シン富裕層 - この20数年で大きく変わった日本の富裕層 -
たいていの人は、「自分も何億もの資産を持つお金持ちになりたい」と思うでしょう。では、お金持ちになれたシン富裕層と、なれない人とは何が違うのでしょうか。
前の時代の富裕層、たとえば「地元の名士」と呼ばれる地主や政治家一家、創業家一族、芸能人等は、ある程度の連帯があり、情報も交換できていたでしょう。
しかし、シン富裕層の人達は、1人1人が個人で頑張り、資産を築いてきたというタイプが圧倒的に多いのです。それぞれが自分で調べたり、考えたり、一生懸命人脈を救ったりと、自分で選択して行動し、失敗したり成功したりしているのが、シン富裕層なのです。
シン富裕層の特徴
1.決断が早い
シン富裕層の大きな特徴の1つに、決断の早さがあります。
シン富裕層には5つのタイプがありますが、「ビジネスオーナー型」と「ネット情報ビジネス型」の2タイプは、決断の場数が多いために、直感が研ぎ澄まされており、決断が早いです。
これに対して、「暗号資産ドリーム型」は2極化しており、自分で暗号資産について研究し、計画して買うことを決めた人のみ即決型です。また、「資本投資型」の医師や一流企業勤めの人達は、投資などでシン富裕層になれたとしても、これまで組織に守られて仕事をしてきたために、その他のタイプより直感の精度や決断の早さが比較的劣っているように見えます。
大きな決断をすばやく実行して成功した人は、即決することに価値があると思っています。その成功体験が崩れない限りは、人はその習慣を続けるものです。シン富裕層の人々は、基本的に各自の「動物的勘」、直感を信じて行動してきた人が多いように思います。自分が、「いいな」「やりたいな」と思ったら、理屈などではなく取り組んでいるのです。
その直感は、自分自身でものを判断する機会にどれだけさらされてきたか、失敗や損失などのリスクを前にして、自分1人の責任のもとでどれだけ決断をしてきたか、その場数によって磨かれていきます。
2.仕事は損得よりも面白さを優先する
シン富裕層は、「お金持ちになりたい」というモチベーションで働いているのではなく、その仕事をやりたい、面白いと思っているから動いているように思います。お金はあくまでその結果としてついてきたということです。
「ネット情報ビジネス型」と「ビジネスオーナー型」は、仕事が趣味で、好きで働いています。元気いっぱいなのが特徴です。これに対して「資本投資型」は、本業で疲れてしまっていて、リタイアしたい、その後は働きたくない、と思っている人が大半です。土日もほぼなく働き詰めで、寝る暇もないような状況で、疲れ果てているのです。しかしこのタイプは、実際にリタイアしても、結局は「何もやらないのはやっぱり物足りない。人生で一番良くないのは、やりたいことがなくなることだ」という人が大半です。
ただし、「暗号資産ドリーム型」と「相続型」は「早くリタイアしたい」と思い続け、実際にリタイアし、タイやマレーシアなどの物価が安い国で節約しながら生活したいという人が大半です。この2つのタイプは、資産を持つ経緯は大きく異なりますが、実は似ています。「暗号資産ドリーム型」は、暗号資産の持つ価値が上がったり下がったり不安定ですし、「相続型」は、今後は投資が成功する自信がなかったり収入があまり増えない可能性があるということで、守りに入ってしまうという点で、似ているのです。
3.地味な暮らしぶり
シン富裕層は、全体的に物欲がなく、小綺麗にはしているものの服装に無頓着というタイプが多いようです。
ボトムスは大抵スウェットパンツです。しかも高価なものではなくユニクロ等です。それは住む家にも表れていて「ビジネスオーナー型」と「資本投資型」で自宅を投資と捉えているタイプだけ、住む場所のブランド力や子供の住環境を重視し、こだわりを持っていますが、これも贅沢をしたいという目的ではありません。恋愛や友人関係も、お金を持ったからといって特に変わることなく、それまでの自分の生活圏内の人付き合いの中で、付き合いを続けています。
その対極的な存在としては、いわゆる詐欺師がいます。
「何の仕事をしているか聞いても、良く分からない」
「本人や取り巻きの身なりが派手で、高価な買い物をしたことをアピールする」
「SNSに関係が良く分からない大勢の人が写っている写真をメイン画像にしている」
・・・この3つに該当する人は、詐欺師の可能性があるそうです。そしてこのようなタイプは、大したお金を持っていないケースが多いです。

4.欲がない
投資で成功しているシン富裕層は、本当に肩の力が抜けた、欲のなさそうな人たちばかりです。
「300万円損しちゃったけど、もうちょっとしたらここでさらに買っておいた方が良いかな」くらいの冷静さが必要で、「しまった、この100万円があればマンションの頭金になったのに!」等と後悔する人は、株には向いていないのです。投資で勝ち続け、何億も稼いで「シン富裕層」となれるほどの人とは、欲から解放された人か、ロジックを信じて実行し続けられる人なのです。
また「信じ込む」力が凄まじいのは、暗号資産に投資をしている人達です。
「この暗号資産は必ず上がると思っていました。明日1円になったとしても、全然心配はしていません。いずれ必ず上がりますから」と。「暗号資産ドリーム型」は、暗号資産をとことんまで調べて、将来の値上がりを宗教のように信奉できるのです。
そういう意味で、「暗号資産ドリーム型」の人達は、胆力があるとも言えます。怪しい存在だったころの暗号資産を聞きつけて、そこに何百万、何千万円もかけるなんて、凡人にはなかなかできないことです。
5.しがらみにとらわれない
シン富裕層は、上下関係などのしがらみにとらわれない人たちです。特に30代までにシン富裕層になった人たちは、長年同じ企業に勤めていたということもないため、「しがらみを作る間もなかった」と言えます。
またシン富裕層は、そもそも「この人は年配の方だから詳しい」といった発想は持っていません。「投資に成功している人」、「フォロワーが多いから稼げる人」等が賞賛される実力主義の世界にいるため、「この人は実力があるかどうか」の二者択一で人を見ていて、他の要素は関係がないのです。
そういう意味で、シン富裕層は相手の実力の有無を見極めるために、会話の中で発せられる言葉もとても重視していると感じます。
参考文献:大森健史 著『日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか』
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今週は、27,900円から100円下がるごとに1口ずつ買うように指値注文を入れていました。
結果、本日までに合計10口追加購入ができました。現在評価額は1,112,330円(41口)、含み損は26,363円(△2.32%)です。平均取得価格は200円以上下がり、27,773円/口になりました。
引き続き、株価が下がる場合はどんどん追加購入していきます。
私の投資方針
1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。 2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない 3.レバレッジ、信用取引等はしない 4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う 5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる 6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する
投資方針の根拠
1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』 ・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する 2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』 ・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め 3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』 ・基本的に売らない 4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』 ・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる 5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』 ・素晴らしい会社を適正な価格で買う