思考を向けたものは、引き寄せられる。『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』

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なぜ、病気になるのか。なぜ、お金持ちになれないのか。なぜ、人生が思うようにならないのか。それは、ゲームのルールを知らないからです。

引き寄せの法則を知ることは、この世界のゲームのルールを知ることです。ゲームのルールを知らずにプレイすると、負けます。引き寄せの法則を知ることで、富、健康、自由、自分らしさ、幸福など、あらゆる成功を手にすることが出来る宇宙法則を知ることが出来ます。

エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス著『新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』を、次の6つのポイントでご紹介します。

「引き寄せの法則」とは?

引き寄せの法則とは、それ自身に似たものを引き寄せるということです。「類は友を呼ぶ」ということです。病気の事ばかり話しているとそのうち病気になります。成功の事ばかり話している人はそのうち成功します。どんなことでも、いきなり現れることはありません。貴方がそれを、その全てを引き寄せているのです。例外はありません。

貴方の思考には、引き寄せの法則が常に働いています。過去の何かを思い出していても、今何か観察していても、未来の何かを想像していても、今貴方が焦点を定めた思考は、貴方の中にある波動を引き起こします。そして常に、その波動に対して引き寄せの法則が働きます。

望まないことに思考を集中させてしまうと、望まない結果を引き寄せてしまいます。これがゲームのルールです。仏陀やキリストは、このゲームのルールを理解した人たちです。だから常に、「いい気分」を選択しました。

引き寄せの法則を理解するには、自分を磁石だと考えると分かりやすいです。太っていると感じていたら、スリムな体を引き寄せることは出来ません。貧乏だと感じていたら、お金持ちにはなれません。自分の頭の中にある内容と同じものを、磁石のように引き寄せるのです。

思考を向けたものは、引き寄せられる

望む望まないにかかわらず、貴方が考えていることが実現します。例外はありません。だから、意図的に思考を望ましい方向に向けなければなりません。

希望する何かについて考えると、引き寄せの法則によってその考えはだんだん大きくなり、力強くなります。望まない何かについて考えても、同じことが起こります。例えば、自分の気に入らない人についてネガティブなうわさ話をすると、そのような気分になる出来事や人を、更に引き寄せます。引き寄せの法則は万有引力と同じで、休むことはありません。

関心を向けると、対象が貴方の経験にそのうち現れます。貴方が何かを見て「そんな経験はしたくない」と関心を向けてしまうと、引き寄せが始まってしまいます。関心を向ける対象は、どんなものであれ、必ず引き寄せます。

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わたしの思考は、まるで磁石のように引きつける

望む望まないにかかわらず、自分の考える内容が自分の身に起こります。この宇宙法則を理解し、何に関心を向けるかに関心を持つようになれば、自分自身の経験をコントロールする力を取り戻せます。

人生経験をコントロール出来れば、望むことは何でも達成できるし、望まないことは何でも経験から排除できます。

引き寄せの法則を理解し、自分の考えて感じることと人生経験に現れることの強い関連性を認識すれば、見聞きすることに対して、より注意深くなるはずです。

貴方は、思考が、本や雑誌やテレビ、見たり聞いたりした誰かの経験に刺激されていることに気づきます。ですので、貴方が経験したくない内容を発信する、他人の思考や会話、テレビ番組などに触れてはなりません。

気分がいいか悪いか。どう感じているかを意識する

貴方には、感情という素晴らしいナビゲーションシステムが備わっています。貴方の感情は、「内なる存在」のメッセージを伝えてくれます。ある対象に思考の焦点を当てた時に、貴方が何を感じるかで、「内なる存在」と調和しているかどうかが分かります。ですので、常に感情の声に耳を傾けるようにしましょう。

