運のいい人になるための方法。『科学がつきとめた「運のいい人」』

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「運のいい人」とは、どのような人でしょうか。

経済的に豊かな人、好きなことを仕事にしている人、健康で長生きしている人、愛する人とともに幸せに暮らしている人、自由に生きている人等、「運がいい」にも様々あると思います。

中野信子著『科学がつきとめた「運のいい人」』では、科学がつきとめた運の正体、運が良い人になるための方法が紹介されています。

運がいい・悪いというのは、その人が幸運を拾えるタイプなのかそうでないのかの違いでしかない、というのが本書の主張です。では、どうすれば幸運を拾えるタイプの人間になることが出来るのでしょうか。

本書を次の3つのポイントでご紹介します。

  • 運は平等である
  • 運はコントロール出来る
  • 運のいい人になるための4つの方法

運は平等である

運は誰にでもほぼ平等にあるものです。

例えば、コインの表が幸運で裏が不運だとした場合、コイン投げを何万回も長く続ければ続けるほど、表が出る確率と裏が出る確率は50%ずつに近づいていきます。

つまり長期的に見れば、皆に起こっている運の数は同じだということです。

運がいい・悪いというのはその人の物事の捉え方の違いでしかありません。

例えば、風邪をひいて遊びに行けなかった場合、それを不運と捉えるかもしれません。しかし、風邪をひかずに遊びに行った場合は事故に遭っていたかもしれません。

だとしたら、風邪をひいたから事故に遭わずに済み、幸運だったとも考えられます。遊びに行っていないので、実際は事故に遭っていたかどうかは知りえません。

運がいいか悪いかは、自分の捉え方次第で変わるということです。

運が良い人は、物事をプラスに考えられる人であり、逆に運が悪い人は、物事をマイナスに考えてしまう人です。

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Photo by Sora Shimazaki on Pexels.com

運はコントロール出来る

幸運は、私たちに公平に降ってくるものであり、運がいいか悪いかというのは、その目の前の幸運をつかめるかつかめないのかの違いでしかありません。

つまり運とは、コントロールできないものではなく、私たちが主体的に関わることにより変えられるものです。考え方や行動パターンによって作り出せるものです。

幸運をつかむために必要なことは、次の3つです。

  1. 試行回数を増やすこと
  2. チャンスに気づけること
  3. チャンスに飛びつけること
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Photo by Oleg Magni on Pexels.com

運のいい人になるための4つの条件

運が良い人になるためには、次の4つの条件があります。

1.自分で自分を大事にする

自分を大事にするという行動パターンを持っている人の方が運が良い人だと言えます。自分を大事にすると運が良くなる理由は、自分を大事にしている人は、周りの人からも大事に扱ってもらえるからです。

そもそも運の良し悪しには、他人と良い関係を築けているかということが大きくかかわっています。

良い人間関係が築けていることが大事な理由は、良い人間関係からいいチャンスが生まれることがあり、また、人は他人と協力したり競争したりすることで、大きな成果を上げられる、社会的な生き物だからです。

良好な人間関係を築くことにより、セロトニン、オキシトシン、ドーパミン、エンドルフィンといった脳内物質の分泌も促されます。これらの脳内物質は、私たちに脳機能向上、メンタル安定、ストレス軽減、食欲抑制、多幸感、恍惚感等、様々な良い影響を与えてくれます。

繰り返しになりますが、この良い人間関係を持つために大事なことが、自分で自分を大切に扱うことです。

これを心理用語では、「割れ窓理論」と言います。 1枚の割られた窓ガラスをそのままにしていると、さらに割られる窓ガラスが増え、いずれ街全体が荒廃してしまうという理論です。

要するに、既に雑に扱われているものは更に雑に扱われ、既に大事に扱われているものは引き続き大事に扱われやすいというのが、人間の心理だということです。

対人関係でも同じで、自分を大事にしない人は、誰にも大事にされません。

逆に、自分で自分を大事にしている人は、周りの人からも大事に扱ってもらえ良い人間関係を築くことが出来ます。

なお、自分で自分を大事にするとは、例えば以下のようなことです。

  • 自分のことを好きになる
  • 自分に自信を持つ
  • 健康に気をつかう
  • 身なりを整える

2.自分は運が良いと決め込む

自分は運がいいと思っている人と、自分は運が悪いと思っている人とでは、困難に対する捉え方や対処法が変わってきます。

例えば、運が悪いと思っている人は、困難や失敗があると、自分は運が悪いからうまくいかないと、失敗を運のせいにしてしまうことがどうしても出てきてしまいます。

一方運がいいと思っている人は、困難や失敗があると、自分は運がいいのにうまくいかないと捉え、やり方が悪いのか、努力が足りないのか、というところに原因を探しだそうとします。つまり、運がいいと思っている人の方が、改善や努力の余地があるということです。

このように考え方によって困難に対する対処法が違ってくるのですが、長い年月をかけて積み重なっていくと、大きな結果の違いになります。

運がいいと思っている人の方が、何かと成長しやすいし、それが更なる幸運につながりやすいということです。

なお、「運がいい」「ツイてる」と声に出すと、さらに効果的です。頭の中で思っているよりも、声に出して言った方が脳の細胞は活発に働くため、脳に定着しやすくなります。

3.他人との共生を目指す

運は人が運んでくることが多いので、自分さえよければ良いと考えるのではなく、他人とWin-Winの関係になることを目指しましょう。

人は社会を形成し、協力することで繁栄してきた生き物です。群れからはぐれると、猛獣に襲われて命を落とすこともありました。

そのため私たちは、脳の仕組み上、人と競争する時、協力する時、人に感謝する時、人から感謝されるとき等、人と関わりのあった時に高いパフォーマンスを発揮することが出来るようになっています。

「他人に配慮できる人ほど運がいい」(認知的焦点化理論、藤井聡)

まずは家族、そして恋人、友人、クラスメイト、知り合いという具合に、配慮できる範囲を広げていくようにしましょう。

4.目標や夢を明確にする

幸運は、私たちに公平に降ってくるものですが、それをつかむには常に自分の夢や目標を明確にしてアンテナをはっておきながら、実力をつけていくことが必要です。

実力をつけておかなければ、幸運をつかむことが出来ません。

例えば俳優になりたかったとして、何かの縁で映画の出演依頼が来たとします。その時に、演技の練習をしてこなかったら断ることになるでしょう。

この場合、幸運が降ってきたのに掴むことが出来ないということです。意外にもこのようなことは多いのです。

だから日ごろから具体的な目標や夢を設定して、忘れずに努力しておくことが大切です。運をつかみたければ、いつ運が巡ってきてもいいように実力をつけておくのです。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は『科学がつきとめた「運のいい人」』をご参照ください。

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