他人の人生を生きていいのか。『アルケミスト』

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パウロ・コエーリョ著『アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)』は、人生、幸せをテーマにした、「世界で最も読まれた本ベスト10」の、第5位に入っているというベストセラー小説です。なお、第1位は聖書です。

本書は、羊飼いの少年サンチャゴが旅に出て、様々な出会いの中で人生の知恵を学んでいく物語です。ストーリーにはあまり触れず、この物語から読み取れる教訓を、次の4つのポイントでご紹介します。

  • 他人の人生を生きていいのか
  • 楽しむことを諦めていいのか
  • 人生は選択の連続
  • 目標に向かう途中こそ幸せ

他人の人生を生きていいのか

この物語の中で少年は、夢を追うこと(旅をすること)をせず、パン屋になった男に出会います。世界をフラフラ旅しているよりも、定住生活のパン屋の方が世間体が良いから、その男は自分がやりたいことよりも、人の目を気にしてパン屋になることを選びました。

現代人のほとんどの人がサラリーマンになるのも、同じことです。自分が何をしたいかよりも、人にどう思われるかという基準で生きています。

他人の価値観に沿って生きるということは、自分の人生を生きているとは言えません。皆に変な奴だと思われるのが怖いから、他人の価値観で他人の人生を生きています。嫌われる勇気がなく、挑戦する勇気がないのです。自由とは嫌われること。

自分だけのオリジナルの価値観を持ち、自分の人生を生きましょう。

楽しむことを諦めていいのか

この物語の中で少年は、 すっかり飼いならされて、食べ物と水を与えてもらうことだけにしか興味を持っていない羊たちの姿に気が付きます。

これは、何の目標も持たずに、ただ生きながらえるためだけに、毎日同じ生活を繰り返しているタイプの人達と同じです。そういう人が多いのです。

私たちも周囲の人を良く観察すると、みんな本当は理想の生活や夢を持っていることが分かります。理想は持っているのに、そこに向かおうとしないのです。ほとんどの人は、自分の運命を実現することは不可能だと考えてしまいます。しかし実際は、自分が夢見ていることはいつでも実行できます。それに気づいていないのです。

最初から、最高の人生を諦めてしまうのはとても勿体ないことです。それに、諦めた夢は、将来必ず自分を苦しめ続けます。人は何歳になっても、死ぬ間際になっても、諦めた夢を完全忘れることはできないからです。

自分が考える限りの最高の人生さえ目指していれば、たとえ実現できなかったとしても道中ずっとワクワクドキドキ出来るものです。死ぬ間際に「生き切ったなぁ」と思える人生にしたいですよね。

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Photo by Sharon McCutcheon on Pexels.com

人生は選択の連続

この物語の中で少年は、慣れ親しんだものと、欲しいと思っているもののどちらか一方を選択しなければならないことに何度も遭遇します。

人生を変える時は、慣れ親しんだものとの決別が必要です。

大志を抱けば、失うものも大きいのです。大きいものを犠牲にしないと、大きいものを手に入れることはできません。夢に向かうと決断するということは、色々なものを捨てるという選択をすることと同じです。

また少年は、旅の途中で全財産を失いますが、自分のことを「宝物を探し求める冒険者である」と捉えることによって、「全財産を失った」という出来事が、宝物を見つけるための必要な試練となりました。

状況は同じであっても全ては考え方、捉え方次第だということです。起こった出来事に対して、自分がどのような意味付けをするかによって、人生は大きく変わります。

このように、人生は選択の連続です。

例えば、朝起きた時に「今日も仕事だ、だるいな」と考えることは、「今日一日を楽しく過ごさない」と選択しているのと同じです。逆に、今あるものに感謝をして一日を始めると、「今日一日を楽しく過ごす」と選択しているのと同じです。そして、「今日一日を楽しく過ごす」と選択しているということは、「幸せな人生を送る」と選択しているのと同じです。

目標に向かう途中こそ幸せ

夢に向かって歩き始めた瞬間、貴方の人生の勝利は決まります。

夢を追求している時は、心は決して傷つきません。それは、夢の追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠の出会いだからです。夢を追求する過程で、挑戦することがなければ発見することのなかったものをたくさん発見します。

本当は、目標を達成することよりも、それを求める過程にこそ喜びや輝きがあるものです。達成することよりも、目指すことが大切です。夢があること、目標があることは、それだけでもとても幸せなことです。

「こんな生活が出来たら夢のようだな」という理想をもって、そこに向かっている一瞬一瞬が一番幸せなので、目標に向かう途中の「今ここ」を思いっきり楽しまないと、勿体ないです。

本当に大切なことは、「夢をかなえること」ではなく、過程を楽しみ、人生を楽しむことです。

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Photo by Anthony Shkraba on Pexels.com

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「他人の人生を生きていいのか」について

昔に比べ、今は価値観が多様化し、変わった生き方や考え方が受け入れられ面白がられ、生きやすい時代に変化してきたように思います。そんな時代ですので、今後どんどん自分の人生を生きられる人が増えていくかもしれません。

例えば私が面白いなと思っている生き方をされている方として、同年代の森本祥司さんがいらっしゃいます。この方、大阪大学院卒(理学研究科宇宙地球科学専攻)の超高学歴なのですが、「レンタルなんもしない人」のようなサービスをされていて、しかも意外と多くのニーズがあるのですね。「 レンタルなんもしない人 」というのは、その名の通り何もせず、ただそこに居るだけのサービスなのですが、2018年6月3日から始めていまだに数多くの依頼があることが彼が発信されているTwitterからも分かり、何とも不思議な気分になります。依頼自体も、とても興味深いです。

レンタルなんもしない人」 という生き方は、多くの人に会い、多くの場所に行き、多くの経験が出来、人生全体が「旅」のような生き方だと思います。私は「人間」に興味があり、色々な人を観察したり、考え方を知りたい願望が強いため、週1,2回くらい、出来ればやってみたいですね ~。

色々な生き方、考え方があると思いますが、貴方の中の「人からの目」で、貴方自身を縛る必要はないです。自分のやりたいことをやりましょう。後悔のない、幸せな人生を!!

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)』 をご参照ください。

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