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努力と根性でなれるものではない。時代の転換点における『日本のシン富裕層』

日本のお金持ちに変革が起きている

2000代以降、日本の富裕層の傾向はどんどん変化してきています。

今では、親が富裕層とういうわけでもなく、「ごく普通の人」から数年で富裕層になるタイプが圧倒的に多くなっています。この一番の要因は、インターネット環境の発展やスマートフォンの普及により、誰もがビジネスや投資に取り組みやすくなったことだと思います。

2010年頃からは、誰でもスマホがあれば一瞬で世界中の株価の値動きを見ることが出来るようになり、クリック一つで株の売買が出来るようになりました。それ以降、株に興味のある一般の人たちが、プロ顔負けの投資成績を上げ、資産を増やす人も現れてきたのです。さらに株式投資以外にも、新しいものにアンテナを立てるタイプの人達が、デイトレーダーやFX、暗号資産(仮想通貨)など、新しく出てきた「財テク」を使いこなし、資産を築いてきました。

「まじめに働け、汗をかけ」と努力と根性がもてはやされた時代から、今は「もっと遊び心をもって、自分が楽しみながら他人を楽しませ、いろんな情報を駆使しながら稼ごう」という風潮に変わってきています。こうした時代の転換点では、新しいものに敏感な人たちこそ、その能力を発揮できると言えるでしょう。

さらに2017年前後から、また潮目が変わり、日本の富裕層が急激に増えていきました。アベノミクスで富裕層が優遇され、富める人がさらに富むようになっていったことも理由の一つですが、特に暗号資産の登場が大きいと言えるでしょう。ブロックチェーン技術を使った暗号資産が高騰し、億を超える大金を手にする人が増えたのです。

なお、2020年に起きたコロナ禍以降も、富裕層が急速に増えてきている印象です。コロナ禍で外出が制限される中、政府が財政出動した結果、世界的にお金があまり、株価が急上昇したからです。コロナで資産を増やした、「コロナ長者」と言える人も急増しています。

シン富裕層となった人たちは、凡人には到底真似できないような凄まじい実力を持っているか、あるいは類まれな幸運を引き寄せたことで、資産を形成しています。なかなか模倣できるものではないということも事実ですが、シン富裕層について知ることは、新しい時代の稼ぎ方がどういうものなのかを理解する一助になるはずです。

「シン富裕層」の5つのタイプ

富裕層の定義は様々ですが、良くメディアで取り上げられるのが、野村総合研究所の定義です。
世帯の純金融資産保有額(金融資産から金融負債を控除した金額)が、5億円以上の場合を「超富裕層」とよび、2019年時点での日本の超富裕層は、全世帯の0.16%に過ぎません。そして、1億円以上5億円未満が「富裕層」で2.3%、5,000万円以上1億円未満が「準富裕層」で6.3%、3,000万円以上5,000万円未満が「アッパーマス層」で13.2%、3,000万円未満が「マス層」で78%というデータです。

(出所:野村総合研究所)

最近の富裕層についてタイプ分けをすると、主に次の5つに分類できます。
次の1から4が、今増えている「シン富裕層」で、5は従来型の富裕層にあたります。

1.ビジネスオーナー型

シン富裕層の中ではやや古いタイプで、自分の実力で起業を経営してきた人々。ロジック好きで、目に見えるものが好きで、不動産投資をするタイプが多く、自分自身はあまり目立ちたくないタイプが多い。成功や欲望に強い関心を持つ人も多いです。

最近は日本でも若くして大きな資産を築く、スタートアップ企業のオーナーも増えてきました。
ある40代男性で、IT分野の上場企業のビジネスオーナーは、マザーズ市場上場数年目で、時価総額数百億円相当の自社株を保有し、キャッシュで10億円程保有していました。

2.資本投資型

開業医や一流企業勤めのサラリーマンなどが、世間一般の平均よりも高い給与を元手に、株式や不動産、最近では暗号資産投資で増やしていったというタイプの人々。親が資産家のタイプも一部います。

ある年収1億円の開業医の50代男性は、ある時経営していた病院を売り、10億円程のキャッシュを作りました。その後たまたまネットで見つけたアメリカ株の専門コンサルトに相談料を払って相談し、主にGAFAの一角であるAmazon株にかなりの比率を投資したところ、1億円が最大30億円程までに膨れ上がりました。

3.ネット情報ビジネス型

インターネットを活用し、株式投資や情報商材、動画配信などの新しい分野にいち早く飛び込み稼いできた、ファーストペンギンタイプの人々。決断が早く、情報入手にお金をかけます。ビジネスを一人から少数で行い、外注をうまく使ったマイクロビジネスをしているため、フットワークが軽い。

情報商材という以前からあるビジネス分野においても新しいトレンドが生まれ、個人で稼ぐ人も増えています。情報商材とは、さまざまな「ハウツー」をメールマガジンや動画、書籍などにまとめ、ネットを通じて販売するものです。分野は多種多様ですが、金融取引や暗号資産、せどり、アフィリエイトなど、お金を稼ぐためのノウハウをレポートにまとめ、商品化したものが多く、クオリティもピンからキリまであります。そのようなレポートを5万円で売って、年間300人にでも購入してもらえれば、1,500万円になります。費用は自身の手間と決済システムの手数料くらいで、年間数千万円から数億円稼いでいる人もいます。

この分野で今一番華やかな職業と言えば、ユーチューバーでしょう。情報商材や動画配信とともに「オンラインサロン」も市民権を得てきました。今は「ユーチューバーこそ、自ら稼ぐ力を持ったプロのビジネスマンだ」というステータスが確立されていると感じます。

4.暗号資産ドリーム型

暗号資産で、数億円から数百億円規模の巨額の資産を手にした人々。暗号資産が乱高下しても一切売却することなく持ち続ける忍耐力があります。自分の判断で投資を決断できる人と、メンターのアドバイスに従う人に分かれます。地元の友人などを大切にするタイプ。

2017年以降、地方都市でアルバイトをしている20代前半のフリーターの方が、実は数億円の暗号資産を持っているという状況が生まれました。しかし彼らの多くは、暗号資産について全然詳しくないことも珍しくありません。友人・知人の誰か一人が暗号資産について詳しく、その人に教えてもらってたまたま買ってみただけで大金を手にしてしまったというパターンです。

5.相続型

親などの親族から、土地、不動産、金融資産などを受け継いだ人々。守りに入りがち。受け継いだ資産を元手にビジネスを成功させ、「1.ビジネスオーナー型」になるケースもあるが、受け継いだ時以上には増やせない人の方が多い。突然巨額の遺産を手にして人生を狂わせてしまう人も。


参考文献:大森健史 著『日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか』

本日のオマケ

私の投資方針

1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。
2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない
3.レバレッジ、信用取引等はしない
4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う
5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる
6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する

投資方針の根拠

1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』
 ・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する
2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』
 ・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め
3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』
 ・基本的に売らない
4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』
 ・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる
5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』
 ・素晴らしい会社を適正な価格で買う

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