未来を考えるための今の話。『ひろゆきのシン・未来予測』①

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「日本の未来は暗い。これは事実です。でも、あなたの未来が暗いとは限らない。これもまた事実です。」

貴方は、日本や世界のこれからについて考えていますか?日本人の規範意識の高さや日本の治安の良さ、ご飯のおいしさ等は、日本での生活のしやすさにつながっており、30年後もそこまで変化していないと考えられます。しかし、どんな国にも問題はあります。日本でも、問題が改善されないまま長期間放置されている状態が続いています。

日本の未来に不安を感じている方、未来について考えたい方々へ、ひろゆき著『ひろゆきのシン・未来予測』を、次の3つのポイントでご紹介します。

  • 「未来を考える」ための今の話
  • テクノロジーの未来
  • 経済の未来

「未来を考える」ための今の話

日本は今後、否応なく縮小していきます。

人口がピークだったのは2008年で、1億2,808万人でした。そこから日本の人口は減り始め、2053年には1億人を割ることが予想されています。40年後には、日本の人口は4分の3以下になるということです。

「先進国が発展した要因の多くは人口の増加によるもので、人口が減ることは社会にとっていいことではない。」(by エマニュエル・トッド)

日本の縮小は避けられませんが、あなた自身が幸せな未来を掴める人になることは出来ます。未来を考えるにはまず、現状をしっかりと把握しておく必要があります。

テクノロジー、経済、仕事、生活、コンテンツの5つの視点で、これらの「今」を把握しましょう。

テクノロジー

テクノロジーの進化は常に一定ではなく、ある時急激に進化します。私たちが生きている現代は、その急激な進化の途中にあります。

近年、テクノロジーの進化により、私たちの生活レベルは格段に上がりました。テクノロジーには世界を変えるポテンシャルがあります。しかし、その中で実際に大きなインパクトを与えるものはごく一部です。私たちは、過剰な夢物語に騙されないことが大切です。

経済

新型コロナウイルスの流行で、世界の国々はどこも財政が悪化しています。しかし、債務残高の膨張は、日本が突出しています。経済大国だった日本の面影はありません。

日本のマーケットは縮小傾向であることに加え、少子高齢化がものすごいスピードで進行しています。これはつまり、稼げる人が減り、養われる人が増えるということです。

経済をまわしていく上で、人口の減少は大きな足かせになります。国が発展していくためには、働いて税金を納める人がたくさん必要なのです。

仕事

コロナ禍によって、ビジネス環境に不安を感じている方も少なくないと思います。

これまでの日本には、国内にそれなりのマーケットが存在していたので、日本人に売れるものを作っていれば良かったわけです。しかし、日本のマーケットは既に縮小しており、大きなマーケットを相手にしようにも、これまで国内向けの事ばかり考えてきたため、海外で喜ばれるものを作ることが出来ません。既にビジネスのやり方が、時代の流れに合わなくなっています。日本のビジネス環境は、今後大きな変化を余儀なくされます。

生活

日本では人口が減っているのに加え、東京に人口が集中していっています。これは、有名企業や有名大学の多くが東京にあるからです。就職などのため、若い人が東京に集まるのは当然です。

そして地方に戻る場合は、今の仕事も、便利な生活も手放すことになります。そのため、一旦東京に来ると、地方に戻ることを選択しづらくなる方も多いです。いくら日本が意図的に一極集中を解消しようとしてもうまくいかないのが現状です。

コンテンツ

ひろゆきさんは、ニコニコ動画の立ち上げや、メディアとの関りを昔から経験されています。そんなひろゆきさんは、「ものを作る時代」から「ものを作ってもらう時代」への移行を感じていると言います。

具体的には、テレビ局や新聞社などのコンテンツメーカーが少しずつ力を失い、YouTubeやネットフリックスなどのコンテンツプラットフォームが勢いを増しているということです。

