未来は選択の連続
未来という言葉で、あなたは何をイメージしますか?
未来は今から始まっています。今と密接に関係しているのです。今の絵がなければ、未来の絵は描けません。未来というのは、次の瞬間も未来ですし、1年後も未来です。
例えば、今晩家で食べますか?外で食べますか?という質問に、瞬時にあなたは家で食べるイメージと、外で食べるイメージをします。そして例えば、いつも家で食べるので、今晩も家で食べるという選択をします。しかしその前に、外で食べるというイメージをした時に、何を食べようか、どのお店に行こうか等、瞬時に考えたはずです。そして、その中に特にピンとくる選択肢がなかったので、いつも家で食べるので、いつもと同じようにしようという自動運転モードになって、家で食べるというパラレルを選んだのです。
気づかないうちにあなたはたくさん考えていて、たくさんパラレルを創っています。そして、意識して考えていないと、自分の傾向の選択ばかりになります。意識しないと自動運転になってしまうということです。
1年後も10年後も今晩も同じです。何も変わりません。未来のパラレルは、あなたが未来をイメージする数だけ出来ます。その中からあなたは気に入ったパラレルを選ぶのです。それが未来のパラレルであり、その時のあなたの現実なのです。
しかし、魔法のように、急に現実が変わるということは物質世界では難しいです。例えば、今の現実では結婚もしていないのに、突然パートナーと子供が現実に現れるということはありませんね。未来のパラレルとつなげるためには、準備が必要です。
未来のパラレルは、詳細に決めていかなければしっかりとした現実にはなりません。例えば、刺身が食べたいと思った時に、何の魚か決めてください。鯛ですか?ヒラメですか?タコですか?それとも3種類全部ですか?それが決まらないと買うことが出来ません。そして、どこで買うかも大きな要素になります。どこでも良いと思っていると美味しい刺身を買うことが出来ないのです。美味しい刺身を売っているところを探してください。こうして詳細に決めていくことで、あなたが一番望んでいる未来を現実にすることが出来るのです。刺身なら何でもいいと思っているよりも、どの魚の刺身を、どこで買うかを決めていくことで、より自分の望む未来を現実に出来るのです。出来るだけ具体的にイメージするということが重要になってきます。
そして、もう一つ重要なことが行動するということです。いくら現実は幻だ、ホログラムだと言っても、あなたは物質世界にフォーカスしていますので、行動しなければ何も起きないのです。考えることがパラレルになると思っていくら考えていても、パラレルは出来ますが、その望んでいる未来のパラレルにはつながらないのです。
未来のパラレルにつなげるには、たくさんのことを決めていかなければいけません。しかしそれは、あなたは意識することなく毎日、毎瞬やっていることです。生活するというのは、決めることの連続なのです。何を決めていくかによって生活が変わってくるということです。それがパラレルワールドなのです。
根本的な話
あなたはどういう生き方がしたいですか?死ぬときのパラレルをどう考えていますか?何を思いながら死にたいと思いますか?
あなたは、死ぬときに満足して、あ~、私の人生楽しかったぁ~と思いながら死にたいですか?それとも、あれもしたかった、これもしたかった、まだ死にたくない、まだ生きていたい、もしくは、自分の人生は一体何だったのだろう、つまらない人生だった、と思いながら死にたいですか?
楽しかったと思いながら死にたいのであれば、それが最終的なパラレルです。そのパラレルが決まれば、そこに行くまでのパラレルの方向も決まります。あなたの中に核が出来ます。その最終的なパラレルにつなげるにはどうしたらいいか・・・常にその視点で考えるようにすればいいのです。
あなたはいつも考え、その中から選択しています。ですから、選択する時に、このパラレルを選んだらどの方向に進むかを考えればいいのです。楽しかったなぁ~と言って死にたいのであれば、楽しいパラレルを選び続ければいいのです。
しかし、楽しむと思う思考が出来ないと、楽しいと思う選択肢を創ることが出来ません。つまり、我慢しなければいけない、そうしないと生活できないと思い込んでいると、楽しいと思う選択肢を創れないのです。
よく陥りがちな例ですが、あなたたちは小さなころから「将来のために」という思考を刷り込まれています。将来のために我慢しなさいという思考です。小さい頃から、今したいことを我慢して勉強して、有名な学校に入学して、有名な会社に就職して、そして、その会社の中で出世することが良い人生だと教えられます。この考え方では常に我慢が伴います。今したいことは後回しにして、何が起きるか分かりもしない未来のために頑張る。ずっと、「きっとよくなると考えられる未来」のために、我慢し続けることになります。これが勝ち組、成功者の生き方ですと教えられ、それを目指して生きるのです。そうなると、最終的なパラレルはどうなると思いますか?
我慢することに快感を覚えるという人以外は、もっと楽しくいきたかったと思うでしょう。でも、精神的な我慢に快楽を覚えるのも、生きている時です。まだまだ未来があると思っている時です。もっと我慢すればもっと良い未来が来ると思っている時です。これで人生が終わると思った時には、自分は何を我慢してきたのでしょうと思うのです。たとえ社会的にとても成功したとしても、ここで終わるならばもっと自由にしたいことがあったと思う人が多いのです。最終的にそういうパラレルになる人が多いのです。
あと陥りやすいこととして、人に合わせなければいけない、人と同じ行動をしなければいけないと思うことです。自分の本当の気持ちを隠して人に合わせることに慣れ過ぎていると、常に人の意見に合わせて無意識に我慢し、従うことになります。人がこういう人生がいいよと進める人生を歩んでいくことになります。
だから、一瞬一瞬の選択を真剣に考えていただきたいのです。今選択するパラレルの次には、どういうパラレルが出来ていくのかをイメージしながら選択していただきたいのです。それには、最終的なパラレルを常に意識してください。
参考文献:ミナミAアシュタール著『パラレルワールド∞の未来』(発売日:2023年9月20日)
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