を変えるなどの工夫をして、まずは早く行動し、失敗しても良いと思って取り組むということですね。

失敗について、成功者は皆どん底を経験しています。(こちらの記事の『成功者を奮い立たせた本気の言葉』でも同様のことが書かれています。)そしてどん底から這い上がっています。結局、最後に勝てばいいのです。

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』 をご参照ください。

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