『男性医学の父が教える最強の体調管理―テストステロンがすべてを解決する!』

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「男性医学の父」が教える 最強の体調管理――テストステロンがすべてを解決する!』の著者、熊本 悦明先生は日本メンズヘルス医学会名誉理事長です。現在93歳なのですが、未だ現役で銀座で診療を行い、日本各地、海外で講演を行う等、精力的に活動をされています。

年を取ると何をしても楽しくなくなったり、悩んだり、太ったり、病気になるリスクが増えますが、その原因は、男性ホルモンであるテストステロンが不足しているからだと先生は言います。(先生は70歳の時からずっと、テストステロンを補充されているそうです。)

本書を読むと、テストステロンのすごさを知り、人生を楽しく元気に過ごすことが出来るようになると思います。

本書を次の5つのポイントでご紹介します。

  • 男性の「調子が悪い」の9割はテストステロン不足
  • テストステロンが増えると長生きできる
  • AGAでなければテストステロンを補充してもハゲることはない
  • テストステロンを補充する方法
  • テストステロンを増やす習慣

男性の「調子が悪い」の9割はテストステロン不足

若く、テストステロンがたくさん分泌されている時は、前向きな思考や高い集中力、やる気が出て、性欲も高く、筋肉質になりやすいです。

テストステロンが減少すると、疲れやすくなったり、肥満になったり、不眠の症状が出たり、興味や意欲を喪失したり、集中力が低下したり、性欲が無くなったり、下図のような数々の不快な症状が出ます。

(出所:一般社団法人 日本内分泌学会

最近太っている男性が増えていますが、これもテストステロンが関係しています。

テストステロンは、食事から得たエネルギーを筋肉に変える働きがあります。これによりがっしりとした筋肉質な体型をつくることが出来ますが、テストステロンが低下すると、エネルギーが筋肉ではなく脂肪に変わってしまいます。

その結果、40代、50代で太りやすくなります。テストステロンが低下してきた証拠です。

また、テストステロンが低下した際に特に特徴的な症状が、朝立ちしなくなることです。40代50代で朝立ちしていないとしたら、かなり深刻だと考えて良いでしょう。この症状が出ている場合、テストステロンが低下している可能性が高いと言えます。

下図の通り、テストステロンの量は、20代がピークで、そこから少しずつ下がっていきます。20代の頃に無茶が出来るのは、ある意味テストステロンが多いからだと言えます。

(出所:一般社団法人 日本内分泌学会

このテストステロンを下げる最大の原因は、「ストレス」です。良いストレス解消法があれば良いのですが、それがなければ20代、30代でもストレスでテストステロンが下がり、気力が低下して、憂鬱な気分になります。

テストステロンが増えると長生きできる

日本の男女の平均寿命は下図の通りです。

(出所:厚生労働省

多くの人が知っている通り、基本的には男性は女性より短命ですが、その理由は「血管」です。

ホルモンには男性ホルモンと女性ホルモンがありますが、女性ホルモンであるエストロゲンには強い血管保護作用があります。

男性ホルモンであるテストステロンにも、女性ホルモンほどの効果はありませんが、血管を保護する作用があります。このテストステロンが年齢とともに減少すると、血管が脆くなることで、血管の病気になって亡くなりやすいのです。

テストステロンが減少している場合、血管の病気になるリスクが5倍も上がることが、アメリカの研究で発表されています。

また、男性は女性よりストレスに弱いのですが、ストレスに弱い男性が、社会で強いストレスにさらされることで、若くてもテストステロンが減り、血管がボロボロになることで平均寿命が女性よりも短くなっているとも考えられます。

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Photo by cottonbro on Pexels.com

