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半導体も政府債務もヤバい。『韓国の借金経済』

チャイナブームの終焉

最近、韓国の貿易赤字が大きな話題になっています。

内需経済が大きく、海外に多くの資産を持っている日本とは違い、韓国は貿易収支に頼っている部分が大きいのですが、2022年、韓国の貿易赤字は474億6,700万ドルの赤字と、2008年以降14年ぶりの赤字になりました。その理由の1つに、「対中貿易が赤字に転落したこと」があげられます。

経済破綻以降、韓国経済は内部では「借金」、外部では「中国の経済成長」に支えられて成長してきました。しかし中国では、これまで韓国等からの輸入に依存してきた半導体の中間財を、中国国内で製造できるようになりつつあり、韓国ではチャイナブームが終わりを迎えようとしています。

参考文献:シンシアリー著『韓国の借金経済』(発売日:2023年3月1日)

「半導体」分野における韓国のジレンマ

産業研究院(KIET)の報告書によると、2021年の半導体産業の総合競争力は、米国96点、台湾79点、日本78点、中国74点、韓国71点、EU66点の順でした。その前年、2020年の調査では、韓国が中国より上でした。

韓国は、メモリー半導体分野では87点と高く評価されましたが、システム半導体分野では63点に過ぎません。ファウンダリー分野では台湾TSMCの台頭が目立っており、日本でも熊本にTSMCの工場が建設中です。この分野で、韓国が台湾に勝つのは容易ではありません。

素材・部品・装備面で強い日本と、ファウンダリー分野で強い台湾が手を組むことは、日台だけでなく、グローバルサプライチェーンフレンドリー優先(自陣営優先)で再編成しようとしている米国の動きとも一致します。

一方韓国の立場からすると、経済を中国に依存しているためどうしても対中牽制に積極的に参加できず、この動きは決して望ましいものではありません。さらにその中国も、天文学的な資金をつぎ込んで人材を引き抜いて技術開発を進めており、もはや韓国の競争相手に変化してきています。

参考文献:シンシアリー著『韓国の借金経済』(発売日:2023年3月1日)
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Photo by Adam Lee on Pexels.com

韓国は政府債務もヤバい

韓国の場合、民間(個人・法人)が債務を負う形で政策をとってきたこともあり、政府の債務はGDP比54.1%であり、そこまで問題になるレベルではないと言われてきました。

しかし韓国の通貨ウォンを含む、外国為替市場において影響力が弱く、他国の通貨と自由に交換できない通貨(=ソフトカレンシー)の国の場合、政府債務を50%ほどで調整するのが一般的だと言われています。

IMFが先進国クラスと分類した35か国のうち、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、豪ドル、カナダドル、スイスフランを通貨とする国を除外する11か国が、ソフトカレンシーの国です。すなわち、韓国、チェコ、デンマーク、香港、アイスランド、イスラエル、マルタ共和国、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、スウェーデンですが、これら11か国の政府債務平均はGDP比53.5%であり、韓国はこれらの国の平均を超えています。

しかも、他の10か国の政府債務比率は周期的に上下しながら平均を維持するラインを描いているのに対し、韓国政府の債務は右肩上がりで増加しており、特段の措置がない限り、克服されない構造です。

「IMFは、11か国の政府債務比率が今年53.5%から、2027年50.2%に、5年間で3.3%ポイント減少するとみた。同期間、韓国政府の債務比率は54.1%から57.7%に、むしろ3.6%上昇するとみた。韓国と他の10か国との政府債務比率の格差は、2011年基準だと韓国が21.5%ポイント(11か国54.5%、韓国33.1%)低かった。2022年に初めて韓国が0.5%ポイント高くなった後、2027年には7.5%ポイントまで格差が広がる見通しだ』

(聯合ニュース)

家計債務もそうですが、政府債務もまた、増加スピードこそが最大の問題ではないでしょうか。ちなみに韓国は、企業債務も増加速度世界第2位です。(1位はベトナム)


参考文献:シンシアリー著『韓国の借金経済』(発売日:2023年3月1日)

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