相手のプライドを尊重する。『こういう時に人は動く 影響力5つの原理』

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影響力を持つということは、人を動かす力があるということです。影響力を持つと、自分の力を超えて、物事を成し遂げることが出来ます。つまり、影響力の度合いに応じて、成功の度合いも決まっていきます。

ボブ・バーグ 著『こういう時に人は動く 影響力5つの原理』には、その影響力を持つための5つの原理が紹介されています。

この5つをきちんと実践することが出来れば、その人は影響力を増大させていくことが出来ます。本書にある5つの原理を、それぞれ簡単にご紹介します。

  • 自分の感情をコントロールする
  • 信念体系の違いを理解する
  • 相手のプライドを尊重する
  • 適切な雰囲気を作る
  • 共感を示して気配りを心掛ける

自分の感情をコントロールする

人間は感情の生き物ですので、表面的には9割理性的な自分を演じながら、心の中では9割感情的に感じ、考え、行動をしています。

しかし人間は、自分で自分のことを理性的であると思い込んでいます。そしてそれに気づいていません。

つまり人間は、感情的であるのに、理性的であると思い込んでいる自分に、気づいていません。

そして、その感情的な決定に対して、論理的な嘘をつきます。自分が感情的に判断したことに対して、それと辻褄が合うように論理的に嘘をつくということです。これを、「自己正当化」と言います。

人間はそういう生き物であるということをまず認識し、理解しましょう。

その上で、自分の感情をコントロールすることと、自分の感情及び相手の感情を尊重し、配慮することを心掛けましょう。

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Photo by Rostislav Uzunov on Pexels.com

信念体系の違いを理解する

人はそれぞれ、生まれ育った環境が異なります。そのため、人それぞれ、人生観、世界観、価値観等、全て異なります。

しかし人間は、相手も自分と同じような信念体系を持っているはずだと思い込んでいます。私たちは、相手の言動を、自分の主観を通して解釈します。そのため、様々な誤解が生じてしまいます。

相手の信念体系が自分とどう異なるのかということまでを深く理解する必要はないと、著者は言います。

ただ、相手と自分には「異なる信念体系があるのだ」ということを認識し、理解しましょう。

相手のプライドを尊重する

人間は、プライドの生き物です。プライドとは自尊心です。

人を動かすとき、その95%は、相手の自尊心を大切にできるかどうかにかかっていると、著者は言います

それくらい、相手の存在意義、自尊心を大切にしていることを示すことが、人を動かす、影響力を発揮する大前提となります。

どんな状況においても、相手のプライドを傷つけることをしないことです。出来れば、相手を褒めましょう。

相手の自尊心を大切にし、尊重しているということを、自分の言葉や態度でしっかり相手に伝えてあげると、相手は自尊心が保たれて、気分が良くなります。

人は、そうさせてくれる相手に対し、信頼を抱くようになり、お返しがしたくなります。

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Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels.com

適切な雰囲気を作る

例えばお店で何かトラブルが起きた時、クレームをつけたり、大声を出したりする人がいるとしましょう。それは戦闘モードであり、敵対的な関係を築くことになります。

「適切な雰囲気を作る」とは、戦闘モードではなく、より友好的で建設的なモードを作るように心がけるということです。

そのために1番良いのが、笑顔です。

そして、相手の立場に立って物事を考えることです。相手の言い分を理解していることを、相手に伝えることです。

何かトラブルが起きて相手が出てきたその時に、

「相手は自分に対して敵対的な心を持っている」と自分が思うと、結果的に戦闘モードになります。

「相手はきっと、友好的で建設的な解決策を示してくれる」という期待を持つと、自分が相手に対して笑顔で協力的に接することが出来るようになるので、そういう自分を見て、相手も、そのようにポジティブな姿勢に変わっていきます。

つまり、自分の態度が変わると、相手の態度が変わるということです。

相手への期待を勝手にポジティブに思い込むことによって、自分が相手に対して、自然と笑顔でポジティブな態度をとるようになるため、結果的に相手の態度もポジティブに変わるということです。

相手ではなく、自分が変わるために、相手に対してポジティブな期待をしましょうということです。(人生哲学の定番、『7つの習慣』の「インサイド・アウト」の考えと同じ)

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Photo by Kristine Tanne on Pexels.com

共感を示して気配りを心掛ける

相手に対して共感を示すことがとても大切です。

「同情」と「共感」は似ているようですが、異なります。

「共感」は、相手の感情を理解するとともに、相手の問題に対して一緒に解決策を探していくということです。一方で「同情」は、相手の感情を理解するとともに、相手の問題を自分の問題だと思って自分も悩むということです。

つまり、「共感」は建設的な方向に向かいますが、「同情」はネガティブな方向に沈んでいきます。

相手の感情に対して配慮する点では、共感も同情も同じなのですが、その先にある方向性が大きく違います。「共感」の、ポジティブな方向に行きましょう。共感を示し、気配りを心掛けるようにしましょう。

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この5つの原理を実践することは、すなわち自分の人格を磨くことだと思います。

影響力を発揮するとは、自分の人格を磨くということですね。

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Photo by Dana Tentis on Pexels.com

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『こういう時に人は動く 影響力5つの原理』をご参照ください。

また本書の英語版は 、『Adversaries into Allies: Win People Over Without Manipulation or Coercion 』です。非常に評価が高い本です。

本は読むのも良いですし、Audible (オーディブル) で聴くのも良いと思います。

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