貴方の内なる存在は、いつもあなたにとって一番ためになる見方をするので、貴方の気分が良いということは、良いことを引き寄せているということです。

望む対象の方へ思考を向けていれば、明るい前向きな感情を覚えます。逆に望まない対象の方へ思考を向けていれば、ネガティブな気持ちになります。そのため、自分がどう感じるかに関心を向けていれば、自分の人生がいい方向に進んでいるか、悪い方向に進んでいるかが、すぐにわかります。

何らかの思考が浮かび、プラスの感情になれば、その瞬間の思考が「内なる存在」の波動と、一致しているというサインです。実はこのことは、「インスピレーション」と呼ばれています。

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現状に関心を向けると、同じような状況を引き寄せる

物事を変えるには、今の状態をそのまま見るのではなく、見方を変えなければなりません。

私たちは大体、今見ているもののことを考えているので、「今の状態」が、貴方の関心や思考の焦点、波動を支配し、そこを起点に引き寄せが働きます。そのため、今の状態をそのまま見ていても、変化は起こらないか、起こっても非常に遅くなります。

人生に前向きな変化を引き起こすには、現状を無視し、望ましい完璧な状態に関心を振り向ける必要があります。これが出来ると、人生経験をガラッと変えることが出来るようになります。病気は治り、貧しい人は裕福になり、人間関係も良好になります。

要は、現状を無視して、大きなビジョンを描けばいいのです。これにより、過去や現在とは関連性のない、全く違う未来を創造できるようになります。現状を無視して、夢のような未来をイメージしましょう。

毎日、自分が好きなことのデータを集める

貴方がやるべきことは、人との付き合いや様々な実生活の経験から、「自分の欲求は何なのか」というデータを集めることです。こうして集めたデータを元に、貴方が満足できる、楽しい未来の姿を作り上げる作業をするのです。

仕事、友人との付き合い等を、自分が理想とする人生の「データ収集なのだ」という意識で生活していれば、毎日が楽しくなります。自分がなりたいもの、自分がやってみたいこと、ワクワクすることを、毎日探し回るのです。そして、それらを元に自分の将来像をイメージします。

貴方のワクワクする将来のイメージが定まったら、次はそれに焦点を定めましょう。望むものに焦点を定めることで、その対象を引き寄せることが出来ます。

これが理解できれば、貴方は何にでもなれるし、何でもできるし、何でも手に入れることが出来ます。

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リボ払いや割賦払いの利用件数、人数、残高 (2022年3月データ)

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いくら稼いでもお金がたまらない人もいれば、それほど稼ぎが多くなくてもびっくりするような額の金融資産を持っている方もいます。ここから分かるのは、お金持ちとそうでない人の違いは、単純に稼ぐ力の差とはいえないということ。

何億円稼いでも自己破産する人はいます。反対に、『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』の著者、井上はじめさんのように、収入はそれほど多くなくても、波乱万丈でも、若くして1億円という金融資産を貯めてしまう方もいます。この違いは何でしょうか。

お金の増やし方は、3つしかありません。この3つが出来ていれば、お金は自然に増えるのです。非常にシンプルです。

  • 収入を増やすこと
  • 支出を減らすこと
  • (収入ー支出)の残高を、投資して運用すること。その運用利回りを上げること。

お金を増やすのは、「支出を減らすこと」から始まります。収入を増やすのは、支出を減らしてからです。収入を増やすより、支出を減らすことの方が簡単ですぐに出来るからです。「支出を減らすこと」が、安定した富裕層になるための基本です。

お金持ちになることの真逆を行く行為が、借金をすることです。投資をすると、お金がお金を生んでどんどん増えていきます。借金をすると、借金が支払わなければならない利息を生んで、どんどんお金が減っていきます。この借金の最たるものが、リボ払いです。

最近カード会社からリボ払いにしないかという勧誘を受け、このような勧誘で、知らないうちに高額の金利や手数料を払うことになる方がそれなりにいるのだろうなと思い、リボ払い、割賦払いのデータを調べてみました。

