婚活沼にはまって、婚活が予想以上に長期に及んだり、なかなかうまくいかなくて精神的に参ってしまう方は少なくありません。
しかし、婚活は時間をかけすぎず、理想を追いすぎず、頑張らない方がうまくいくのです。
三島光世著『婚活は「がんばらないほうが」うまくいく 大切なご縁を最速で形にする成婚塾』を、次の8つのポイントでご紹介します。
- 好きな人、気になる人を見つけようとしない
- 一緒に生活できる人を選ぶ
- 初対面で話が盛り上がらなくても大丈夫
- 出会う人数は5人で十分
- 婚活メモを作る
- 自分のことを知る
- 自分で決める
- 最終審判は「ありふれた日常」
目次
好きな人、気になる人を見つけようとしない
好きな人はそんなに簡単に見つかるものではありません。
例えば、中学生の3年間で何人の人を好きになりましたか?好きな人は、何人も出来るものではなく、せいぜい1人か2人くらいというのが普通だと思います。
だから、結婚するために焦って「好きな人」を見つけようと思っても、そう簡単に出会えるものではないのです。
また、好きという気持ちだけで結婚相手を選ぶのは危険です。なぜなら、何かの拍子に恋から目覚めて相手の嫌な部分に目が行くようになると、「この人と結婚するんじゃなかった」と思うことにもなりかねないからです。
だから、結婚を見据えるのであれば「好きな人を見つけよう」と意気込むのはやめた方が良いのです。結婚は、好きな人とするものではありません。
一緒に生活できる人を選ぶ
結婚相手を選ぶ際には、「好き」という感情ではなく、「一緒に生活できる人」という視点を大切にするべきです。
その際、ポイントは次の5つです。
1.仕事への姿勢
結婚後は、共働きが良いのか、専業主婦が良いのか、男性に専業主夫になって欲しいのか、お互いに考え方が合っているか。
2.金銭感覚
何にお金をかけて、何にお金をかけないのかというお金に関する価値観が合っているか。
3.異性との関係
男癖が悪くないか、女癖が悪くないか。
4.家族関係
両親や兄弟姉妹とうまくいっているか。
5.情緒の安定
すぐに怒ったり、泣いたり、気分の浮き沈みがないか。
・・・・・
この5つのポイントを確認すれば、結婚相手を間違える可能性はかなり抑えられると思います。

初対面で話が盛り上がらなくても大丈夫
初対面の男女で、話が盛り上がるということはめったにありません。だから、差し障りのない会話が出来るだけでも大成功です。
なぜなら、男と女では興味を持つものが全く異なるからです。だから、共通の話題で盛り上がるということは、そもそもかなり難しいことなのです。
初対面で普通に話が出来たのであれば、十分合格です。異性と会う時のハードルはこれくらい低くてちょうどいいのです。
出会う人数は5人で十分
結婚相手を探す際、あまりたくさんの異性と会う必要はありません。著者は、5人も会えば十分だと言います。
ある社会心理学者が、6種類のジャムを準備した場合と、24種類のジャムを準備した場合、どちらが売れ行きが良いのかという実験をした結果、6種類のジャムを準備した場合の方が売れ行きが良いことが分かりました。
24種類のジャムを準備した場合、人はより多く集まってきたのですが、試食した人の3%しか購入に至らなかった一方、6種類のジャムを準備した場合は、試食した人の30%が購入しました。ここから分かるのは、「人は選択肢が多すぎると決断力が鈍る」ということです。
これは婚活でも同じことが言えます。たくさんの異性に会うと、その中から1人を選ぶのは難しいのですが、最初から会う人数を絞ってから1人1人とじっくり向き合うと、良いパートナーと一緒になれる可能性が高くなります。

婚活メモを作る
初めて会った時に、以下の基本プロフィールをメモしておきます。
- 相手の名前
- 会った日付
- 年齢
- 職業
- 家族構成
- 趣味
これらの項目を埋められるように会話すると、話題がなくて困ることもなくなります。そして、デートを重ねるごとに以下のメモを追加します。
- 会った日付
- 場所
- 会った時の感想
- 話した内容
- 気づいたこと
メモすることで、デートの内容を振り返り、相手のことをより正確に把握できるようになります。会っている最中は嫌だと感じた分も、後で書き出すときには違った評価になることがあります。メモを取ることによって、相手のことをより良く理解できるようになります。

自分のことを知る
婚活では、自分を知ることも非常に大切です。
自分のことが分かっていないと、相手が自分に合うかどうか到底判断できません。
「自分を知る」、中でも特に、自分の欠点を把握しておくと良いです。なぜなら、自分の短所を認めることで相手に感謝できるようになるからです。
例えば、貴方が車の運転が苦手であれば、相手が車の運転が好きで運転してもらえる場合、とてもありがたいと思うと思います。
相手に感謝の気持ちを持ち続けていれば、結婚生活はきっとうまくいくでしょう。
自分で決める
結婚相手を決めるとき、本当にこの人で良いのか迷うこともあると思います。そんな時でも、周りの意見に左右されず、「自分で決める」というスタンスでいた方が後悔は少なくなるはずです。
そのため、婚活について周りに相談することはあまりお勧めしません。特に親への相談は避けるべきです。なぜなら、親は何歳になっても子供がかわいいものなので、結婚相手を見る際はどうしても冷静に判断できなくなるためです。
どうしても相談したい場合は、婚活経験のある既婚者の先輩に相談するのがお勧めです。自分がこれから経験するであろうことを既に経験している人なので、的確なアドバイスをもらえる可能性が高いからです。
しかし基本的には、婚活のことは誰にも相談せずに自分で決めた方が良いです。

最終審判は「ありふれた日常」
結婚相手を決める最後の決め手は、「特別な日」ではなく「ありふれた日常」で判断するということです。
例えば、「特別な日」に恋人と旅行に行って素敵な思い出を作れたとしても、食事の好みが全く合わないという「日常」である場合、日々少しずつストレスが溜まるかもしれません。
だから結婚相手は、「日常」の過ごし方から決めた方が良いのです。食の好み、生活リズムが合っている等ということが大事です。
また、一緒にいて居心地が良かったり、沈黙していても違和感がなかったりすると、結婚生活でストレスに感じることはほとんどないでしょう。特別な日ではなく、二人で過ごす普段の日常こそが、結婚相手を決める上では大切なのです。

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