「あなたが『本当の自分』と一致し、本来の力と輝きを取り戻し、魅力的になればなるほど、非常に高い周波数を放つパワースポットのような存在になります。周りの人は、その心地よさに惹かれ、『あなたのようになりたい』と思う人も出てくるでしょう。そういう人が一人でも増えることが、この『新しい地球』全体の波動を高めて、次元上昇の強力な上昇気流を作り出すことになるのです。」
私たちは目を醒ますことを選択しました。それを加速させるためには、意識が放つ波動(周波数)を高めていくことがとても重要になります。
波動の高い低いは、優劣ではありません。波動が高いというのは、統合に向かうことであり、波動が低いというのは分離に向かうという意味です。
私たちの本質は意識であり、特有の波動を放っています。そして、波動には同じ性質のものが引き合うという特性があるので、ポジティブな波動を放つことで肯定的な変化をもたらすことが出来ます。
波動は、高めることも大事ですが、同時に強くすることも大切です。それによって現実が大きく動き出すことになります。そして、波動を強くするためには、「自分の心に一致した行動をとる」ことです。
「分かっているけど、行動出来ない」は要注意
「こうしたほうがいい」と感じているのに「やらない」という状態は、自分と一致していないということです。そのままでいると、波動が弱くなり、現実に対する影響力も弱くなっていきます。つまり、望む変化を起こすことが出来なくなります。
「頭では分かっているけど、行動出来ない」というのは、「本当には理解していない」ということです。その、モヤモヤした状態から抜け出したいのなら、「私は本当にはわかっていない。分かった気でいただけなんだ」と認めることが大切です。そうすれば、「自分は本当にはどうしたいのか」に向き合い、再スタートすることが出来ます。
直感を働かせて、行動に移すのは72時間以内
直感は、ハイヤーセルフからやってきます。ハイヤーセルフとは、あなたに関して全てお見通しの存在です。
「自分」がいて、その頭上に「ハイヤーセルフ」がいて、そのまた遥か頭上に「源」があります。その3者が常に一直線にアラインメント(並列)されている状態が、「本当の自分」とつながっている状態です。
「本当の自分」と一致していれば、自然と直感に従って行動出来るようになるので、結果的に自分に必要なことが分かるようにもなります。そうなれば、人生が楽しくなり、もっといろいろチャレンジしたいと意欲的にもなるでしょう。
「自分も変わりたい」と口で言っていても、ハイヤーセルフから送られてくるサインに耳を傾けなかったり、それがやってきても行動しなければ、いつまでたっても本当の自分を生きることは出来ません。また、ハイヤーセルフからサインが来ているにもかかわらずいつまでも行動に移さないでいると、ある時突然、「なんでこんなことが起きるの?」という青天の霹靂と感じることが起こったりします。
反対に、「〇〇をしたい」と感じてから72時間以内に行動を起こせば、宇宙は「本気で変わろうとしているな」と捉え、バックアップしてくれます。
心地よいという感覚に従えば、直観力はさらに高まる
自分がハイヤーセルフとしっかりつながっているかどうか、分かりやすい指針となるのが、心地よいかどうかです。
居心地が悪い、イライラしている、不安や心配で心が休まらない、どうしたらいいか分からない等の時は、ハイヤーセルフと調和していません。なぜなら、ハイヤーセルフとつながっている時は、いつだって居心地が良く、満たされていて、流れを信頼して、身を任せることが出来るからです。
根拠はなくても、「なんとなく、そっちの方が良い気がする」と感じることがあります。直感に従うとはそういうことで、「それを選んだ方が居心地が良い」「しっくりくる」と感じているということだからです。居心地がいい方を選んでいくということは、ハイヤーセルフと一致していくことであり、源とつながっている状態ですので、ますます直観力も高まっていきます。
自分にとっての心地よさを知る
日々自分がどれだけ心地よいものに囲まれて過ごすことが出来るか。自分を心地よい状態に出来ればできるほど、ハイヤーセルフと一体化していると言えます。
五感で感じる感覚というのは、個人差が非常に大きいものです。しかも、その日の体調や気分によっても変わります。ですから、選択の機会がやってくるたび、もっと心の声を聞き、自分の感覚に寄り添って吟味してみましょう。
変化を受け入れる
自分の心地よさに従っていると、この前まで夢中になっていたことに、急に興味を失ったりするようなことが起きてくることがあります。それは、自分の本質がより明確になるため、魂に従った、本当にやりたいことに関心が向くようになるからです。
本当の自分を生きることで、今までのあなたに大きな変化が起きることになるのは自然なことです。目醒めを加速させるということは、自分に起こる変化を積極的に受け入れ、それを楽しむということでもあります。
安定は悪いことではありませんが、安定を求めて、それにしがみついてしまうと、必ず揺らぎが起きることになります。揺らぎは不安定さとも言い換えられます。不安定ですから、当然変化が生まれます。
この宇宙の根本的なDNAの中には、変化が組み込まれているので、変化しないということはありえません。変化を拒むというのは、本質という在り方を拒んでいるということです。それでは本当の自分を生きることなど、到底できないでしょう。
わがままになっていい
「いつも自分の心地よさを優先してください」というと、それは「わがままだ」と思う人がいます。
人の振舞いを見て、「あの人は自分勝手だ」と思うのは、自分の中に「自分勝手はいけないこと」という周波数(概念、観念)があるからです。「あんなわがまま、許されるわけない」と言いたくなるのも、自分の中に「わがままはいけないこと」という周波数があるからです。
その否定の周波数を外してその人を見ると、「自分さえよければ良いというわがまま」なのか、本当の意味で自分を大切にし、ひいては相手をも大切にすることにつながる、「ありのままを表現するわがまま」なのかが分かるようになります。前者は分離意識で存在し、後者は統合意識で存在していて、全く異なる在り方です。
努力や我慢は、「本当の自分」とずれているサイン
我慢していても、本当の意味でプラスにはなりません。なぜなら「みんな、本当の気持ちを押し隠して、フラストレーションを溜めながらでも、調和をとらなければいけない」という周波数をバンバン出すことになるからです。
基本的に、我慢や努力が必要なことと言うのは、「本当の自分」とずれているサインです。自分が本当にやりたいことをしている時、努力という単に強いる在り方ではなく、やりたいからやるという、シンプルさがあります。
例えば、ある仕事が生きがいと言えるほど好きだとします。その仕事の中で、「企画を立てることは得意だけれど、プレゼンが苦手でやりたくない」というような、好きなものの中に、苦手なことが含まれるケースです。
そんな時、「企画さえ立ててくれればいい」という環境を探すとか、「プレゼンは完全に人に任せると決める」という手もありますが、本当にやりたいことなら、企画した本人がプレゼンする方が説得力もありますし、それを何度も求められる場合は、自分を、より高いレベルに引き上げるための材料と考えることです。あなたが、そこを超えた時、今までとは、全く違う世界が広がっていることになるでしょう。
参考文献:並木 良和著 『新しい地球の歩き方 自分史上、最高の自分に出会う旅』(発売日:2022年12月9日)