リボ払いや割賦払いの利用件数、人数、残高

下図1はCIC(Credit Information Center)という、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関のデータを、5年分並べたものです。

<図1>

(出所:割賦販売統計データ|CIC

包括クレジットとは、「あらかじめ信販会社の審査を受けて会員になることにより、販売店(加盟店)でカードを提示するだけで、利用限度額の範囲内で何度でも、商品等を購入することができるもの」です。つまり、包括クレジットとはいわゆるクレジットカードのことです。つまり「包括クレジット登録情報件数」とは、クレジットカードが何枚発行されているか、「包括クレジット登録情報人数」とは、クレジットカードを保有している人の数です。

個別クレジットとは、「販売店(加盟店)で商品等を購入するたびに審査を受けて契約するもの」です。車やエステ、最近では携帯電話等を割賦、月々いくらという分割で支払う方が多いと思いますが、このように「個別に」「分割で」支払っているものです。つまり「個別クレジット登録情報件数」とは、割賦購入しているものやサービスの件数、「個別クレジット登録情報人数」とは、割賦契約しているものやサービスがある人の数です。

件数

<図2>

(出所:割賦販売統計データ|CIC

上図2は、図1の一部、「件数」のみを抜粋したものです。

黄色ハイライト個所を見ると、2022年3月度では、日本人の数より多い、3億2,827万枚のクレジットカードが発行されているということ、年々増加していることが分かります。

その下の「割賦残債額有り件数」というのが、発行されているクレジットカードのうち、「リボ払い、分割払い、クレジットの利用から返済までが2ヶ月を超える1回払いの残債」がある件数です。つまり普通の「1回払い」より、支払いが後ろ倒しになっていたり、支払回数が多いものです。なお、リボ払い・分割払いに適用されている手数料(金利)率の相場は12.0~15.0%であり、法律で定められた金利の上限に近い高金利です。2022年3月度では、発行されているクレジットカードのうち2,710万件で高額の金利、手数料が支払われているということです。

「個別クレジット登録情報件数」は、2022年3月度では、2億1,501万件あり、このうち割賦残債額有り件数は、クレジットカードよりも多い、7,631万件です。日本人の半数を超える件数分、携帯電話等、何らかの割賦残債があるということです。

人数

<図3>

(出所:割賦販売統計データ|CIC

上図3は、図1の一部、「人数」のみを抜粋したものです。

黄色ハイライト個所を見ると、2022年3月度では、9,134万人、日本人の7割以上がクレジットカードを保有しているということ、その数が年々増加していることが分かります。

その下の「割賦残債額有り人数」を見ると、2022年3月度では、クレジットカード保有者の内の1,876万人がクレジットカードのリボ払い、分割払い等をしているということが分かります。

「個別クレジット登録情報人数」は、2022年3月度では7,369万人、このうち割賦残債額有り人数は、クレジットカードよりも多い、4,412万人です。日本人の3割以上で、携帯電話等、何らかの割賦残債があるということです。

残高

<図4>

(出所:割賦販売統計データ|CIC

上図4は、図1の一部、「残高」のみを抜粋したものです。

1行目を見ると、2022年3月度では、包括クレジットと個別クレジット合計で、22兆6,917億円の割賦残債額があること、またその残高が年々増加していることが分かります。クレジットカードよりも、個別クレジット残債額が大きいですね。

そして1契約あたりの残債額は、21.9万円です。上図3を見ると一人あたりの割賦残債額有り件数が1件を超えているので、1人あたりの残債額にすると、包括クレジット残債額が29.7万円、個別クレジット残債額が38.7万円となります。

BNPL市場と、「PayPayあと払い」サービス開始

PayPayとPayPayカードは、2022年1月31日、コード決済サービス「PayPay」内で利用できる後払い決済サービス(BNPL:Buy Now Pay Later)「PayPayあと払い」を発表しました。

