最も成功する人はギバー。『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』

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GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』の著者アダム・グラント氏は、全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の史上最年少終身教授でもあり、気鋭の組織心理学者です。

最も成功する人は「ギバー(人に惜しみなく与える人)」であるというのが、本書の結論です。

与える人ほど成功するというと、献身的で人の為に動く人ということをイメージするのではないでしょうか。しかし、周りにいる「 献身的で人の為に動く人」は、貧乏であったり苦労をしている人も多いのではないでしょうか。お人好し、良い人で終わってしまう人です。

与える人がお人好し、良い人で終わらず、成功するには何が必要なのでしょうか。

本書を、次の3つのポイントでご紹介します。

  • 3つのタイプの人
  • 一番得するのもギバー、一番損するのもギバー
  • ギバーが成功するために必要なこと

3つのタイプの人

人は3つのタイプに分けられます。ギバー、テイカー、マッチャーです。

ギバーは見返りを求めずに、まず先に相手に与えようとする人です。

テイカーは奪う人です。ひたすら他人から奪い取ることだけを考えています。全て、自分にとって得かどうかで考えます。自分の有利になる関係にもっていき、相手よりも自分の利益を優先します。テイカーにとって世の中は、食うか食われるかの競争です。テイカーが与える場合は、見返りがある場合だけです。

そしてマッチャーは自分と相手とのギブ&テイクのバランスを同じくらいに保とうとする人です。相手から与えられた分だけお返しして、与える割合ともらう割合のバランスを50%ずつに保とうとします。大抵の人が、このマッチャーです。

基本的には、人はこの3つのタイプに分けられます。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

一番得するのもギバー、一番損するのもギバー

調査によると、エンジニアの世界では最も生産性が低く、効率の悪い人が「ギバー」でした。他の人の仕事を手伝っているせいで、自分の仕事を時間内に終えることが出来なかったのです。

販売員の世界でも、強引に売りつけたりするテイカーの方が、ギバーよりも2.5倍も売上が高いという結果でした。ギバーは強引に売りつけるようなことが出来ないので、売上は伸びませんでした。

他の調査でも、ギバーはテイカーよりも収入が平均で14%も低く、犯罪の被害者になるリスクが2倍も高いというデータがあります。

このように、一番損をしているのは「ギバー」です。一方、一番成果を上げているのも「ギバー」だということが分かっています。

エンジニアで一番生産性が高いのも、学校で一番勉強が出来るのも、一番成功している販売員も、「ギバー」でした。

圧倒的に成功する人と失敗する人はどちらもギバーである一方、テイカーとマッチャーはほどほどの成績にとどまりました。

つまり順位をつけると、1位「ギバー」、2位と3位「テイカー」と「マッチャー」、4位「ギバー」ということです。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

ギバーが成功するために必要なこと

圧倒的に成功する人と失敗する人はどちらもギバーですので、ギバーには成功するギバーと失敗するギバーの2つのタイプがあり、その2つのギバーを分ける何かがあるということです。

ギバーが成功するためには、次の2つの要素が必要です。

1.自己犠牲のGiveをしないこと

グラント氏は、Giveには2種類あると言います。1つ目が自己犠牲のGive、もう一つが他者志向性のGiveです。

損をしているギバーは、自己犠牲のGiveをしています。自己犠牲のGiveとは、相手の利益、相手の得になることばかり考えて、自分が犠牲になるようなGiveをすることです。

例えば、自分の生活が厳しいのにボランティア活動をする人、恋人のために尽くすのに相手から大切にされない人は、自己犠牲のGiveをしている人です。

自己犠牲のGiveは、自分がどんどん苦しくなるのでずっとは続けられません。誰かの為「だけ」に動いている人が成功するのは、空想の物語「だけ」、というのが現実です。

成功しているギバーは、他者志向性のGiveをしている人です。他者志向性のGiveとは、相手の利益、相手の得も考えるのですが、自分の利益もしっかり考えてGiveすることです。つまりWin-Winの考え方が出来るのが、他者志向性のGiveの特徴です。

例えば、部下に仕事を与えてやる気を与える上司、恋人にために尽くし愛される人は、他者志向性のGiveをする人です。

この様な人は、自分も得をし相手も得をする関係を築けるので、長期的に成功しやすいのです。

自分が得するよりも少し、相手がより多く得するようにGiveしている人が、最も成功するギバーです。

なぜなら、他者志向性のGiveをしている人には、たくさんの人がついてくるからです。

2.テイカーとなるべく関わらないようにすること

ギバーは、他者志向性のGiveが身についていないと、テイカーの食い物にされてしまうことがあります。詐欺師に引っかかってしまう人もいます。

そのため、テイカーになるべく関わらないようにする必要があります。

テイカーになるべく関わらないようにするための対策としては、次の2つがあります。

① テイカーの特徴を知ること

テイカーは、自分が得になることを常に考えている人なので、自己中心的であったり、自分の考え等を人に押し付けたり、自分の事ばかり話して相手の話を聞かない等という特徴があります。

また、自分たちと無関係の人、例えば飲食店の店員さん等に対しては対応が悪かったり、悪口を言ったりすることがあります。SNSで、良く見える自分の写真を投稿していたり、SNSの友達がやたらと多い傾向にあるのも、テイカーの特徴です。

このようなテイカーに出会ったら、次の②の行動をとるようにします。

② ギブ&テイクを均等にしていくこと

与えることと、受け取ることのバランスを取るということです。

例えば、仕事をお願いされたら別の仕事をしてもらったり、食事をごちそうしてあげたら別の機会にごちそうしてもらう等です。

テイカーとの関りでは、得も損もしないようにバランスを取ることが大切です。

テイカーとの関りの中では、マッチャーのような行動をすることで、相手から受ける影響を最小限にすることができます。

・・・・・

テイカーに対してはマッチャー的な行動をとり、テイカー以外の人に対しては他者志向性のGiveをする人が、最も成功する人であるということです。

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Photo by Gerd Altmann on Pexels.com

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』 をご参照ください。

英語版は、『Give and Take: A Revolutionary Approach to Success』です。

本は読むのも良いですし、Audible (オーディブル) で聴くのも良いと思います。

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