習慣化する。完璧主義を手放す。天職を見つける。『ハーバードの人生を変える授業』

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タル・ベン・シャハー 著『ハーバードの人生を変える授業』は、ハーバードで1学期あたり約1400名の学生(ハーバード大学全学生の約2割に相当)が殺到したという、「伝説の授業」が文庫化されたものです。その講義科目は「ポジティブ心理学」。

ポジティブ心理学とは、人間の不幸や傷を癒していくだけではなく、人間をより幸せにするには、より豊かにするにはということに、研究の重点を置いた心理学です。

本書を、次の5つのポイントでご紹介します。

  • 習慣化する
  • 思いやり瞑想をする
  • 完璧主義を手放す
  • 回復する
  • 天職を見つける

習慣化する

「人は物事を繰り返す存在である。従って、優秀さとは行動によって得られるものではない。習慣になっていなければならないのだ。」(by アリストテレス)

その人が繰り返し行っていることが、その人自身をつくります。偉人が偉業を達成するのは、その人にやる気があって才能があるから達成できるのではなく、その人にそれを生み出すための習慣が構築されているからです。

そのため、私たちが良い習慣を身に付けるということは、人生で成功し、幸せになっていくためにとても大切なことだと言えます。

習慣を身に付けるためには、大切なポイントが3つあります。

  1. 確固たる価値観・目的意識があること:こうなりたいという信念、ビジョン、情熱を持つこと。
  2. 決まった行動をすること
  3. 決まった時間にすること

つまり、「確固たる価値観や目的意識をもって」、それを達成するためにどのような行動をする必要があるのかを考え「決めた行動」を、「決まった時間に」するということです。

これを繰り返していくうちに、自然とそれが習慣になっていきます。

英語の「習慣」、Routineは、その語源が「道」、Routeにあります。

同じ「道」を行き続けると、「習慣」になるということですね。

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Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

思いやり瞑想をする

思いやり瞑想とは、床に座って目を閉じて、自分が過去において自分の思いやり、優しさ、愛を相手に与えた時に、その相手がどのような表情をして、どういった感情を味わったのかということを自分の中で想像することです。

それを想像すると、自分の中でじわじわと幸せがにじみだすことを感じることが出来ると思います。自分がやってあげたことによって、相手が幸せになっていくということを想像することによって、自分も幸せになっていきます。

この効果は、自分の幸せと相手の幸せは、相反するものではない、対立するものではないことに気づくことです。

相手を幸せにすることによって、自分も幸せになるのだということを実感することが出来れば、自分の周りにいる人たちをどのように幸せに出来るかを考え、行動を起こしていくことになります。これにより、幸せの連鎖がどんどん広がっていきます。

自分が幸せを生み出す起点になると、周りに人が集まってきます。また、周りから信頼されるようになります。愛や優しさを、周りの人から与えられることになります。

完璧主義を手放す

完璧主義を手放して、最善主義で生きましょう。

完璧主義は失敗が許されません。現実を否定することになります。また、自分が未熟で未完成であることの容認をしません。何かをする時には必ず完璧にしなければいけないし、失敗は許されない、ミスも許されないというように考えます。そのためなかなか行動することが出来ません。行動をしても窮屈になります。

最善主義は、自分が未熟で未完成であること、自分には知らないことがたくさんあることを許容します。行動をすることを選び、時にはミスをすることも失敗することもありますが、そこから学べば良いと考えます。本当の失敗とは、挑戦をしたことに対してミスしたことではなく、失敗したことから学ばないことだと考えます。

完璧主義を追求することによって身動きが取れなくなってしまうのではなく、今ある未熟な自分として最善を尽くせば良いのだと考えましょう。

そうすると、最善を尽くして取り組んでいることの過程も楽しむことが出来ます。たとえ、その挑戦が短期的には失敗に終わったとしても、失敗から学び、次の成功のための土台にすることが出来ると考えれば良いのです。

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Photo by Eva Elijas on Pexels.com

回復する

感情が乱れた時、ネガティブになった時に、平常心を取り戻すため、回復するために”PRP”を実践しましょう。

1.P:許し(Permission)

人間としての自分の未熟を認めるということです。人間は完ぺきではないので、どういう自分であっても、弱点も含め全て受け入れ、容認し、承認してあげるということです。

2.R:再構築(Reconstruction)

状況の再構築を言います。

今の状況が自分の願っている状況ではないために心が乱され、ネガティブになっているのであれば、その状況に対して自分が働きかけることが大切です。

今の状況に対して自分がどのような行動をとった時に状況が改善されていくのか、状況が再構築されていくのかということを考え、行動していきます。

3.P:視点(Perspective)

一歩引いて、俯瞰して物事を見るということです。大局を見る、長期的に見る、多角的に見るということです。

自分の目の前に障害があるとき、自分の視点が大きくなれば、その障害が小さく見えるようになります。

天職を見つける

自分の天職を見つけるために、自分に対して次の3つの質問(MPS質問)をしましょう。

1.M:意義があるか(Meaningful)

自分の人生において、意義があることは何か。

2.P:喜びがあるか(Pleasure)

自分が好きなこと、楽しめること、喜べることは何か。

3.S:強みがあるか(Strength)

自分の強みがある分野は何か。

これらMPSの3つが重なる分野が、自分の仕事におけるスイートスポット、天職と言えます。

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Photo by cottonbro on Pexels.com

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著者は、理解をするために知識を詰め込むのではなく、理解を前提に自分の人生を良い方向に設計していくことが大切だと言います。「生産的知識」を身につけましょうと言います。

生産的知識とは、「単なる知識ではなく、自分たちを取り巻く世界をよく理解して、状況にうまく対処するための知識」です。

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『ハーバードの人生を変える授業』 をご参照ください。

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