「PayPayあと払い」は、特に年会費、手数料等はかからず、チャージも不要で、今月の支払い代金を翌月にまとめて支払いできるサービスです。ただし、支払いが遅れた場合は年率14.6%の遅延損害金が発生します。(参考:PayPayあと払い/PayPayカードとは – ご利用ガイド|PayPayカード (paypay-card.co.jp)

このBNPLサービス、ネットプロテクションズが早くから手掛けてきたほか、メルカリの金融事業グループ会社メルペイなども提供しており、2021年10月には米PayPalが日本のBNPL企業Paidyを27億ドル(3,000億円)で買収しました。

矢野経済研究所によると、個人向けEC分野のBNPL市場は2024年度に1.8兆円と、2020年度の2倍強に拡大すると予測されています。日本におけるスマホ決済最大手PayPayの本格参入で、BNPL市場の競争は、より激しさを増すと考えられています。


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人口の2割弱しか投資をしていない日本。「円預金」信仰を疑ってみませんか?

one black chess piece separated from red pawn chess pieces

円安が止まりません。2022年4月19日現在、128円/ドルを突破しています。4月に入ってから、まだ1日も、円高方向に振れた日がありません。

下図は、本日よりちょうど3か月前、1月19日と比べて、各通貨の価値がどのように推移したのかを表したものです。一番下の薄い水色が、日本円です。今、日本円の価値が諸外国の通貨と比較して突出して下がっています。これは、何を意味するのでしょうか。

(出所:通貨の強弱チャート(Currency Strength) | OANDA FX Lab-education(オアンダ ラボ)

「円の価値が下がっても、私は海外にほとんど行くことはないから、円以外の通貨は使わないから関係ない」とは言えません。なぜなら、日本円の価値が下がるということは、円の購買力が下がるということであり、購買力が下がれば輸入品の価格が上がるからです。私たちが日常的に買う物の値段が、上がります。同じ金額を持っていても、買える物が少なくなります。

私たちが保有している円預金の価値も、「元本保証だから」価値が減らないということではありません。預金の元本は保証されているので、確かに1,000万円は1,000万円なのですが、その1,000万円で買える物が減ります。1,000万という数字は同じでも、価値が減ることがあります。元本が減るかもしれないから投資が恐いと考えているその思考こそが、本当は一番恐いと思います。

人口の2割しか投資していない日本

野村総合研究所のデータによると、2021年現在で投資している人は25~69歳の人口の21.1%にあたる1,470万人と推計されています。2015年以降、急速にその割合が増えていることが分かります。(下図)

(出所:野村総合研究所

特に25~29歳等、若年層で投資を行うようになった人の割合が顕著に増加し、2021年は、3年前比11.3%増!の17.9%となりました。(下図)今後この年齢層及び30歳から39歳の年齢層で、投資を行う割合が増加すると見込まれています。

(出所:野村総合研究所

2014年に一般NISAが、2018年からつみたてNISAがそれぞれ開始されたことの影響が大きいと考えられます。しかし逆に言うと、これだけ啓蒙され、これだけ税金も優遇されている制度があるにもかかわらず、まだ投資をしている人口が2割にとどまっているとも言えます。

なお、この「1,470万人」という推計値は、個人証券口座数が2021年12月末、約2,933万口座(日本証券業協会 (jsda.or.jp))であり、証券取引をする個人は、口座を複数開設する方も多いだろうこと、25歳~69歳以外でも証券口座を開設している人がいることから、凡そ妥当だろうと考えられます。

また残高について、家計の金融資産は下図の通り2021年12月末、2,023兆円あるのですが、このうち現金預金が1,092兆円(54%)であり、保険等540兆円(26.7%)が続き、債券、投資信託、株式等の証券は、合計しても332兆円(16.5%)と、金融資産残高合計の2割を切っています。なお、現金預金1,092兆円のうち、外貨預金は7兆円に過ぎません。

