皆さんは個人的な成長、家族の成長、ビジネスの成長を望んでいるはずです。しかし、もっと深く長期的な視点では、幸せ、豊かさ、社会への貢献、他者に対する説得力と影響力、そして愛を求めているはずです。
私たちは誰もが、一つの目標から次の目標へと前進することで成長していきたいと考えており、目標と目標の間で立ち往生することは望んでいません。それぞれ求めるものは異なりますが、誰にでも共通することとして、世の中に貢献し、違いをもたらし、目標に定めたことをうまくやり遂げたいと思っています。
なぜ私たちはそれを望むのでしょう。私たちは周囲の人たちに影響を与えたいと思っているのです。それが一緒に働く仲間であれ、家族であれ、親しい人であれ。自分の持つ能力を引き出して、それを役に立つものにしたいのです。
『アファメーション 』で紹介されている原則は、使い方さえわかれば、人生観を一変させるものになります。あなたが自ら築いた障害だけでなく、内に秘めた資質と無限の可能性を照らし出してくれるでしょう。目標の実現に向けて人生を大きなストライドで進むことを手助けしてくれるはずです。
「アファメーション」という言葉は、持って生まれた潜在能力、思い描いている理想、望まれる結果を自分に信じ込ませ、効果的な目標設定を行うことを意味します。このアファメーションの作業は、以下の5つのステップ全てに必要になります。ポジティブに将来を見据える思考法を取り入れることで、ビジョンを生み出し、態度を変化させ、選択肢を見出し、機会を掴み、コンフォートゾーン(自分が快適に感じられる領域)を広げ、より良いチームと組織を育てることに役立てます。
ステップ1:ビジョン、使命、価値観、動機、態度を明らかにする。 ステップ2:創造的な思考、ポジティブなセルフトークを取り入れる。 ステップ3:ターゲットを定義し、目標の刷り込みを行う。 ステップ4:行動を起こし、方向を正す。 ステップ5:人を育て、組織を改善する。
重要なのは、自分を取り巻く世界をより良い場所にすることです。重要なのは、自分と子供たち、あるいは社会全体を幸福にする数々の出来事を生み出すことです。
「見てごらん、鍵は君のポケットの中にあるよ。君はただドアのかぎを開けて、自由になればいいんだ」
ステップ1:ビジョン、使命
何を達成するかは、ほとんどの場合、何を信じるかによって決まります。「信じることが出来れば、達成したも同然」と言ってもいいでしょう。
あなたの現実は、あなたが内に持っているコンテナのサイズと同じです。創造性、想像力、行動範囲は現在のコンフォートゾーンの中に限定されてしまいます。あなたの「現実」を現状のまま封じるのではなく成長させられるとしたら?簡単なことではありませんが、可能なことです。そして、努力するだけの価値はあります。
現状が固定されたものだと信じれば、「こういうものなんだ」という誤った考えに囚われてしまいます。「いつもこうだった。これからも変わらない」と思ってしまいます。しかし、現在が永久に続くことはありません。
着実に成果を上げる高パフォーマンスの人達は、「人生はこういうもの」という代わりに、毎日新しい現実を築いていきます。彼らは「自分の力で」変化を生み出していきます。
信じることを変えれば、結果がついてくるのです。信じることを変えれば、人生をどう生きるかを変えることが出来ます。会社の経営方針も、家族の生活も。障害物を築いたのは「あなた自身」です。何かをその状態にとどめているのは、ただ自分がそれでいいと信じているからという場合が多いのです。
「良いものも悪いものもない。人の考えでそれが決まる」
(シェイクスピア)
高パフォーマンスの人になりたければ、最初にどんな結果を望むのかを定めなければなりません。
あなたは具体的に何を望んでいるのでしょう?どんな職業?どれくらいの収入?どんな社会?どんな家?どんな精神生活?どんな人間関係?望む結果を頭の中に鮮明に描き出す必要があります。そのビジョンが脳に刷り込まれると、創造性が刺激され、目標を達成するために役立つ情報を見つけ出せるようになります。
理想の世界を考えてください。たとえ今の自分はめちゃくちゃで、否定すべきことばかりだとしても。
「あなたが想像することは、現実世界で実現できる」
一人一人が今いる場所をスタート地点として、自分の理想の場所を明らかにしなければなりません。人として成長するにつれ、あなたの目指す場所は、より大きく、より優れた、より素晴らしいものになるでしょう。それが「現在地」から「目的地」への旅の、自然のプロセスなのです。今日のあなたが考える「目的地」に比べ、10年後のあなたが考える「目的地」は、ずっと大きなものになっているはずです。
参考文献:ルー・タイス(著), 苫米地英人(監修), 田口美和 (翻訳)『アファメーション 』(発売日:2011年12月14日)
本日のオマケ
私の取引
以下のファンドを毎営業日自動買付しています。
1.日本株式インデックスファンド 5,000円(自動買付)
(ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド)
2.世界株式インデックスファンド 5,000円(自動買付)
(SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド)
また以下のファンドを、月1回三井住友VISAカードで積立しています。
1.世界株式インデックスファンド 50,000円(自動買付)
(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))
私の投資方針
1.投資対象は、主に株式インデックスファンド、又は個別株式とする。
2.世界株式インデックスファンドは、老後まで基本的に売却しない
3.レバレッジ、信用取引等はしない
4.財政状態、経営成績が良く、PER及びPBRが低めの割安株式を買う
5.平時は、預貯金の残高が減らないペースで積み立てる
6.暴落等により含み損が発生した場合、含み損状態を脱するまで、平時より積立額を増額する
投資方針の根拠
1.ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』
・長期の実質トータルリターンは、他の資産に比べ株式が圧勝する
2.山崎元、水瀬ケンイチ著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』
・世界株式インデックスファンド、特に(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がお勧め
3.厚切りジェイソン著『ジェイソン流お金の増やし方』
・基本的に売らない
4.ジョン・C・ボーグル著『インデックス投資は勝者のゲーム』
・インデックスファンドは98%の確率で、アクティブファンドに勝てる
5.チャーリー・マンガー著『マンガーの投資術』
・素晴らしい会社を適正な価格で買う