いきなりお金持ちになることは難しいですが、考え方や日々のお金の使い方を工夫すれば、お金持ちを目指すことは誰にでもできます。
愛、健康、時間、夢等、お金よりも大切なものはいくらでもありますが、資本主義の今の日本において、それらを守るためにお金が必要です。快適な生活のため、健康を守るため、時間を短縮するため、夢の実現のため。
あなたはお金持ちになりたいですか?
『金持ち本100冊を読んでわかった50の黄金ルール』に、そのヒントを見つけられるかもしれません。
お金持ちになるために学歴人脈は関係ない
約10年前、アメリカでロナルド・リードという男性が亡くなり、話題になりました。
彼は貧しい家庭で育ち、ヒッチハイクをして学校に通っていました。高校卒業後は、ガソリンスタンドで25年間働き、その後は清掃員として17年間働きました。また38歳の時に2LDKの家を購入し、一生住み続けました。
この男性が話題になったのは、92歳で亡くなった時、10億円弱という多額の資産を持っていたことが明らかになったからです。また遺言書に、そのうちの7億円を寄付すると書かれていました。
輝かしい学歴や経歴のないロナルドは、どのようにして多額の資産を貯めたのでしょうか。
答えはシンプルで、若い頃から節約をしてお金を貯め、株式投資をしていたからです。わずかな投資額が複利効果で数十年かけて9億円以上に膨れ上がったのです。
投資には、複利の魔法があります。最初の投資額はわずかでも、長期間投資を続けることで成功確率が上がります。大きなリターンを短期間で得るよりも、複利の力を利用して、小さなリターンを得て積み重ねることで、破綻を避けることが出来るのです。
また裕福になった後は、「足るを知る」ことが大切です。お金を得るスキルと、維持するスキルは全く異なるので、多くの資産を築いたにもかかわらず、結果的に失敗する人はたくさんいます。野心が大きくなり、お金にどん欲になりすぎると、破産が待っているかもしれません。
副業を始める
収入を増やすための手っ取り早い方法として、副業があります。
2018年には、厚生労働省の発表が話題になり、様々な企業で副業が解禁になりました。副業は、国にも企業にも、そして個人にもメリットがあるため、これから副業は当たり前の時代となっていくでしょう。
副業をするにあたって大切なことは、「副業は2番目の仕事」という意識を持たないことです。あくまで本業と並行した存在としてとらえるようにしましょう。本業をメイン、副業をサブとして考えているうちは、副業で本業の収入を超えることは出来ません。むしろ本業が小遣い稼ぎやベーシックインカムと考えるくらいがちょうど良いかもしれません。
また、副業は1つに絞る必要はありません。ある程度の収入を確保出来たら、次の副業を始めることをお勧めします。なぜなら、収入減が多くあるほど、一つのビジネスがダメになっても別のビジネスで補填するといったリスクヘッジが出来るからです。自分が出来そうな副業を検討することから始めてみましょう。
FIREという生き方
FIRE (Financial Independence Retire Early=経済的自立と早期リタイア)とは、投資で得られる不労所得だけで生計が成り立つ状態です。
FIREは高収入でなくても達成することが出来ます。たとえ、今のあなたの年収が300万円で貯金0円だったとしても、やり方さえ間違えなければ達成可能です。
正しいやり方とは、収入の一定割合を貯蓄することです。この時最も大切なのは、貯蓄率です。貯蓄率によってFIREまでの年数を計算することが出来ます。
・貯蓄率30%→約30年
・貯蓄率50%→約15年
・貯蓄率90%→約3年
でFIREに到達できると言われています。
資産運用をすることでお金がお金を生むため、今の年収が多いか少ないかは関係ありません。
プロティアン・キャリア
副業や転職が当たり前になった今、現在のキャリアや将来のキャリアについて悩む人が増えています。実績も資格もなく、自分は何をしたらいいのか分からないと悩んでいる人への一つの選択肢として、プロティアン・キャリアという考え方があります。
プロティアンとは、ギリシャ神話で登場するプロテウスに由来しています。プロテウスは、自分自身の姿かたちを自由に買える能力を持っています。つまりプロティアン・キャリアとは、その時々の環境に合わせて、自分を自在に変えて成長していくキャリアという意味です。
キャリアについては、一度就職すると今更変えられないと考えている人が多いと思います。
・大学を卒業して就職し、その後何度も転職して有名な企業で実績を残したわけでもない
・気が付いたら30代後半になっていて、家族もいるから収入は落とせない 等
このような状況では、今までやってきたことが活かせる範囲でしかキャリアを選択できないとつい考えてしまうかもしれません。しかしそれは大きな間違いで、誰でもプロテウスのように、年齢に関係なく新しいキャリアを作ることが出来ます。
一般的にキャリアとは、過去の経歴の事を言います。そして、一流大学出身の人や、大手企業で実績のある人だけがキャリアがあると考えられています。しかし、履歴書に書けることだけがあなたのキャリアというわけではありません。
・過去の経歴ではなく、これからの人生を送っていくプロセスに目を向けましょう。過去のキャリアも、未来のためのものであると考えることが大切です。
・キャリアは一本道である必要はなく、変化の早い現代においては、柔軟に変えていく必要があります。自分の意志さえあれば、キャリアはいつどんな形でも、新しく作っていくことが出来ます。
・何をしたら幸せになるかを明確にして、幸福感を感じながら生きるようにしましょう。
会社員は、組織の利益を追求することがミッションですが、プロティアン・キャリアは自分のやりたいことと組織のミッションを重ね合わせるものです。
参考文献:金川顕教著『金持ち本100冊を読んでわかった50の黄金ルール』
本日のオマケ
私の取引
以下のファンドを毎営業日自動買付しています。
1.日本株式インデックスファンド 7,000円(自動買付) (ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド) 2.世界株式インデックスファンド 7,000円(自動買付) (SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド) 3.コモディティインデックスファンド 7,000円 (自動買付) (三菱UFJ国際-eMAXISプラス コモディティインデックス)
これまで株式ばかりに投資してきたので、コモディティは実は初挑戦です。
コモディティインデックスファンドは11月24日から買い始めました。少なくともこれまでのところ、株と比べて値動きが激しいです。コモディティインデックスファンドの現在の評価額は41,381円、含み損は619円です。
またこれらとは別に、日経平均225(ダイワ上場投信-日経225(大和日経平均)【1320】株の基本情報|株探(かぶたん) (kabutan.jp))も、ちまちま購入しています。
今週は、29,000円から100円下がるごとに1口ずつ買うように指値注文を入れていました。
結果、29,000円で1口、28,900円で1口、28,800円で1口、28,700円で1口、28,600円で1口、合計5口買えました。現在評価額は143,000円、含み損は1,055円です。
来週もまた、ちまちま購入するべく、休みのうちに指値注文を入れておこうと思っています。
私の投資方針
1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。 2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない 3.レバレッジ、信用取引等はしない 4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う 5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる 6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する
投資方針の根拠
1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』 ・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する 2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』 ・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め 3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』 ・基本的に売らない 4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』 ・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる 5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』 ・素晴らしい会社を適正な価格で買う