(出所:日本銀行

つまりほとんどの個人は、資産を「円預金」で保有しており、投資人口も、投資残高もは2割前後に過ぎないということです。

格差は拡大する

現在円安が急激に進んでいます。またインフレもじわじわと進行しています。円安は外国通貨に対する円の価値の下落、インフレは物に対する円の価値の下落を意味します。そのため、資産を「円預金」で保有しているだけでは、知らないうちに資産価値が減っていってしまいます。

しかし、投資をしていない日本の約8割の人達は、「円安」という事象に気づかないか、例え気づいたとしてもその事の意味に気づかないかもしれません。インフレに関しては、それが起こっていることは認識は出来ても、それが何を意味するかは分からないかもしれません。その場合、取るべき対策を取れない可能性があります。

「円預金」ばかりしていては危ないと気づいた人たちは、外国資産への投資、株式投資等を始める(既に始めている)と思います。

金融リテラシーが高く、元々外貨建資産を持っている人達は、最近の円安の状況下では円で換算した時の資産残高が急増したのではないでしょうか。そのような方々は、元々ある程度余裕があり、知識があり、資産を持ち、余裕をもって行動している方々です。

そして、そうではない人たちとの間の格差は、更にどんどん拡大していきます。

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年収を人の価値だと思い込ませる洗脳。『君は1万円札を破れるか?』

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君は1万円札を破れるか?』の著者、苫米地英人さんといえば、IQ200を超える天才と言われ、認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)、計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)、オウム真理教信者たちの洗脳を解いた方としても知られています。

本書のテーマは、真の自由を手に入れることであり、お金から自由になることです。

あなたは今、お金から自由だと感じていますか?おそらく、「自由ではない」と感じた方の方が圧倒的に多いのではないかと思います。

  • お金がないので、あれをしたい、これが欲しいという願いが叶えられない
  • お金を得るために、我慢して好きでもない仕事をしている 等

けれど、こうして皆さんの頭を悩ませているお金に関する不満や不安が、実は「洗脳」の結果として生み出されたものに過ぎないとしたら?それらは大して根拠のない物であり、簡単に解決することが出来るとしたら?

現代社会に生きる人のほとんどが、「お金には絶対的な価値がある」という情報に洗脳されています。だから、お金がないと不安に感じ、あっても更に欲しくなります。かくして多くの人が「お金の奴隷」になってしまっています。

本書を通じて著者が伝えたいことは、この現代社会を支配する「お金」という価値観の枠組みを疑い、それを越えていくことの重要性です。本当の意味でお金から自由になるためにまず重要なのは、「お金」の正体を知ることです。

本書を次の4つのポイントでご紹介します。

お金の本質は「情報」である

お金の本質は、「情報」です。

財布に入っているお札や硬貨は、お金を目に見えるようにしたものというだけであり、その本質は情報です。お金の本質は、「これに価値がある」という発信者がおり、受信者である皆さんがそう信じ込まされているだけの情報です。

そして情報は、いくらでも操作できます。発信者に都合のいいように情報を操作して、受信者の思考や行動、感情をコントロールすることを「洗脳」といいます。

そもそもお金とは、価値を交換するための道具に過ぎず、それ自体には何の価値もない、ただの数字だったはずです。ところが「お金には絶対的な価値がある」という洗脳が蔓延したことによって、世の中のほとんどの人が「お金の奴隷」になってしまいました。

多くの人が物事の価値を判断する際、条件反射のように無意識にお金を基準としています。例えば、スーパーでリンゴを買おうとするとき、「このリンゴ1個100円は高いか、安いか」を考えながら手に取ることでしょう。しかし、「価値」はお金で示される価格ではなく、あくまでそれ自体にあります。ですので本来であれば、貴方がどれだけそれに価値を認めるかによって、必要・不要を判断すればいいだけの話です。

さらには、自らがする労働の価値もお金を基準に捉えているはずです。時給がいくら、年収がいくらということが、自分の労働の価値だと思い込んでいるのではないでしょうか。さらに悪い場合、単に自分が働いて得ている対価に過ぎないお金が、あたかも自分の存在価値そのものを規定しているかのように思い込んでしまっている人もいるかもしれません。

