世界は現実ではなく、個人の主観である。『こうして、思考は現実になる』

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パム・グラウト著『こうして、思考は現実になる』は、引き寄せの法則が本当かどうかを実際に実験してみる方法が書かれた本です。本書を次の2つのポイントでご紹介します。

  • 世界は現実ではなく、個人の主観である
  • 思考は現実化する

世界は現実ではなく、個人の主観である

物理学によると、私たちの思考は、エネルギーの振動でできているようです。今現実に見ているモノも、実はモノそのものではなく、光の振動パターンを見ています。

同様に、人間も原子ではなく、エネルギーの振動です。エネルギーには定まった形はなく、私たちの考えに対応して自在に形を変えているそうです。つまり、万物はエネルギーであり、思考もエネルギーの振動であり、「場」と共鳴し、「場」に影響を与えているということです。ここでいう「場」とは、物理的な世界に影響を与える、目に見えない働く力です。エネルギーの振動が別の振動とぶつかり合い、壮大なエネルギーが出現します。そしてエネルギーが十分に集まると、エネルギーは物質に姿を変えます。

アルバート・アインシュタインの特殊相対性理論では、有名なE=mc2(エネルギー=質量×光の速さの二乗)という式がありますが、これはエネルギーと質量が変換可能であることを示しています。つまり、物質はエネルギーでできているということです。

自分が現実だと思っていることは、どれも現実ではないと言っても過言ではありません。素粒子の世界では伝統的な科学の理論が通用しません。素粒子は、何もないところからいきなり現れたり、何千キロも離れた素粒子同士が影響し合ったり、時間の進みが速くなったり遅くなったりします。最近の物理学者は、従来の物理の法則では説明できない世界が存在することを認めるようになりました。宇宙を知覚する存在がなければ、宇宙は存在しないという物理学者もいます。

本当は、人間の脳は1秒間に4,000億ビットの情報を受け取っていますが、そんなに大量に処理できないので、情報をフィルタにかけて2,000ビットのみ(実際の情報量の200万分の1%)を処理しています。つまり、人間の脳は、膨大な可能性の中から、何を見て何を信じるかを選んでいます。また脳は基本的に怠けものなので、既に知っていることばかりを見ようとします。私たちが見たり体験するものは全て、「これを見る」「これを体験する」という決断の後に出現しています。本当はエネルギーの振動でしかない世界を、脳が人それぞれに解釈することによって、私たちの見ている現実になるということです。

だから、本当に見たいものだけを見るように焦点を合わせるということが可能です。テレビのチャンネルを合わせるのと同じように、自分の体験したい世界だけにチャンネルを合わせるのが、人生を変えるコツです。抱えている問題ではなく、理想の姿に焦点を当てれば、人生は驚くほど好転していきます。

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Photo by Aaron Burden on Pexels.com

思考は現実化する

アルバート・アインシュタインも、伝統的な観念での「神」は信じないが、宇宙にはもっとすごい何かが存在することは確信していました。「思考は現実化する」というのも、宇宙にある見えない力の一つであると筆者はいいます。思考が現実化するということは、イエス・キリストが約2,000年前に既に言っていました。本当の、イエス・キリストの大切な教えは、「神は私たちの中にいる」ということです。奇跡を起こすことで宇宙の力が存在することを証明し、その使い方を教えようとしていました。しかし人間は、イエス・キリストを崇拝するだけで、その教えを活用しようとしてきませんでした。本当は、イエス・キリスト等を崇拝するのではなく、真似をしなければいけないのです。

引き寄せの法則は、科学的根拠もあります。

アルバート・アインシュタインは、上述の通り、物質とエネルギーは同じものであることを発見しました。エネルギーは解放された物質であり、物質は解放されるのを待っているエネルギーであるということです。全ての生物の中には、途方もない量のエネルギーが詰まっています。貴方は、水素爆弾30個分の爆発を起こすことが出来るエネルギーの塊です。つまり、物質世界はエネルギーが凝縮されたものにすぎないということです。

もっというと、この世に個体は全く存在しません。貴方も本もパソコンも、全て影を持った物質ではないということです。個体に見えるこの世界を、一番小さい単位まで分解すると、踊る素粒子と無の空間になっています。全ての物質の正体はエネルギーで、エネルギーの正体は振動する素粒子です。

また重要なのは、人間は物質ではなくエネルギーの波だということを最初に気づいたのは、宗教ではなく科学であるという点です。エネルギーや波動と聞くと、怪しいオカルトと思いがちですが、このいかにも宗教的な内容を言い出したのは科学者です。

そして、思考は確かに現実化します。身近な引き寄せの法則の例でいうと、スバルの車が欲しいと思ったら、スバルの車ばかりに目が行くようになります。日本での市場占有率約3%なので、見かけることは少ないはずにもかかわらず、です。同様に、マイナスなことを考えていると、毎日不幸なことしか起こらなくなります。

万物はエネルギーで構成され、貴方の考えは常にエネルギーに影響を与えています。自分の振動の仕方によって、何のエネルギーを引き寄せるかが決まります。同じ波長で振動するものが、私たちの人生に現れるのです。

もし、理想の自分像があるのなら、そこに毎日焦点を合わせるということをしてください。思考による引き寄せの状態は、自分の理想に向かっているか、そこから離れているかのどちらかしかありません。全ての思考が、どちらかの方向に引き寄せていることを肝に銘じましょう。

病気が治らないのも、夢が実現しないのも、思考が散漫になっているからです。良い方向だけに思考を集中すれば、病気も治ります。大体の人は良い方向に10回考えたとしても、無意識に悪い方向に100回考えています。だから、願いがかなわないのです。

このように、世界の真実は私たちが思っているような姿ではなく、個々人の主観であるということです。貴方が一番考えていることが、将来現実になるのです。

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Photo by Magda Ehlers on Pexels.com

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今回は引き寄せの法則の理論を説明しました。理論が分かりやり方が分かれば、あとは実践するのみです。

人は、意識的に思考しているより、無意識的に思考している方が多いので、意識的に10回いいことを思考しても、無意識で100回悪いことを考えると、悪いことを考える方が多いので負けてしまいます。ですので、無意識にいいことが考えられる状態になると、勝ったも同然なのです。

無意識にいいことを考えられるコツは、本質的には、今あるものに本気で感謝が出来るようになることです。自分は恵まれている、ありがたいと思えるようになることです。

世界を見渡せば、私たちはとても恵まれていることが分かると思います。視野を広く持てるようになることが、自然に感謝出来るようになるためのコツかもしれません。

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『こうして、思考は現実になる』 をご参照ください。

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