マイナスでいっぱいになっている潜在意識をプラスへと変えて、積極精神で生きる時、人生は好転し、健康や長寿も、成功や幸福も、全てがこの手に入ります。
そんな天風哲学を解いた中村天風の言葉が、『中村天風 折れないこころをつくる言葉』には数多く紹介されています。
喜びの感情で「幸せへのスイッチ」を入れる
「自分の生きてる間、何とも言えない楽しさ、朗らかさ、おもしろさの絶えざる連続だというような生き方にしなきゃあ」
(中村天風『盛大な人生』)
この大宇宙は、隅々まで宇宙エネルギーで満たされています。そんな宇宙エネルギーを受け入れれば受け入れるほど、運命は好転し、病は良くなり、願いは叶い、何もかもうまく運びます。
ところが、平等に注がれているはずの宇宙エネルギーの受け入れ量は、各人によって違います。大量に受け入れて、バリバリ成功している人もいれば、反対に宇宙エネルギーを遮断してしまって、くよくよし、何をやってもうまくいかない人もいます。
「楽しさ、朗らかさ、おもしろさ」という喜びの感情は、幸せになるためのスイッチです。
理想の人生を作る「4つの条件」を満たす
「根本エネルギーである大きな力の受け入れ量を出来るだけ多くすることが、生命を強く、長く、広く、深く生かす、一番の大根大元になるんです」
(中村天風『心の成功の炎を』)
宇宙エネルギーをたっぷり受け入れないと、理想の人生を生き抜くことは出来ません。理想の人生とは、次の4つの条件が満たされたものです。
① 強い:順境の時も、逆境の時も、境遇のいかんに関わらず強く生き抜く
② 長い:出来るだけ長く生き、天寿を全うする
③ 広い:清濁を併せのむほどの大きな心をもって、広くこの世と人生を生きる
④ 深い:何事でも深層まで達して、人生で味わう妙味をより深く味わう
広く生きて、誰からも好かれる人間になろう
「他人に好かれない人間というものは、もうだんぜん、有意義な幸福な人生に生きられないんですよ。」
(中村天風『君に成功を贈る』)
幸せになろうと思ったら、他人に好かれる人になりなさいと天風は言います。人から嫌われては、幸せは遠のくからです。では、好かれる人間の条件とは何でしょうか。
①好き嫌いを言わないこと
②思いやりをもって、真心から親切に応接すること
③他人に迷惑をかけないこと
④他人からの恩義を大事に考えて、感謝で報いるようにすること
⑤心をおおらかにし、感謝で受け止める、そんな心の持ち方で人生を作り上げること
幸せとは、「心の平安」である
「本当の幸福とは、自分の心が感じている、平安の状態をいうのだ。」
(中村天風『運命を拓く』)
口を開けば不満ばかり言ったり、些細なことでくよくよしたりする人は、残念ながら幸せとはほど遠いでしょう。そんな人は、すぐに心が乱れるからです。反対に、どんな時でも心が平安な状態でいられたら、それこそが幸せだと天風はいいます。
くよくよしたら、プラスの自己暗示をかける
「おかしくもなんともない時に、嘘でもいいから笑ってごらん」
(中村天風『心の成功の炎を』)
おかしくも悲しくもないニュートラルな状態で、被験者にわざと泣いてもらいます。その後、泣いたことでどんな気持ちになったのか調べました。すると実験の結果は、理由もなく悲しくなったというのです。この実験から分かるのは、「泣くから悲しくなる」ということです。
これはもちろん、他でも当てはまります。嘘でもいいから笑ってみると、理由もなく晴れた気分になることでしょう。「笑うから楽しくなる」ということです。
参考文献:中村天風 著『中村天風 折れないこころをつくる言葉』(発売日:2018年11月7日)
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