「引き寄せの法則」は、あなたが存在を理解していてもいなくても存在していますが、「ありのまま受け入れる」を意図的に活用するには、自分の思考の方向を選べるように、自分がどう感じているかを意識して気づけなければいけません。
「ありのまま受け入れる」とは
好ましくない状況を目の当たりにしても、それを阻止したり変える行動を何もしないと決めたなら、あなたは我慢していることになります。それは、「ありのまま受け入れる」という言葉で意味することとは全く違います。
「ありのまま受け入れる」というのは、「内なる存在」とのつながりを保てる捉え方を見つけるということでもあります。つまり、自分の思考の方向を決めるために、自分の「感情」に従うということです。
他人の「ありのままを受け入れる」とは、我慢することではない
あなたの経験をコントロールするのは、あなた自身です。「私は私という存在であり、他の全ての人も同じであることを進んで受け入れること」だとする「ありのまま受け入れること」は、あなたを完全な自由へと導く法則です。
「ありのまま受け入れられる人」になるのは良いことだと言うと、その意味を誤解する人が多いようです。「ありのまま受け入れる」とは「我慢することだ」と勘違いしているのです。
我慢している時、あなたは「ありのまま受け入れる」を出来ていないのです。「我慢」と「ありのまま受け入れる」は全く別のものです。我慢している人は、ネガティブな感情を抱いています。「ありのまま受け入れる人」は、ネガティブな感情を持ちません。これは非常に大きな違いです。ネガティブな感情が存在しないということこそが、自由そのものと言えるからです。
我慢している間、あなたはネガティブな感情を抱き続けることになり、それゆえネガティブなものを引き寄せ続けます。一旦「ありのまま受け入れる人」になると、望まないものを自分の経験の中に引き寄せることがなくなり、絶対的な自由と喜びを経験するようになります。
あなたが「幸せな人生」の実例になる
慰めの言葉を口にしても、相手を元気づけることは出来ません。「望むものを手に入れていない事実を認めること」は、その人を元気づけることにはならないからです。ですが、あなた自身が違う自分になれば、相手を元気づけることが出来ます。
あなたが自分自身を実例にして、力と明晰さを示せば、相手を励ませるでしょう。あなた自身が裕福であれば、相手の豊かになりたいという気持ちを刺激できるかもしれません。あなたの思考が心地よく感じられるとき、あなたは相手を元気づけることが出来るのです。あなたが心地悪い気分を感じている時、あなたは相手を落ち込ませるか、ネガティブな創造を増幅させています。このようにして、あなたは、自分が「相手を元気づけているかどうか」を知ることが出来るのです。
どんな時でも自分らしくいられて、他人が自分に対してどんな思考を向けてもネガティブな気持ちにならないとき、あなたは「ありのまま受け入れる」状態を実現しています。あなたが、世界に目を向け、いつも喜びを感じることが出来るなら、あなたは「ありのまま受け入れる人」になっています。どの経験に喜びがあり、どの経験に喜びがないのかを知り、喜びのある所にだけ参加できるようになったら、あなたは「ありのまま受け入れる」状態に達したと言えるでしょう。
望むものだけを探す
「ありのまま受け入れる」という状態に到達し、それを維持するには、決意することです。
今日何をしていようが、誰とやり取りをしようが、どこにいようが、自分が見たいものを探すことを決めるのです。意図を強く決めることによって、「引き寄せの法則」があなたの引き寄せたいものだけを引き寄せ、見たいものだけを見せてくれるのです。
参考文献:エスター・ヒックス著『新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(発売日:2022年4月22日)
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