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 人的資本の成功とは『シンプルで合理的な人生設計』

OECDを始めとするあらゆる国際調査において、「日本人は世界で一番仕事が嫌いで、会社を憎んでいる」という結果が出ています。どうすれば、この罠から抜け出すことが出来るでしょうか。

エッセンシャル思考と一極集中

エッセンシャル思考とは、自分や家族にとって何が本当に大切(エッセンシャル)かを決め、優先順位の低いものを切り捨てて、やることを計画的に減らすこと。その結果、仕事や勉強の質が上がり、「物事をコントロールしている」「正しいことをしている」と思えるようになり、充実感を持って毎日を過ごせるようになるということです。

多くのことを一度にやろうとすると、その度に選択肢が増えていくので、非エッセンシャル思考は選択のコストに押しつぶされてしまいます。それに対して、エッセンシャル思考では、一旦人生の優先順位を決めたら、さして重要でない選択は放棄するか、自動化してしまいます。

「人的資本は一極集中すべし」ということです。

人的資本を一極集中するには時間資源を無駄にする作業を徹底的に減らさなければなりません。会社に所属して大半の時間を雑用に費やしているのでは、能力や適性以前に、投入すべき時間資源が圧倒的に足りません。

参考文献:橘 玲著 『シンプルで合理的な人生設計』(発売日:2023年3月7日)
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Photo by Jill Burrow on Pexels.com

人的資本をマネタイズする

私たちは、人的資本を労働市場に投資して給与や報酬を得ています。人的資本とは、人が持っている能力の中で「マネタイズ可能なもの」だけをいます。芸能人やスポーツ選手でも、医師や弁護士などの専門職でも、あるいは起業家や大手企業の経営者・幹部であっても、成功者というのは「自分の能力を効率的にマネタイズしている人」と定義できます。

そして私たちが生きているリベラルな知識社会では、人的資本は「学歴・資格」「業績」「経験」の3つによって評価されます。日本は「学歴社会」だと言われますが、よりリベラルな知識社会であるアメリカでは学歴による収入の差がずっと大きい。

アメリカでは、非大卒に対する大卒の収入プレミアムは70~100%(2倍)にも達しています(⇔日本は30%程度)。その結果、高卒の白人労働者層が仕事を奪われて社会から排除され、ドラッグ、アルコール、自殺の「絶望死」が広がるとともに、トランプの熱烈な支持層になりました。

アメリカのように大卒が高卒の倍の収入を得られる社会では、誰もが「大卒」の肩書を得ようと必死になります。その結果、「超学歴化」で、欧米では学士(4年制大学卒)は「低学歴」で、グローバル企業やエリート官僚は、修士号か博士号を持っていないと相手にされなくなりました。

大学を卒業して、レジ打ち、ウェイター、警備員、バーテンダー等として働いている・・・仕事に対して学歴が高すぎるのが「学歴過剰」ですが、労働経済学では、受けた教育に比べて仕事の内容が不十分なことを「不完全就業」と呼びます。アメリカの大卒者の不完全就業率は年々上がってきており、2000年の25.2%から10年には28.2%に上昇しました。こうした、憧れの仕事に就けない末端エリートは「不満だらけのエリート・ワナビーズ」と呼ばれています。

参考文献:橘 玲著 『シンプルで合理的な人生設計』(発売日:2023年3月7日)
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Photo by Muffin Creatives on Pexels.com

競争の本質は競争しないこと

アフリカのサバンナで、シマウマとキリンがのんびりと過ごしているのは、シマウマは草原の草を食べ、キリンは高いところにある木の葉を食べるというようにエサ場を分けているからです。これは、ナンバーワンでオンリーワンの種しか生き残れないという自然界の残酷さの結果です。

これは人間世界でも同じです。私たちも、それぞれの環境で「ナンバーワンになれるオンリーワンの場所」を獲得しなければ生き延びることが出来ません。

自分が生きられるニッチを獲得するために、生き物はどのような方法を使っているのでしょうか。それは、「ずらす」ことです。

最も重要なのは、「強者の土俵で戦ってはならない」という原則です。圧倒的な才能があり、圧倒的な動力をしない限り、自分より優れた者はいくらでもいます。そのような強者ばかりのところで勝負すれば、待っているのは絶滅の運命です。

「唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

(ダーウィン)

人的資本を大きくするには

当たり前の話ですが、何もしていないのに誰かがチャンスをくれるなんてことはありません。リスクを取らなければ何も始まりません。

ベイズ的に試行錯誤を繰り返す以外に、専門性を高めて人的資本を大きくし、コア(強み)を活かせるニッチを見つける方法はありません。だったら、若いうちに出来るだけ多くの失敗をするべきです。

日本の社会は同調圧力が強く、日本人はリスクを取りたがらなくなったと言われます。しかしそのような社会だからこそ、リスクを取ることが有利になります。なぜなら、競争相手が少ないから。

「おぼえておいて欲しいのは、『ゆっくり成功すればいい』ということだ。SNSを見ると、30代、あるいは20代でベンチャーを立ち上げて成功した『きらきらした』人達ばかりが目に入るかもしれない。だが、厳しい競争を何十年も勝ち続けることは難しい。若い時にどれほどイケイケでも、事業が行き詰まったり、SNSで炎上したりして失速して、『敗者』として人生の後半を迎えるのはかなりつらい体験だろう。大事なのは『若くして成功する』ことではなく、『人生の最後に成功する』ことなのだ。」

参考文献:橘 玲著 『シンプルで合理的な人生設計』(発売日:2023年3月7日)
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Photo by Sydney Haws on Pexels.com

参考文献:橘 玲著 『シンプルで合理的な人生設計』(発売日:2023年3月7日)

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1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。
2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない
3.レバレッジ、信用取引等はしない
4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う
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6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する

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2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』
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