財布に入っているお札や硬貨は、お金の仮の姿です。お金の本質により近いのは、預金通帳に書き込まれている数字です。例えば、1千万の取引をする際、銀行の窓口に行って「私の1千万円、今すぐ欲しいから出してください」といっても、現金はまず下せません。現金はないのです。つまり、1千万というお金が口座に入っているのではなく、通帳に1千万という数字が書いてあるだけの事なのです。

さて、お金とは「情報」であるとしたところで、「だから何なの?」ということですが、これはすなわち「お金は、無限に作り出すことが出来る」ということです。これが物理的な実態のあるもの、例えば金、ダイヤモンド、石油などは有限資源で一定の量しかありませんので、人間の好き勝手で増やすことは出来ません。しかし「情報」であるお金は、いくらでも増やすことが可能です。

そして、これが世界を支配する者たちがやっていることに他なりません。彼らは、自分たちの好きなようにお金を無限に作り出しては、さも絶対的な価値のあるように見せかけ、人々に奪い合いをさせることで支配しているのです。

green and yellow printed textile
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お金がないと何が困るのか?

なぜ人々はこうもお金を絶対視し、執着するのでしょうか。お金がないと、何が困るのでしょうか。「お金がないと、生活できない」からでしょうか。

生活できないというのは、突き詰めれば、それは「食べるのに困る」「飢えて死んでしまう」ということであるはずです。実は飢餓への恐怖こそが、人間がお金に対して執着してきた根源的理由です。人間は誕生以来400万年というとてつもない長い間、飢餓の恐怖におびえながら生きてきました。そのため、人間の遺伝子には「飢えたくない」という情報が刻み込まれています。つまり、金欲の正体は、飢餓への恐怖なのです。

さて、現代の日本の社会で、本当にお金がなくて、食べ物に困るという人がどれだけいるのか、冷静に考えてみましょう。そもそも、病気やけがなどの理由で働けないとか、養うべき家族がいるのに仕事が得られないといった、やむを得ない場合には、生活保護を受けることが出来ます。日本国はすべての国民に対し、その人が生活に困窮する場合には、必要な保護を行い、最低限度の生活を保障すると、憲法に定めています。だから、仕方のない場合は堂々と、国の制度に救ってもらえばいいのです。

つまり、現代社会で貴方が、「お金がなくて飢えて死ぬ」ことを怖れる必要などないということです。それでもまだお金がないことに対する不安がぬぐえないなら、貴方の中で、「飢餓への恐怖」と「快適さや満足を得たいという欲求」がごっちゃになっているのではないでしょうか。そもそも、人間は生きるためには、そんなに多くのものを必要としません。最低限の水と空気と食べ物があれば、生きていくことが出来ます。

「飢えて死ぬのが怖い」という生存本能に、「より多くの欲を満たしたい」という煩悩が上書きされて、お金がないと不安という心理がより強固なものになっているのです。これも、経済的な支配者たちの巧妙な洗脳の成果といえるでしょう。

このワナを逃れるために、①お金に絶対的な価値はない、②お金がなくても死なない、という2点を徹底して、貴方の脳内に正しく書き込んでおきましょう。これが、お金に支配されないための前提条件です。

woman sitting in front of macbook
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年収を人の価値だと思い込ませる洗脳

ここ数年、格差社会とか、勝ち組・負け組といった言葉がマスコミをにぎわせるようになりました。この、「格差」や「勝ち負け」というのは、主に所得の差を指していることが多いようです。そういった風潮の中、お金をいくら稼げるかということが、まるで個人の存在価値そのもののように思われているフシさえあります。

例えば、転職サイトで「年収700万円のエンジニア!」といったキャッチコピーが躍るのを見たことがある人も多いことでしょうが、なぜ年収700万円なのでしょうか。それは、現実的だと思われる範囲内で魅力的に映る金額だと、広告主が考えているからです。