移り変わりを迎えているコンテンツビジネスは、今後どこへ向かうのか、未来志向をもって日本のコンテンツ戦略を考える必要があります。

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Photo by Markus Spiske on Pexels.com

テクノロジーの未来

テクノロジーには、世界を変えるポテンシャルを秘めたものがあります。しかし、過剰な夢物語に騙されないことが大切です。

その例として、5Gがあります。5Gは、高速、大容量化により通信タイムラグを極めて小さくおさえられ、100個程度の機器やセンサーを同時に接続できるなど、様々なことが可能です。しかし、本当にその利便性の恩恵を受けられる人は今のところ限られています。

なぜなら、現状5Gの情報量を必要とするコンテンツはほとんどなく、また5Gには、電波が届く範囲が短いという欠点があり、基地局をあちこちに立てる必要があります。使用できる場面が限定的すぎて、あまり恩恵を受けられていません。これを知らなければ、5Gの良い面に過剰に反応してしまいます。

一方で、ひろゆきさんは「自動運転」技術は絶対に普及するといいます。そう遠くない未来に、「こんな危険なものを昔は人間が運転していたのか」と振り返る日が来るはずだといいます。高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い、スマホに気を取られてのハンドルミス等、世界中あらゆる場所で交通事故は起き、犠牲者が出ています。自動運転によりこうした危険性が軽減されることは確実です。

実際、既に飛行機は離着陸以外ほとんど自動操縦です。また東京の新橋、豊洲間を運航している「ゆりかもめ」は無人運転です。1995年の開通当初から重大事故は起きていません。つまり、人間よりも自動化した方が安全なのです。

2019年、大手自動車メーカーのテスラは、自動運転を実用化した「ロボタクシー構想」を発表しました。これは、オーナーが車を利用していない時間帯に、その車を自動運転のタクシーとして活用するというものです。これにより、自動車のオーナーは何もしなくても運賃を稼ぐことが出来るようになります。

また、自家用車の稼働率は10%以下と言われており、残りの90%以上はただ駐車場に止まっているだけなので、もし燃費の良い車が開発され、駐車にかかるコストよりも走行コストの方が安くなれば、車をずっと走らせておくという選択も出来るようになります。そうなると、「自動運転」は駐車場が必要なくなる未来も作り出すことが出来るようになるでしょう。

ただし、この技術で日本が開発の先頭を行く可能性は極めて低いと言えます。新しい技術を開発する際には走行データの蓄積による事故の検証が必要ですが、日本では法律の改正がなかなか進まず、実際の道路を実験的に走らせることが出来ません。その遅れが致命的となり、「自動運転技術」が普及しても、日本の自動車メーカーの存在感はほとんどない状況になるでしょう。

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Photo by Sarmad Mughal on Pexels.com

経済の未来

「年金は損をするから払うな」という意見を聞いたことがある方も多いかもしれません。しかしひろゆきさんは、「年金は払っておいた方が将来得をする」と言います。

年金は優秀な金融商品です。もし普通に投資をする場合は、給与から税金を天引きされた残りがその資金となるのですが、年金の場合、給与から年金が差し引かれた後、税金が差し引かれます。つまり、税金の徴収額が少なくなる分、年金の方が得だということです。

また、今の若年世代であっても、支払った分くらいの年金はもらうことが出来ると言います。みずほ総合研究所が出したデータによると、1995年生まれの人が平均寿命まで生きた時、国民年金は支払った分の1.2倍から1.5倍、厚生年金は支払った分の2倍以上受給することが出来るようです。ですので、年金は自分自身で老後予算をすべて作り出せる人以外は、しっかり払っておいた方が良いです。

ただし、年金だけで暮らせるというわけではありません。生活費全てを賄う額にはならないので、足りない部分は自分自身で準備するようにしましょう。

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Photo by Pixabay on Pexels.com

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本書の後半のテーマ、仕事の未来、生活の未来、コンテンツの未来は、後日記載予定です。

本書に興味を持っていただいた方、詳細は『ひろゆきのシン・未来予測』をご参照ください。

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