「ただ個性を出せばいいわけじゃない。個性に愛をのせ、あなただけの豊かな愛を表現すること。それが『私は私』です」
斎藤一人著『私は私』を、次の6つのポイントでご紹介します。
- 貴方だけの場所へ行く
- 魂の成長とは
- 自分らしい愛を出す
- どんな波動になるかを考える
- 愛の先回りをする
- 一人さんが贈る愛のメッセージ
貴方だけの場所へ行く
一人さんは、「貴方だけの場所へ行きなさい」と言います。
神様は、貴方が人の真似ばかりして出来もしないことに苦しむことは望んでいないし、我慢を重ねて苦手なことを無理にさせようともしていません。貴方が好きなことをして、自分も周りも喜ぶ道を進みなさいと言っているのです。
皆がそれぞれ自分も周りも喜ぶ道を進んでいき、地球上の皆が一人残らず自分の場所に落ち着いたとしたら、その時「世界」というパズルが完成して、完璧な天国になるというのです。
貴方にとって自分の好きなこと、その中で周りも喜ぶものは何ですか?
魂の成長とは
魂の成長とは、自分らしい愛を大きくすることです。
そして自分らしい愛とは、貴方の個性を磨くということです。貴方の個性を磨いて、この個性は最高なんだと言えるように、より磨いていくのです。
既に優しく、明るくて気立てが良い人は、それをさらに磨いてください。すると、もっとそれが輝きます。
人と比べず、自分の個性はそのままで、それをもっと磨いて光り輝かせるようにするのです。そんな人を、周りの人は魅力的だと感じます。
一人さんは、彼自身が何十年とみてきた幸せな成功者たちは、もれなく愛に溢れていたと言います。みんなそれぞれに、自分らしい愛を出しているのです。
「その愛に惚れた人たちが支えてくれて、すごい成功を収めているんだよね。ということから言えば、やっぱり愛がなきゃ成功も何もないなぁって一人さんは思うんです。全ては愛から始まる。それが一人さんの考え方です。」

自分らしい愛を出す
「魅力」は、自分らしい愛を出すことで生まれます。そしてその愛は、貴方の個性を磨き上げることで育まれます。
つまり、個性を磨けば磨くほど、深みのある魅力が増してパッと人目を引くような強力な魅力を放つ人になれます。貴方の個性は、貴方にしか出せない、貴方らしい「愛」なのです。
一方で、嫌味が多い、暴力的等といった愛とはかけ離れたような個性は、そのまま放っておかず、愛に変えていきましょう。
また嫌いな人に対しては、「愛を出さないことが愛」です。なぜなら、嫌な相手にも愛を出していると、その相手はいつまでも自分の問題に気づけないからです。自分が周りを不快にさせていることに気が付かずにずっと不快なことをし続けることになるからです。つまり、自分で気づいてもらうために、嫌な人には愛を出さないようにすることが愛なのです。
どんな波動になるかを考える
例えば、貴方にとって大切な人から「お金を貸してほしい」と言われて貸したとします。その場合、自分が気持ちよく出せる金額、返ってこなくてもいいと思える金額しか出さない方が良いのです。
もし「貸したくない」のだったら、最初から貸さないことです。断ると、薄情に感じて気が重いかもしれませんが、嫌なことは断った方が結果的にいい波動になるのです。
何かの判断をする時に、世間の意見ではなく、自分自身が気持ちいいとか、心地いいと感じる判断をすることが大切です。また、自分が気持ちいいと感じる判断をした時、それがたとえ悪い方向に転がってしまった場合でも、気にならないような形にすることが大切です。

愛の先回りをする
「もしあなたが『自分の周りには愛のある人だけにいて欲しい』と思うんだったら、まずは自分からだよねって。相手の出方をみて態度を決めるんじゃなくて、先にもう貴方が『愛で動く』と決めておけばいいんだよ。」
日常のあいさつでも親切でも、「自分から先にしよう」と心掛けていると、気持ちがいいですよね。
一人さんが贈る愛のメッセージ
「貴方は、素晴らしい個性の魂です。その個性に磨きをかけ、自分らしい最高の愛を出してください。貴方の愛に癒される人がいる。貴方の愛で励まされる人がいる。貴方の愛に救われる人がいる。そして、貴方自身も、自分の愛でどこまでも幸せになれるからね。」

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は『私は私』をご参照ください。
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