
Life Full of Happinessとは何か
人は、お金を稼ぐために働き、学び、恋愛をする。そして結婚し、子どもを育てる。
でも、これらは本来すべて幸福になるための手段であり、目的ではない。
そう考えると、少し不思議ではないだろうか。
私たちは日々忙しく生きているのに、「自分は本当に幸せなのだろうか」と立ち止まって考える機会は意外と少ない。
現実には、手段が目的になってしまうことも多い。
昇進すること。
年収を上げること。
結婚すること。
子どもを持つこと。
もちろん、それらは素晴らしいことだと思う。
ただ、それらを手に入れたからといって、必ずしも幸福になれるとは限らない。
人生で本当に大切なのは、「何を手に入れたか」ではなく、「その結果として幸せに生きられているか」なのではないだろうか。
なぜ幸せな人が少ないのか
私は金融機関で働いているため、経済的に成功した人や社会的に高い評価を得ている人と接する機会が多い。
十分な収入があり、立派な経歴を持ち、周囲から羨ましがられるような人も少なくない。
でも、そのような人たちが皆、自分の人生に満足しているかというと、必ずしもそうではない。
仕事のストレスに苦しむ人もいる。
家族関係に悩む人もいる。
孤独を抱えている人もいる。
一方で、決して裕福とは言えなくても、毎日を穏やかに、楽しそうに過ごしている人もいる。
そんな光景を見ていると、「幸せとは何だろう」と考えさせられる。
もちろん、お金は重要だと思う。
お金がなければ生活は不安定になるし、人生の選択肢も狭まってしまう。
だから私は、「お金はなくても幸せになれる」という考え方にはあまり賛成できない。
ただ、お金だけで幸福になれないこともまた事実だ。
では、なぜ私たちは幸福を手に入れることが難しいのだろうか。
私は、その理由の一つは、多くの人が自分自身の価値観ではなく、他人や社会が作った価値観に従って生きているからではないかと思う。
良い大学に入るべき。
有名企業に勤めるべき。
結婚するべき。
離婚してはいけない。
年収はいくら以上あるべき。
私たちは知らず知らずのうちに、たくさんの「〜するべき」に囲まれて生きている。
もちろん、それらが間違っていると言いたいわけではない。
ただ、本来の幸福は人によって違うはずだ。
それにもかかわらず、多くの人が「世間の正解」を追い求めてしまう。
そして気づいたときには、自分が本当に望んでいた人生や、自分にとっての幸せがわからなくなっている。
幸福について考えるとき、本当に大切なのは、「世間的に成功しているか」ではなく、「自分が幸せだと感じられるか」なのではないだろうか。
幸福とは何か
幸福について考える中で、私が最も共感した考え方の一つが、橘玲氏の『幸福の資本論』である。
この本では、人の幸福を金融資本、人的資本、社会資本の三つの資本で説明している。
金融資本とは、お金や資産などの経済的基盤を指す。
人的資本とは、知識、スキル、経験、健康など、自分自身の価値である。
社会資本とは、家族、友人、パートナー、コミュニティなど、人とのつながりである。
幸福について語るとき、お金だけに注目する人もいれば、人間関係だけに注目する人もいる。でも現実には、そのどちらか一方だけで幸福になることは難しい。
お金があっても孤独であれば苦しい。
人間関係に恵まれていても生活が不安定であれば不安が残る。
能力や知識がなければ、自分らしく生きることも難しい。
幸福とは、一つの要素で決まるものではなく、複数の要素のバランスによって成り立つものなのだと思う。
『幸福の資本論』との出会い
私自身、人生の中で順調な時期ばかりだったわけではない。
離婚を経験し、シングルマザーとして子どもを育てながら働いてきた。
その過程で、お金の大切さも、人とのつながりの大切さも、学び続けることの大切さも実感した。
振り返ってみると、自分が前に進めたのは三つの資本を少しずつ積み上げてきたからだと思う。
勉強を続け、資格を取得し、人的資本を高めた。
働き続けることで金融資本を築いた。
家族や友人、周囲の人々との関係に支えられ、社会資本にも恵まれた。
もちろん、まだ理想には程遠い。
しかし、人生の満足度は何か一つを手に入れたから高まったのではなく、それぞれを少しずつ積み重ねてきた結果として高まったように感じている。
だからこそ、この考え方を恋愛や結婚にも応用できるのではないかと考えるようになった。
婚活と幸福の関係
婚活では、「どんな相手を選ぶべきか」が話題になることが多い。
年収はいくらか。
学歴はどうか。
容姿はどうか。
価値観は合うか。
もちろん、相手選びは重要。
でもそれ以上に重要なのは、自分自身がどのような人生を生きているかだと思う。
『幸福の資本論』の視点で考えると、婚活とは金融資本・人的資本・社会資本が反映されやすい場である。
経済的に自立している人は魅力的に映る。
仕事や趣味に打ち込み、自分の人生を楽しんでいる人は魅力的に映る。
家族や友人との良好な関係を築いている人は魅力的に映る。
つまり、多くの場合、幸福度の高い人ほど魅力的なのである。
婚活がうまくいかないとき、人は相手に原因を求めがちである。
しかし、本当に変えられるのは自分自身だけだ。
相手探しにばかり集中するのではなく、自分自身の人生を豊かにする。
金融資本を整える。
人的資本を高める。
社会資本を育てる。
その結果として魅力が高まり、良い出会いにつながる。
私はそのように考えている。
おわりに
Life Full of Happinessは、「幸せいっぱいの人生」を目指すための場所である。
幸福の形は人それぞれ異なる。
だからこそ、誰かの正解ではなく、自分自身にとっての幸福を見つけることが大切なのだと思う。
恋愛も、結婚も、お金も、キャリアも、そのための手段に過ぎない。
私自身も、まだその答えを探している途中である。
このサイトが、自分にとって本当に大切なものは何かを考えるきっかけになれば嬉しい。
