『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』

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永松 茂久著『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』は、著者である永松氏の原点を、そして彼が大切にしている考え方等を知ることのできる本です。

永松氏は、たこ焼きの行商から商売を始めた方ですが、2016年より東京麻布に拠点を移され、次世代育成スクールである永松塾、出版コンサルティング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開されています。今は、執筆活動に専念されているそうです。

本書は、次の3つの目的をもって書かれた、彼の家族のノンフィクションです。

  1. 読んでくださる読者の方にお母さんの存在の大切さを再確認していただくため
  2. 母・たつみの自由奔放さを通して、今、家事、子育て仕事を頑張っている世の中のお母さんの自己肯定感を上げるため
  3. 喜ばれる人を増やしていくため

本書を、次の6つのポイントでご紹介します。

  • 運は買える
  • 母として決めていた3つのこと
  • 相手の気持ちを考えるということ
  • 事実をポジティブに考える
  • 経営者たちの言葉
  • 喜ばれる人になりなさい

運は買える

永松氏の母が良く言っていたこと、それが運は、買うことが出来るということです。

この世には目に見えないお金があります。そのお金が「徳」です。

その「徳」は、喜ばれることをしたら1個貯まります。人に気づかれないように喜ばれることをしたら、さらにボーナスがついて10倍貯まります。

そして母は、自分の積んだ徳が子供に流れると考え、自分が人から喜ばれる仕事をすることで、あなたたち(永松氏兄弟)に「徳」を流すと、良く言っていたそうです。(著者の母は、夕飯を作らず、よく夜遅くまで仕事をされていたようです)

母として決めていた3つのこと

永松氏の母、たつみさんは、悩める人達に向けていろんなカウンセリングをされていました。仕事や人生、考え方を提案しながら、時にはずっとその人の話を聞いたり、時には厳しく諭したりしながら、多くの人に向き合っていました。

そんな彼女が、子育てに関して決めていたことは次の3つです。

  1. 子供に対する心配をする時間があるなら、それを自分の好きなことをやる時間に変えること。その姿を子供に見せれば、子供は将来そうやって楽しく生きることが出来る人間になる。それを信じること。
  2. 子供がどんな状態であっても、お母さん自身が自分の機嫌は自分でとりながら明るく生きること。
  3. 何があっても子供の味方でい続けること。何があっても子供の未来を信じること。
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Photo by Ksenia Chernaya on Pexels.com

相手の気持ちを考えるということ

永松氏が20年以上経営者として生きてきた中で感じる、成功するために最も大切なことは、「相手の気持ちや痛みを理解する力」を身に付けていることだと言います。

成功するには、相手の立場や気持ちを分かる人にならないといけないのです。

著者が幼い頃、母から幾度となく、「優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること」と言われて育ちました。

著者はこの言葉の中に、大切なことがたくさんある気がしてならないと言います。

事実をポジティブに考える

永松氏が、朝早く起きられないことを母に相談した際、

「あんたはね、生まれた時から夜行性だったのよ。あまりにも夜寝ないからお寺に相談に行ったら『鶏の絵をかいて天井に逆さに貼りなさい』って言われたからしてみたけど、それでも全く夜行性は変わらなかったね。まあそれでも小学校と中学校はちゃんと学校に行けたから、高校はもういいんじゃない?社会に出たら夜働く仕事をすればいいのよ」と言われたそうです。

母は、永松氏が夜行性であることをそのまま受け入れ、全肯定されています。プラス思考というのでしょうか。子供の自己肯定感をつぶさない、柔軟な考え方です。

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Photo by Donald Tong on Pexels.com

経営者たちの言葉

本書では、3人の経営者の言葉が紹介されています。それぞれの言葉の根底には、人に「喜ばれる人になりなさい」というメッセージがあります。

1.オタフクソースの社長

「ソースを広める前に、まずたこ焼き、お好み焼き文化を広めよ」

食文化を普及するというのは、ソースを広めるという本来の会社の使命より1つ上の視点です。たこ焼き屋、お好み焼き屋さんになりたいという人のための無料の研修には、いつも人が溢れていました。

2.銀だこの社長

「どれだけ大きくなっても、たこ焼きの向こうにある物から目を離すな」

たこ焼きを食べる人の笑顔を絶対に忘れないということです。

3.経営者である父

「<我>っていうのは商人の大敵なんだぞ」

商人は売るだけではなく、働いてくれた人たちに給料を払っていかなければいけません。だから利益を出さなければいけません。そのためには、「自分がこうしたい」というこだわりを捨て、お客様が喜ぶものに焦点を合わせなければならないということです。

喜ばれる人になりなさい

人には、3つの大きな心理があります。

  1. 人は皆、自分が一番大切な存在であるということ
  2. 人は誰もが自分を大切にしてほしいし、認めて欲しいと願っているということ
  3. 人は自分のことを理解し、大切にしてくれる人のことを好きになるということ

ビジネスでも、コミュニティーでも、起業でも、自分を幸せにしてくれる人のところに人は集まります。人は幸せに向かって生きているので、当たり前です。

「まずは自分を幸せにしよう」という言葉がありますが、本当は、「まずは人に喜ばれることによって、結果的に自分が幸せになれる」ということではないでしょうか。

なぜなら、「まずは私を幸せにしてください。そうすれば私があなたを幸せにしますから」ということは社会人としては通用しないからです。

喜ばれる人になり、結果として自分が喜べる、それが一つの幸せの形なのではないでしょうか。

なお、喜ばれる人になるということは、嫌な人にしっぽを振ってでもとにかく喜ばれないと自分には価値がないということでは決してありません。「喜ばれる人になる」とは、自分を捨てることでもありません。

これは、人に媚びるということです。

人の眼ばかりを気にして自分を生きていない人は、究極的に人を愛することは出来ません。

喜ばれるとは、自分の声を聞くこと、本来の愛に包まれた自分に気づくこと、自分の人生の指揮権を自分が握ること、自分の人生を生きること、です。

喜ばれる人になると決め、自分を生き始めた時から、全てが愛に変わります。

誰かに喜んでもらいたい、誰かを応援したい、誰かの役に立ちたい、誰かを幸せにしたい、これを永松氏は「For you精神」と呼んでいます。

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Photo by Eva Elijas on Pexels.com

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『出会いとつながりの法則 ~誰も書かなかった新・出会い論~』 をご参照ください。

なお本書は、Kindle Unlimitedに登録すると、無料で読めます。Kindle Unlimitedでは200万冊以上の対象の本が読み放題ですので、読書家にとってはとても嬉しいサービスだと思います。

☆永松氏の本の紹介

波長の法則、運を上げるには。『出会いとつながりの法則』

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