しかし、貴方の労働の対価として、そのぐらいの額が妥当だという根拠はどこにあるのでしょうか。なぜそのくらいの対価が、自分の労働に見合うと思うのでしょうか。貴方の労働の価値は、もっともっと高いかもしれません。

貴方の労働への対価として支払われる金額を決めているのは、貴方を雇用している人です。そして実は、大多数の日本人は、その人が労働によって生み出す価値に対して、不当に安い対価で働いています。そこには、目に見えない巨大なピラミッド構造があるからです。

これまで繰り返し述べてきたように、お金は絶対的な価値の尺度などではありません。むしろ、貴方の限られた時間を割いて行っている労働こそが貴重なものであり、価値の源泉になります。だから、お金によってあなたの労働の価値を規定されるなんてナンセンスですし、それが自分の存在価値だと思い込まされるなどといったことは、絶対にあってはならないのです。

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預金残高を10倍にするトレーニング

預金残高を10倍にする際にキーワードとなるのが、コンフォート・ゾーンとホメオスタシスです。

コンフォート・ゾーンとは、肉体的・心理的に自分が楽に自然にしていられる領域、自分が慣れ親しんだ「現状」の事です。現状が平社員で年収300万円の人は、それがコンフォート・ゾーンになっています。それで欲しいものを買えている人は、あえてそこから変わる必要もありません。しかし、「もっと稼いで、あれが欲しい、これが買いたい」と思っているなら、その現状を脱しなければいけないはずです。

しかし、意識の上でいくらそう思っていても、コンフォート・ゾーンを変えることは容易ではありません。私たちの脳はもともと、無意識的に現状を維持しようとするからです。これを、ホメオスタシスといいます。体温や血圧は、このホメオスタシスの働きによって一定の範囲内に保たれています。体温などの生体反応に限らず、様々な概念に関して、人間はその人に固有のホメオスタシス・レベルを持っています。実は、お金に関してもホメオスタシス・レベルがあるのです。

ですのでもし貴方が年収300万円で、それがコンフォート・ゾーンになっているなら、それに対してホメオスタシスが働くので、年収300万円を維持しようとします。もし、貴方のコンフォート・ゾーンが年収1,000万円であれば、それに対してホメオスタシスが働くので、現状年収300万円だったとしても、年収1,000万円に近づくようにホメオスタシスが働きます。

この仕組みを、預金残高に当てはめます。やり方は簡単です。

仮に今、貴方の預金残高が30万円だったとすると、その10倍、つまり300万円が貴方のコンフォート・ゾーンだと設定するのです。

ポイントは、「自分は普通に生活していても、そのくらいの余裕を持っていなければいけない」と思い込むことです。常にそれが自分のコンフォート・ゾーンだというイメージを維持して生活し、そこにホメオスタシスが働くように仕掛けていくのです。そして、実際には30万円しか入っていない預金通帳を目にしたら、「まずい、270万円も使ってしまった!」と考えるのです。

もしいきなり10倍のイメージをするのが難しければ、3倍くらいから始めても構いません。とにかく、貴方の金銭的ホメオスタシス・レベルの下のライン、すなわち「ここまで下がるとまずい!元に戻さないと」と感じるラインを強制的に上げるのが、このトレーニングの目的です。

300万円の預金残高をコンフォート・ゾーンにすることを1年くらい続けてから、更に10倍の3,000万円をコンフォート・ゾーンにする、というように、どんどんレベルと引き上げていきましょう。すると、お金の入り方に関する意識も変わってくるはずです。

3,000万円のコンフォート・ゾーンがしっかりと作られていれば、例えば、転職するとか、自分で起業する等、収入の構造そのものを変える方向に行くでしょう。

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本書の詳細は『君は1万円札を破れるか?』 をご参照ください。

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