転職で人生を変えられる。希望のキャリアを実現する。我慢しない。『転職2.0』

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転職とはトレードオフであり、何かを得るには何かを失うもの、だから現状何かしらの不満があっても我慢することが良い、我慢することが仕事だ、と考えていませんか?

このように自分に言い聞かせ日々働いている方々も、「転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、我慢の必要ない望み通りのキャリアを手にすることが出来ます。

終身雇用制度が崩壊し、キャリアの常識が変わった今、転職を自分の市場価値を高める手段として活用し、自分の市場価値を高め、希望のキャリアを一つも我慢することなく手に入れませんか?

これが、村上臣著『転職2.0』の考え方です。本書を、次の9つのポイントでご紹介します。

  • 転職2.0とは
  • 自分の市場価値を高める
  • タグ付けで希少価値を高める
  • 自分の市場価値を知る
  • タグの1点突破はリスクが大きい
  • どうやってタグを増やすのか
  • 転職の仕方
  • 自分のキャリアの軸を決める
  • 転職サイトよりもIR情報

転職2.0とは

終身雇用が崩壊した今、会社が貴方を一生守ってくれるということはありません。さらにそこに労働人口の減少が重なり、会社と個人の立場は逆転しつつあります。つまり、これからのキャリアの決定権は会社ではなく個人に移行しつつあるということです。

個人が自分のキャリアに責任を持つ代わりに、どのように働きたいかという目標を自ら設定し、自分で実現するために動いていく必要のある時代です。

かつての日本の常識のように、何かしら会社に不満があっても我慢して働かなければならないということはありません。我慢したところで、会社は守ってくれません。

自分がどうすれば幸せになれるのかを、個人の責任で考える働き方に移行していく必要があります。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

自分の市場価値を高める

転職する際に最も重要な考え方は、「転職はゴールではなくあくまで手段である」ということです。

これまでの、転職1.0の時代では、1回転職に成功することそのものが目的でしたが、職業人生において、何度も転職を経験するのが当たり前になるこれからの時代は、転職の目的が転職であってはなりません。

転職の目的は、自分株式会社の時価総額の最大化です。その市場価値を高めるために転職をするという考え方をするのです。

タグ付けで希少価値を高める

市場価値を高めることが目的の転職2.0において、タグとは以下の5つです。

  • ポジション:エンジニア、Webマーケター等
  • スキル:英語、マーケティングスキル等
  • 業種:IT、金融、コンサルティング等
  • 経験:マネージャー、海外駐在等
  • コンピテンシー:誠実性、チームワーク等

なおコンピテンシーとは、ハイパフォーマーに共通してみられる行動特性を言います。

市場価値を構成するタグは、この5つに分類されます。そして使用価値や希少価値は、このタグの掛け合わせで考えていきます。

タグの数に限りはなく、基本的にはたくさんあるに越したことはありません。自分にはどんなタグがあるのか、自己理解することから始めましょう。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

自分の市場価値を知る

自分の手持ちのタグが分かったら、それにどれだけの市場価値があるのかを調べます。

求人マーケットは需要と供給のバランスで成立していますので、自分の手持ちのタグにどれだけの需要があるかを知るには、実際に求人マーケットで検索してみるのがお勧めです。

検索してヒットすれば需要があると推測できることになります。自分の市場価値を知るためにも、転職サイトに登録してみましょう。転職スカウトからどれだけスカウトメールが来るかというのも、需要を推測する1つの目安になります。

タグの1点突破はリスクが大きい

タグは、掛け合わせが重要です。

タグの一点突破はリスクが大きすぎるためです。なぜなら、そのタグが数年後に無価値になる可能性もあるし、そもそも一点突破で上位に入るのは難しいからです。

昔は有用だったスキルが、今では廃れているという事例は多くあります。しかし、どのスキルが廃れるのかという予想は難しく、これからも数多くそのような事例は発生していきます。

そのため、同じ会社で同じような仕事をずっと続けていくという積み上げ型のキャリアは、1つのタグをひたすら強化するようなものであり、リスクが大きすぎます。だから、転職をしてタグを増やし、自分の市場価値を高めるのです。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

どうやってタグを増やすのか

タグの増やし方は2つあります。

  1. 今の会社で新しいタグにつながる仕事をする
  2. 新しいタグが手に入る仕事に転職をする

1は、ある程度大きな会社であれば、様々な事業があるため新しいタグが手に入る余地はあると思いますが、ほとんどの場合は2で、転職により新しい価値のあるタグを得ることの方が手っ取り早いと思います。

