インパクトが大きく、学びも多い仕事をする。『がんばらない働き方』

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ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方』の著者、ピョートル・フェリクス・グジバチさんは、Google社員の働き方を改革された、働き方改革のエキスパートです。(参考:ピョートル・フェリクス・グジバチ著『Google流 疲れない働き方』)

ピョートルさんは、日本人と仕事をする中で、しばしば「頑張ります」という言葉を聞き、日本人の働き方に疑問を持ちました。それは、目的やアウトプット、優先順位をないがしろにし、「頑張ります」の一言で片付けようとする文化です。

確かに、日本人と外国人の働き方の違い、スピード感の違いは、外資系の会社で働いたことのある私も痛感しています。ある外資系の会社は、優先順位が低いことには全く手を付けません。後回しにするのではなく、最初からやらないのです。仕事の目的やアウトプットが不明確な仕事も、後回しにしたり、手を付けません。

一方で、日系企業は無駄な仕事が多い傾向にあります。「やらなくていい」と思う仕事が多いです。だから、「頑張っている」のに仕事が前に進んでいかないのです。

本書の中でピョートルさんは、「無駄をなくし、よりインパクトのある仕事をしよう」と伝えています。本書を次の3つのポイントでご紹介します。

  • インパクトが大きく、学びも多い仕事をする
  • エネルギーのマネジメント
  • プロトタイピング

インパクトが大きく、学びも多い仕事をする

下図の①は、インパクトが大きく、学びも多い仕事、②は、インパクトが大きいが、学びは少ない仕事、③は、インパクトは小さいが、学びが多い仕事、④は、インパクトも学びも小さい仕事です。

極力④を減らし、そこで節約できた時間で①を増やしていくというイメージをもって、仕事をするということです。

ピョートルさんが実際この様に④を捨てて①を増やしていった結果、1時間当たりの報酬が60倍にもなったそうです。

macro photography of water drop formation
Photo by JAMAL YAHYA on Pexels.com

エネルギーのマネジメント

人には体内時計があり、1日のうちに体温が2度変わったり、ホルモンの分泌量も時間によって変わります。また、昨日は元気だったのに今日は朝からつかれているということもあると思います。そんな時に、「エネルギーのマネジメント」をすることをピョートルさんは勧めています。

エネルギーのマネジメントとは、疲れている時には単純作業を、元気な時には集中力を必要とされる仕事をするということです。

単純作業とは、メールチェック、何か整理をするとか、いつもやっていて、あまり頭を使わない作業の事を言います。先ほどの図でいうと④がこの単純作業に当てはまるかもしれません。

逆に、集中力が必要な仕事とは、プレゼンテーションの資料作成、自分が仕切る打ち合わせ等、頭を使う仕事のことです。先ほどの図でいうと①がこの仕事に当てはまるでしょう。

ピョートルさんは、本当に疲れた時には思い切って休暇を取ることも勧めています。実際ピョートルさんは、彼のお兄さんが亡くなった時、メンタルが不調になったので徹底的に休んでリフレッシュしたそうです。

疲れた時には瞑想することもお勧めです。3分間、呼吸だけに意識を集中し、他のことを一切考えないことで、その後の仕事の効率を格段に上げることが出来ます。(※瞑想のやり方は諸説あると思うので、自分にあった方法で行うのが良いと思います。)

プロトタイピング

プロトタイプとは試作という意味ですが、ピョートルさんは、あらゆる仕事はまずプロトタイプを作成して、それをもとに方向性を確認するようアドバイスしています。

例えば上司が1,2ページ程度の簡単な資料を作って欲しいと思っていたときに、部下から「頼まれたプレゼン資料を作っておきました」といって30ページもの資料、しかも徹夜してまで作成されたものを手渡された時、どう思うか考えてみてください。きっと上司は、その部下を、仕事が出来る人だとは思わないでしょう。

相手の期待を確認せず、作業を開始してしまったことで無駄な仕事となることは多々あると思います。そんな不幸を防ぐため、どんな資料をどんなレベルで作れば良いのか、またいきなり100点の資料を作ろうとはせず、30点くらいの時点で上司に方向性を聞く等、ちょっとしたコミュニケーションがあることで、結果的に素早くクオリティの高い資料が出来ます。

white diagram paper under pliers
Photo by Senne Hoekman on Pexels.com

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~「頑張ります」という働き方の違和感~

私が今いる日系の会社は真面目な方が多いので、どんなにふわっとした良く分からない仕事でも、皆「頑張って」なんとか対応します。

会社の色々なオペレーション上の問題を解決できるようなシステムを作ろうというプロジェクトがずっと前からあるのですが、人手をかけ、何年も時間をかけ、何億円もかけている割に、それを統括しコントロールするはずの部署が、現場を知らず、システムも自前では作れず外注しているただの「導管体」というか「伝書鳩」なので、結局現時点でも、どこにもたどり着いていません。

「〇年かけて、こんなのが出来ました。」

「それで、それを何に使うの??」「それを使って何が出来るの??」という感じです^^;

何年もかけて何をやりたいのだろうと思いますね、傍から見ていると。その「伝書鳩」部署からは結構頻繁に依頼があり、現場の私たちもそれなりに真面目なので、「ふわっとしすぎていて良く分からないけど、まぁこんなもんかな?」と何とか対応するわけです。でも、依頼がふわっとしているので、ふわっとしか答えられず、どこにも行きついていません。きっとこのまま進めても、ただ時間と費用が掛かり続けるだけだと思います。なぜなら、目的を見失っているから。

うちの会社は、それを許してくれる寛容な文化です。外資、ベンチャー含め、大小問わず色々な業界で何社も見てきた私からすると、非常に特異にうつります。

世の中にはブラック企業も多くある中、私が今いる会社のような会社もあります。目的を見失ったことを無駄にやり続ける「余裕」があり、責任を問うている様子もない、ある意味恵まれた環境とも言えますが、この浮世離れした環境が当たり前になって胡坐をかきはじめたら、ダメになるなと思うのです。

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本書に興味を持っていただいた方、詳細は『ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方』をご参照ください。

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