豊富にすべき六つの力。『幸福なる人生 中村天風「心身統一法」』

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幸福なる人生 中村天風「心身統一法」』の著者である、中村天風氏は、「心身統一法」を説き、多くの著名人から支持され“天風哲学”として広く世間に認められるようになりました。

大谷翔平氏、大貞治氏、松岡修三氏、稲盛和夫氏、斎藤一人氏等、多くのプロスポーツ選手、財界人、著名人により、中村天風氏の書籍が「座右の書」として推薦されるなど、絶大なる影響力を持つ方です。

本書の要旨は、「潜在意識を毎晩書き換え、積極精神の養成をし、クンバハカを信念をもって継続することで、人生の3大不幸である病、貧乏、煩悶から抜け出すことが出来る」ということです。

本書を次の9つのポイントでご紹介します。

  • 人生の三大不幸
  • 豊富にすべき六つの力
  • 実践して貧乏から大富豪になった人
  • 信念を込めて実践する
  • 真心を込めて一心に
  • 鏡を使った信念強化法
  • 積極精神の養成
  • クンバハカ(神経反射の調節)
  • まずは動物性=3、植物性=7の食事から

人生の三大不幸

人生の三大不幸は、病、煩悶、貧乏です。

中でも特に天風氏が嫌いなものは貧乏です。

「無人島で生きてりゃともかくも、通貨というものがある世界に生きている人間には誰しも、自分の人生を豊かに生かすだけの収入ぐらいは得られる力は与えられている。それを知らないからいつまでたっても貧乏。病か、貧乏か、煩悶か。中に念の入った馬鹿になるというと、3つ背負い込んでいるやつがいる。そういうのが多いから、そうあるべきは人生の当然と思ったら大違いよ。」

天風氏は、ロックフェラー三世から当時「25億円支払うからアメリカに来て欲しい」と本気で何度も懇願されたそうで、貧乏とは無縁の人生だったようです。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

豊富にすべき六つの力

豊富にすべき6つの力とは、次の6つです。

  1. 体力:鉄のごとき体力
  2. 胆力:ものに動じない力
  3. 判断力:判断する力
  4. 断行力:困難や反対を押し切って強い態度で実行する力
  5. 精力:性的な力
  6. 能力:「人間が出来ることなら、何でもできる」基本の能力

これら6つの力を豊富にする方法が、「心身統一法」です。これら6つの力が満たされていると、人を助ける、恵んであげる等の気高い行為をすることが出来ます。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

実践して貧乏から大富豪になった人

天風氏から教わった方法を実践して貧乏から大富豪になった人の例として、三島徳七氏がいらっしゃいます。

三島徳七氏は、1957年に世界の学者でもたった3人にしか授与されないソーバー賞(ノーベル賞よりも尊いと言われている賞)を受賞されました。彼はニッケル銅を磁化(マグネタイズ)する技術を発明したのですが、どの飛行機でも採用されている技術であり、その権利金が月6,000万円程入ってくる状態になったそうです。

彼は大学卒業後すぐに天風会の会員になりましたが、天風会に入るまでは、家族の病気がたえず、三島氏も学者として貧乏で悩み苦しんでいたそうです。

信念を込めて実践する

天風氏は、「人間は幸福になれるようにできている。ただ、どんなに効果的な方法を教わったとしても、信念が伴わずに本当の効果を上げ得ないでいる人がいる」と言います。

「『聞いたことを一所懸命にやる気持ち、それを死ぬまで持ち続ける』という誓いを自分の心の中に凛と立てなきゃだめです。」

真心を込めて一心に

豊臣秀吉は、どんな卑しい仕事をさせても、尊い仕事をさせても、同じ気持ちで真心を込めて抜かりなくそつなくこなしていたそうです。それが、織田信長が豊臣秀吉を見込んだ理由です。

この、「真心こめて一心にやる気持ちが大事なのだ」と天風氏は言います。

鏡を使った信念強化法

3秒でできる潜在意識の書き換え法は、「鏡暗示法」です。

「鏡暗示法」とは、次の2つです。

  • 寝る前、鏡に映る自分の眉間を見ながら、「お前信念強くなる」と言います。
  • 起床後、同じく鏡に映る自分の眉間を見ながら、「今日は信念強いぞ」と言います。

この方法は、潜在意識の書き換えに素晴らしい効果を発揮すると言います。

また天風氏は、「積極的な言葉」をつかい「積極精神」を養うために、次の言葉を毎晩毎朝唱えていたそうです。

「今日一日 怒らず 怖れず 悲しまず、正直 親切 愉快に、力と 勇気と 信念とをもって自己の人生に対する責務を果たし、恒に平和と愛とを失わざる立派な人間として生きることを、自分自身の厳かな誓いとする。」

積極精神の養成

積極精神の養成には、次の5つが必要です。

  1. 内省検討:自分の気持ちは今積極的か、消極的かを検査すること
  2. 暗示の分析:人の消極的な言動に左右されないようにすること
  3. 対人精神態度:人と関わるときに、自分の気持ちを積極的な心にするとともに、他人の気持ちも積極的な気持ちになるようにすること
  4. 取り越し苦労厳禁:「このまま行ったら自分はどうなるのだろう」と、くよくよ心配しないようにすること
  5. 正義の実行:どんな時でも、自分の本心・良心に背かないようにすること

自分の仕事に対しても、「本当の尊敬の念」を抱いて、「いい気持ちでベストを尽くすこと」が最も大切です。このような考え方で仕事をすれば、結果はついてきます。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

クンバハカ(神経反射の調節)

天風氏は、「肉体健康の根本条件は、神経生活機能の強健」であると言います。

その条件を満たす方法が、クンバハカ(=最も神聖なる状態)です。やり方は、普段から肛門をキュッと締めた状態を保つということ、これだけです。

また、特に心が乱れたり、怖れが出そうになった時は、①肛門を締めた状態に加え、②肩を落とし、③臍下丹田(へその下)に力を込め、④吸って止め、はいて止める、ということをします。この、息を止めている状態が「クンバハカ」です。

まずは動物性=3、植物性=7の食事から

天風氏は、自分で人体実験した結果、最も健康にする食事は「果物中心」の食事法だということが分かりました。長く健康でいたいなら、肉を食べすぎてはいけません。

中年までは、「野菜:肉=7:3」が良く、年齢が上がるにつれて、「野菜:肉=8:2」、「野菜:肉=9:1」というように、肉の割合を下げていくと良いようです。

なお天風氏は、ほとんど肉は食べなかったようです。

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Photo by Trang Doan on Pexels.com

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『 運命を拓く (講談社文庫) 』 をご参照ください。

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