皆さんは個人的な成長、家族の成長、ビジネスの成長を望んでいるはずです。しかし、もっと深く長期的な視点では、幸せ、豊かさ、社会への貢献、他者に対する説得力と影響力、そして愛を求めているはずです。
私たちは誰もが、一つの目標から次の目標へと前進することで成長していきたいと考えており、目標と目標の間で立ち往生することは望んでいません。それぞれ求めるものは異なりますが、誰にでも共通することとして、世の中に貢献し、違いをもたらし、目標に定めたことをうまくやり遂げたいと思っています。
なぜ私たちはそれを望むのでしょう。私たちは周囲の人たちに影響を与えたいと思っているのです。それが一緒に働く仲間であれ、家族であれ、親しい人であれ。自分の持つ能力を引き出して、それを役に立つものにしたいのです。
『アファメーション 』で紹介されている原則は、使い方さえわかれば、人生観を一変させるものになります。あなたが自ら築いた障害だけでなく、内に秘めた資質と無限の可能性を照らし出してくれるでしょう。目標の実現に向けて人生を大きなストライドで進むことを手助けしてくれるはずです。
「アファメーション」という言葉は、持って生まれた潜在能力、思い描いている理想、望まれる結果を自分に信じ込ませ、効果的な目標設定を行うことを意味します。このアファメーションの作業は、以下の5つのステップ全てに必要になります。ポジティブに将来を見据える思考法を取り入れることで、ビジョンを生み出し、態度を変化させ、選択肢を見出し、機会を掴み、コンフォートゾーン(自分が快適に感じられる領域)を広げ、より良いチームと組織を育てることに役立てます。
ステップ1:ビジョン、使命、価値観、動機、態度を明らかにする。 ステップ2:創造的な思考、ポジティブなセルフトークを取り入れる。 ステップ3:ターゲットを定義し、目標の刷り込みを行う。 ステップ4:行動を起こし、方向を正す。 ステップ5:人を育て、組織を改善する。
重要なのは、自分を取り巻く世界をより良い場所にすることです。重要なのは、自分と子供たち、あるいは社会全体を幸福にする数々の出来事を生み出すことです。
「見てごらん、鍵は君のポケットの中にあるよ。君はただドアのかぎを開けて、自由になればいいんだ」
参考文献:ルー・タイス(著), 苫米地英人(監修), 田口美和 (翻訳)『アファメーション 』(発売日:2011年12月14日)
ステップ1:価値観、動機、態度
現在地から目的地に向かうには、多大なエネルギーと意欲が必要になります。その大部分は内から生じるものでなければなりません。
私たちは、なぜ自分が今そうしているように行動しているのかを理解しなければなりません。そうしないと、なぜ自ら障害を作り出してしまうのか、必要な時にどうやって軌道修正していいのかが分からなくなってしまいます。
動機は正しいものであるか
あなたはなぜ、なりたい自分になり、したいことをし、欲しいものを手に入れたいと思うのでしょう。なぜ、向こうにたどり着きたいのでしょう。あなたの動機は利己的なものではないと言い切れるでしょうか。
あなたの到達する場所が、人の為に行動し、隠れた下心などなく、周囲の人を助けることを第一に考える場所であれば、それがあなたにとって最大の報酬になります。
あなたがそれを実現させるのは、それが正しいことだからであって、誰かに見せつけるためではなく、見返りを期待しているからでもありません。あなたの意図は利己的なものではなく、愛と正義に駆り立てられたものでなければなりません。
その場所まで自分を高めることは可能です。一旦そこにたどり着いたら、永久にとどまるといったものではありません。しかし、その場所に到達すると、素晴らしい達成感が得られ、人生の目的を見出すことが出来ます。人生の目的を見出すことが出来ます。自分自身の「なぜ」を見つけることが、行動する勇気を与えます。ただし、「なぜ」を決めるのはあなた自身でなければなりません。
自分に誇りを持ってください。自分は素晴らしい人間で、素晴らしい人生を送っていると実感してください。自分に満足してください。
自分の価値観を明らかにする
なぜ働くのか、なぜ結婚するのか、なぜ子供を持つのか、なぜ人の為に自分を犠牲にするのか、その全てに理由を与えるのが価値観です。
自分の価値観を知ることで、選択や目標設定のための枠組みが得られます。ただ生きているだけでは十分ではありません。自分のためではなく、自分が大事に思う人たちのためにも、生活の質を高めたいと思うはずです。幸せになれるような環境や出来事を作り出していきたいと思うはずです。自分の理想や価値観を明らかにするために、次の5つを試してみてください。
1.自分の身体から心臓を取り出して、手のひらにのせるところを想像してみる。 2.命を脅かすような出来事を想像(あるいは経験)してみる。 3.痛みを経験する。(みじめさ、ストレス、病気等) 4.自分が本当に幸せだと感じるものは何かを考える。 5.自分に厳しい質問を投げかける。(「何のためなら命を懸けられるのだろう」等)
態度 ~「したい」vs「しなければ」~
動機だけではなく、私たちは態度や姿勢も正す必要があります。
「しなければ」という態度でいると、抵抗したくなります。自分をそのことに積極的に向かわせる力が湧きません。動機とモチベーションは結び付いています。従って、ネガティブな「しなければ」から、建設的な「したい」に態度を変え、創造性と情熱を解き放たなければなりません。
変わることを自分に強いるのはやめましょう。自分が本当にそう望むのでない限り、無理に成長させようとしてはいけません。自分に嘘をつくのはやめましょう。あなたは何をする必要もないのです。
「しなければ」と自分に言い聞かせる代わりに、「私はこれを選ぶ、これがしたい、これをやる」と言いましょう。そうすることで、自分の人生の主導権を握るのです。
私たちの自尊心は、自分に対する「態度」が好ましいか好ましくないかによって決まります。あなたの自分自身に対する「態度」はあなたの自尊心に影響します。自分に対してポジティブな「態度」をとるとき、自尊心は高まります。自分への「態度」をボディランゲージや振る舞いや、言葉によるコミュニケーションを通して周囲の人に投影してください。そうすれば、彼らはあなたが自分を扱うように、あなたを扱うようになるのです。
参考文献:ルー・タイス(著), 苫米地英人(監修), 田口美和 (翻訳)『アファメーション 』(発売日:2011年12月14日)
本日のオマケ
私の取引
以下のファンドを毎営業日自動買付しています。
1.日本株式インデックスファンド 5,000円(自動買付)
(ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド)
2.世界株式インデックスファンド 5,000円(自動買付)
(SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド)
また以下のファンドを、月1回三井住友VISAカードで積立しています。
1.世界株式インデックスファンド 50,000円(自動買付)
(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))
私の投資方針
1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。
2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない
3.レバレッジ、信用取引等はしない
4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う
5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる
6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する
投資方針の根拠
1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』
・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する
2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』
・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め
3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』
・基本的に売らない
4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』
・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる
5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』
・素晴らしい会社を適正な価格で買う