お金持ちになるための思考法を、『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 』を参考に、ご紹介します。
少数派の道を選ぶ
「ずっとずっと昔、森の中で道が2つに分かれていた。そして私は人があまり通っていない方の道を選んだ。それによってどれだけ大きな違いが出来たことか。」(by ロバート・フロスト)
少数派の道を選んだことで、後に大きな得が出来たということです。
人生は選択の連続であり、人は誰でも他の人と違うことをするのが不安です。だから私たちは、1人でいることでさえ不安に感じます。
皆と同じテレビを見、同じように就活をし、同じようにサラリーマンになるのが多数派の道です。皆と同じ「安定」の道、大企業への就職や公務員になることを望みます。しかし、それでは成功は出来ません。なぜなら、たくさんあるものは価値が下がるからです。
大多数の人が選ぶ道を選べば、同じような経験をした同じような人間になります。希少価値など生まれません。
だから、少数派の道を選ぶのです。不安や恐怖を感じるかもしれません。しかし、少数派の道を選んだことで、後々の人生に大きな違いが生まれます。

恐怖と強欲に支配されない
多くの人は、恐怖と強欲によって動いています。
ほとんどの人は、お金が無くなるのが怖いから働き、給料を受け取ると商品を買い、もっとお金があればもっと買える、家が欲しい、高級車が欲しい、時計が欲しい等と、欲に突き動かされて生きています。その結果ほとんどの人は、朝起きて仕事に行き、お金を支払うということを繰り返します。
これがいわゆる「ラットレース」というもので、風車の中をまわるネズミのように、走り続けても全く前に進めない状態に陥っています。ほとんどの人は、「強欲」によって「ラットレース」に参加させられているのです。
もっと良いもの、もっと綺麗なもの、もっと楽しいことを追求するのは自然なことです。しかし、お金がもたらしてくれる喜び、例えば新しい時計を買う等の喜びは長続きしないので、さらにまた新しいものを買ってしまいます。このように欲に突き動かされて商品を買い続けていると、働いてもお金は貯まりません。
また、ほとんどの人はお金が無くなるのが怖いから働きますが、どれだけお金を稼いでも、お金を失う恐怖から逃れることは出来ません。むしろお金があればあるほど、お金を失う恐怖を覚えるものです。
恐怖と強欲に支配されると、目の前のことしか見えなくなってきます。例えば、リボ払いで欲しいものを買う人も、ハイリスクなギャンブルをする人も、目の前のことしか見えていません。頭ではなく感情だけで動いてしまっているからです。
感情ではなく頭で考えるのです。目の前ではなく先を見据えて決断しましょう。

広く浅く勉強し続ける
収入の考え方は、基本的に下図の4つしかありません。従業員、自営業・社長、ビジネスオーナー、そして投資家です。

1つの物事を深く極めている人は、確かにかっこいいし憧れます。しかしそのような専門家は、上図の「従業員」や「自営業・社長」に入ります。専門家では、本当の意味でお金持ちになることは出来ません。なぜなら、自分が関わらないとビジネスがまわらないからです。
もしお金持ちのビジネスオーナーになりたいのであれば、1つの分野の理解度は5~8割程度でも良いでしょう。会社の社長が、何から何まで1番詳しい必要はありません。その代わり、色々な学問を広く学ぶ必要があります。経営学、マーケティング、会計、心理学等々、あらゆるものを広く浅く学んでおかなければなりません。
また、勉強はし続ける必要があります。なぜなら時代の流れが速いからです。何を学ぶのかはその時代によって大きく変わりますが、今の時代、私たちが想像できないほど速く変化しています。このような時代で生きのびるためには、常に学び続けなければいけません。
頭の良さより度胸が大切
何かを成すとき、別にその物事に詳しい必要はありません。先ほど述べた通り、「広く浅く」学べばよく、専門的な知識の不足は成功の妨げになりません。
それよりも、自信のなさが私たちの足を引っ張ることが分かっています。現実は、頭が良い人よりも、度胸のある人が成功します。
専門的な知識が必要なこともありますが、それよりも度胸が必要です。だからあえて大胆になること、度胸を持って行動してみることが大切です。自分と成功している人との違いは、知識や頭の良さではなく、度胸があるかないかなのです。

思考が現実になる
妄想でも想像でも良いので、自分はお金持ちになれる、自由な時間を手にすることが出来る、自分は出来るのだと思っていないと、絶対にお金持ちになることはできません。
出来ない人は、やる前から諦めています。自分はダメな人間だと、自分自身に烙印を押しています。それは思い込みなのですが、その思い込みがそのまま人生を作ります。
頭の中の考え、思考がその人の人生を作ります。

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参考文献は、『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 』です。
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