希望のタグが手に入る部署に異動するまでの数年を無駄にするくらいなら、さっさと転職してタグを増やした方が、市場価値は高まります。

転職の仕方

自分の市場価値を上げるための転職の基本は、同じ業界だけど別のポジションか、別業界だけど同じポジションにするということです。

業界とポジションの両方を一気に変えるのではなく、片方は自分のタグから選択するということです。なぜなら、転職をすると、ただでさえ多いな変化を経験し、覚えることも多く、最初は非常に苦しい思いもするし、キャリア採用のため、早期に成果を上げることも求められます。

一度の転職ではなく今後の転職も見据えると、転職した後に成果を出すことは必須になるため、どちらか一方は、自分の持っているタグから選択するのが良いということです。

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Photo by Alexander Mils on Pexels.com

自分のキャリアの軸を決める

どの業界のどの会社に転職をしようか考えるとき、何を判断軸にして決めるのか、明確にしておきましょう。そのためには、自分が仕事をする時に重視する項目を3つ挙げます。そしてその3つを1つに絞り込みます。

1つに絞り込めれば、それが現時点での自分のキャリアの軸ということになり、軸が固定できれば方向性は見えてきます。そして、自分が最も重視する項目を一番簡単に実現できる業界、会社を考えます。

なお、何をキャリアの主軸とするかは、ライフステージによっても変化するので、定期的に見直すことも重要です。

転職サイトよりもIR情報

転職サイトや会社のホームページは全てプロモーションなので、会社にとって有利な情報しか載っていません。

一方、有価証券報告書やIR情報をみると、本当の情報が見えます。業界トップの会社の有価証券報告書を読めば、その業界が伸びているのか、今後どうなるのかが分かりますし、転職候補の会社の実態も分かります。

有価証券報告書には、自社が抱えるリスクも丁寧に記載する必要があるため、これらの情報にきちんと目を通して転職先を見極めましょう。

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Photo by PhotoMIX Company on Pexels.com

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私事ですが、私の場合、これまで4回転職し、現在5社目で働いています。

今でこそ、仕事が好き、仕事が生きがいだといえる私ですが、最初は決して仕事に前向きな人ではありませんでした。とにかく難しいことや厄介なことから逃げたい、やりたくない、普通に食べるのに困らない生活が出来ればいいと考えるような人でした。自分に自信がなく、仕事はただ生活をするお金を稼ぐためにするものだと思っていました。

転機となったのは、2社目に入ったベンチャー企業です。なぜならそこで、どん底まで落ちたから。「普通に食べるのに困らない生活」が、私1人では実現するのが難しい状態になったからです。そして、その状態を本気で変えたかったからです。

2社目は私の子育て期に重なります。ワンオペ育児をしながら仕事をすることは想像以上に大変で、まともに出勤すらできなかったことから最低評価をとり、年収も25歳で1社目をやめた時の半分以下にまで下がるということを経験しました。職業も、営業を希望して入社したのに、妊娠したことをきっかけに営業を外れ、「海外」の「会計」関係の仕事をする部署に異動になりました。

実は1社目でも同じことがあったんです。1年目は営業だったのに、会計で不祥事が発覚したことから増員の要員として2年目に財務経理部に異動になり、「海外」の「会計」関係の仕事をすることになりました。2回同じことが繰り返されたんです。

私はきっと「英語」と「会計」から逃れられないのだな、この2つの「タグ」を伸ばすべく頑張るしかないのだなと思いました。だから、米国公認会計士の資格をとりました。

私は、日系金融、ITベンチャー、外資系プロフェッショナルファーム、外資系金融という、業種も雰囲気もバラバラな様々なところで働いてきました。全て「英語」と「会計」を軸にした転職ですが、業界等に一貫性がないのは、どの規模のどのような雰囲気の場所が、そして「英語」と「会計」をどのように使うことが、一番自分にフィットするのかということを探していたからです。

何度も転職し、何度もキャリアを軌道修正してきた私は今、好きで得意な仕事をしています。仕事が好きで、仕事が生きがいの一つです。仕事を通して、これからも、出来ることを出来る限りしていきたいと思っています。

そんな私は、「転職は人生を変えるきっかけになるものだ」と思っています。たとえその時失敗したと思っても、後から振り返った時に、失敗を肯定できるように生きればいいんです。我慢をやめて勇気をもって動いてみると、後悔のない人生を送れるかもしれません。

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『転職2.0』 をご参照ください。

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