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close up shot of a yellow canary

暗号通貨の暴落は「炭鉱のカナリア」か(Fortune、2022年12月10日)

目次

  • 1 Column
  • 2 本日のオマケ
    • 2.1 私の投資方針
    • 2.2 投資方針の根拠
    • 2.3 関連

Column

暗号通貨投資家は昨年11月以来、合計で2兆ドルを失っており、現在進行中の「暗号通貨の冬」の犠牲者のリストは増え続けています。

先月、世界第2位の暗号通貨取引所であるFTXが破綻し、元CEOが「ねずみ講」を運営していたとの非難を受けましたが、元CEOはこれを否定しており、事態はさらに悪化しています。現在、ケンブリッジ大学クイーンズカレッジの学長であるMohamed El-Erian氏は、暗号通貨分野で見られるリスク管理の欠如は、より広い経済的影響を持つ「炭鉱のカナリア(何らかの危険が迫っていることを知らせてくれる前兆)」かもしれないと警告しています。

「暗号通貨に見られるような無責任なリスクテイクが他の場所でも行われていたとしたらどうか。そして、その中で暗号通貨がたまたまそれらのケースの中で構造的に最も脆弱だったとしたらどうか。」

(Mohamed El-Erian氏)

El-Erian氏は、暗号通貨の暗黒時代はまだ金融システムや広範な経済に対する「構造的」なリスクにはならないと考えていますが、英国債市場崩壊寸前の状況やスリランカなどの新興市場の債務危機など、いたるところに苦境の兆しがあると述べています。

「私が心配しているのは、彼らが単なるカナリアであるということだ。これらは小さな火だが、ここでのリスクは、これらの小さな火が広がり始め、より大きなものになり始めるということだ」

(Mohamed El-Erian氏)

El-Erian氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロに近い金利を設定し、厳しい経済状況下で市場を支援する姿勢を示したことが、一部の投資家に「市場は上昇するのみという考え」を与え、攻撃的で危険なリスク選好を生み出したと主張しました。

かつてPimcoのCEOを務めたエコノミストは、2008年の大金融危機の後、「銀行システムは厳しく規制されたが、金融システム全体のリスクはそのまま消滅したわけではない」と述べました。「リスクは銀行からノンバンクに移行しただけなのだ。ノンバンクは、規制当局の理解も、規制も、監督も不十分だ」と彼は言います。

国際決済銀行は今月初め、年金基金やその他のノンバンクが、規制当局から本質的に「隠されている」約25兆ドルの負債を抱えていると警告しました。(参考:Dollar debt in FX swaps and forwards: huge, missing and growing (bis.org))

「このオフバランスの(貸借対照表に反映されていない)ドル債務は、標準的な債務統計では見落とされているため、政策上の特別な課題となっている」

(BIS研究者より)

したがって、危機の際には、金融システムにおける短期ドルの円滑な流れを回復するための政策は、霧の中(不明)です。

El-Erianは、ノンバンクの無謀な行動によって引き起こされる「金融事故」が「実体経済に波及する」ことを最も恐れているといいます。

「私たちは、2008年に銀行システムにおいて、その世界がどれほど悪くなりうるかを見た。そこまではひどくならないと思っているが、高成長、持続的成長、包括的成長にとって、またひとつ逆風が吹いていることを心配している。私たちは、高く、耐久性があり、包括的な成長を切実に必要としている。」

(Mohamed El-Erian氏)

参考:Top economist Mohamed El-Erian says crypto is a canary in the coal mine for an era of ‘irresponsible risk taking’—and the fallout could lead to ‘financial accidents’ | Fortune

本日のオマケ

私の投資方針

1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。
2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない
3.レバレッジ、信用取引等はしない
4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う
5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる
6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する

投資方針の根拠

1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』
 ・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する
2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』
 ・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め
3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』
 ・基本的に売らない
4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』
 ・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる
5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』
 ・素晴らしい会社を適正な価格で買う

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<当ブログについて>

・Money Literacyとは、自分のお金のことを自分で判断できる力をいいます。

・Money Literacyを身に付けるべく、投資にまつわる様々な最新情報、お金に関する本やデータの紹介、会計税金周りの情報、役に立つ知識について、日々更新してまいります。

<当ブログ執筆者のプロフィール>

・日系・外資系、ベンチャー・大手・政府系、監査法人、多種多様な会社での勤務経験があります。現在5社目、5社中3社が金融機関です。

・投資経験15年以上、現在は個別株式及びインデックス投資信託の積立のみ継続中。

・米国公認会計士ライセンスホルダー、税理士2科目合格(簿記、財務諸表)。

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