AGAでなければ、テストステロンを補充してもハゲることはない

テストステロンを補充すると、体毛が濃くなりハゲると思う人もいるかもしれません。

ハゲる原因は、遺伝や食事、ストレス、タバコ、AGAなど様々あります。この中でAGAの人は、テストステロンを補充するとハゲる可能性があります。

AGAとは、男性型脱毛症のことです。この薄毛の原因は、男性ホルモンが関係しています。

男性ホルモンであるテストステロンと、毛根にある5αリダクターゼという酵素が結び付くと「ジヒドロテストステロン」になりますが、この「ジヒドロテストステロン」が毛根を攻撃して薄毛にさせる効果があります。

そのため、AGAの人がテストステロンを補充すると髪が抜ける可能性があります。

なお、テストステロンの値が高いとハゲるというのも間違いです。なぜなら、テストステロンの値が最も高いのは20代男性だからです。20代男性で、ハゲている方は少ないですね。

つまり、AGAでなければテストステロンを補充してもハゲることはないといえます。AGAになるのは、日本人男性の約30%だけです。

テストステロンを補充する方法

テストステロンを補充する前にまず、自分のテストステロンの値を確認した方が良いでしょう。メンズヘルス外来で「血液検査」をすれば、すぐにわかります。

その結果、テストステロンの数値が高ければ、補充する必要はありません。少なければ補充することになります。

その方法は、注射、塗るだけのもの等色々ありますが、良く使われているのは、肌に塗るジェルの処方です。自費診療にはなりますが、皮膚への吸収の良いジェルを塗り込むのが良いです。(医師の処方するものは、大体1万円程度なのだそうです。)

なお、テストステロンの補充には1つ副作用があります。

テストステロンは精巣で作られるのですが、外から何度も補充することにより、精巣が自分でテストステロンを作る作業をサボるようになります。

そのため、まずはテストステロンの数値をチェックして、低ければ補充するということが大切です。

40代、50代になり、テストステロンを自分で作れる数が既に減少していたり、ストレスが大きすぎて塞ぎこんでいる場合は、外からテストステロンを補充してあげると良いです。なお、安全性は高く、アメリカでは多くの男性がテストステロンの補充をしています。

blank cosmetic tube on fresh chestnut leaf
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

テストステロンを増やす習慣

自分の体の中からテストステロンを増やす方法は、次の4つです。

  1. 熱い風呂につかる(体温を上げる):42度のお湯なら10分、40度のお湯なら20分つかる。サウナも良い。
  2. 筋トレ:ダンベル、バーベルを持つ加圧トレーニングを5分から10分すると良い。マラソンなどの長距離を走るスポーツは、テストステロンを下げるので注意。
  3. 肉、ニンニク、タマネギを食べる:肉は赤身が良い。野菜では特にニンニクがお勧め。他にも、ブロッコリー、カブ、ニラ等も良い。
  4. たっぷり睡眠をとる:ストレスがテストステロンを下げるので、その対処法は睡眠が良い。テストステロンが最も分泌されるのは、深夜から明け方にかけての寝ている時。

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女性である私がなぜこの本を手に取ったのかというと、男性の体調管理や、男性の身体ってどうなっているのか?と興味があったからです。

男性が、ここぞという時に発揮する力に、私はよく圧倒されるのですね。

非常にタイトなスケジュールで日々深夜まで契約書の作成・レビューを正確にこなしてくださる弁護士の先生方、その依頼をし、マネジメントしている私の会社の男性社員達、土日祝日もほとんど休まず毎日深夜まですごい集中力で正確な仕事をしている私が今お付き合いしている方・・・。

そういう男性達は、ほぼ全員見た目も筋肉質なのです。きっとテストステロンの量も多いのでしょう。

私はそんなに仕事すると確実に肌荒れします。そしてそんな毎日深夜まで仕事したら、たくさん間違える自信もあります。違うんですよね、元々備わっているものが全然。

一方で、若くして肥満や朝立ちしない、ED等の症状に悩んでいた男性も知っています。原因は、テストステロンの減少にありそうです。

「元気な人たちの後ろにはテストステロンあり」

ということですね!

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は『「男性医学の父」が教える 最強の体調管理――テストステロンがすべてを解決する!』をご参照ください。

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