あなたの貯金がたまらない、お金が増えないのは理由があります。いつもお金に困っている人は、「お金の法則」を知らないからです。お金の法則とは、お金の本質のことです。
千田 琢哉著『「お金」の法則』より、お金の法則を8つご紹介します。
稼げる器は既に決まっている
楽して儲けようとする人たちが、「誰でも億万長者になれる」、「これに投資すればだれでも儲けられる」等という甘い誘い文句で、お金に困っている人からなけなしのお金を取っているのが現状です。しかし、そんなうまい話等、あるわけないのです。
人には稼げる器というものがあり、それは努力ではどうにもならず、その人の才能でほぼ決まってしまっているというのが現実です。
大多数の人は年収1,000万円に届かず生涯を終えます。それは、大多数の人にはその程度の器しかないという証拠であると、著者は言います。
器のない人が無理に稼ごうとすると、法律すれすれのマルチ商法や、法外に高額な怪しい商材販売で短期的に稼ぐ以外に方法はありません。しかし、こんな稼ぎ方では誰からも尊敬されませんし、幸せになれるとも思えません。
普通の中小企業で勤務し続ける限り、年収上限は600万円程度、そこそこの大企業や役所では、年収上限は1,000万円程度です。会社に勤めている限り、収入には絶対に上限があります。年収を大幅に上げたいのであれば、独立する以外に道はありません。しかし、無理に独立したところで、本人に器がなければ成功できず、勤めていたころよりも年収が下がる人の方がはるかに多いのです。
まずは、自分の器を正確に知ることが重要です。自分の器を知った上で挑戦するのと、器をわきまえずに挑戦することは、全く別物です。
年収とは信用の偏差値である
「人生はお金が全てではない」とか、「年収がその人の価値ではない」という言葉を聞いたことはありませんか?これはもちろん正しいです。
しかし意識しておかなければならないのは、年収とは貴方が今いる場所での信用の偏差値だということです。
年収が低いということは、あなたが今いる場所で、信用の偏差値が低いということです。逆に年収が高いということは、あなたが今いる場所で、信用の偏差値が高いということです。平社員より課長の年収が高いのは、課長の方が信用の偏差値が高いからです。
年収とは、あなたが今いる場所での信用の偏差値です。年収が低いということは、あなたが今いる場所で、信用の偏差値が低いということです。逆に年収が高いということは、あなたが今いる場所で、信用の偏差値が高いということです。平社員より課長の年収が高いのは、課長の方が信用の偏差値が高いからです。
もしあなたが、今より年収を上げたいなら、今いる場所で信用の偏差値を上げるしかありません。信用の偏差値が上がれば、確実に年収は上がります。
ではどうすれば信用の偏差値を上げられるのでしょうか。
それにはまず、当たり前のことを当たり前にすることです。挨拶をする、遅刻をしない、人の嫌がることを言わない、真剣に働く等です。そして、仕事が出来るようになるために勉強したり、人と会う等により、PDCAを愚直に回し続けることです。
お金は才能を活かして、それに没頭する人を好む
お金と才能は、切っても切れない関係にあります。
あなたがお金を増やしたいなら、プロとして最低限の才能が必要です。才能があれば、仕事で成功しやすくなります。まずは、自分の才能を見つけましょう。
自分の才能を見つける際に大切なのは、自分の過去を振り返って、周りの人よりも結果が出たこと、無理せず自然に出来たことを探すことです。小中学生時代に、クラスで一番になれたようなことです。好きなことではありません。
長時間労働や運に頼る人はお金に嫌われる
お金は、長時間労働者の味方ではありません。むしろ、長時間働くことは会社からもイメージが良くありません。生産性が悪く、残業代がかかるからです。お金は、労働時間には全く関係ありません。いかにして多くの人に影響を与えたかで、お金は決まります。
例えば、超一流のスポーツ選手が年俸何十億円も稼ぐことが出来るのは、世界中に感動を与え続けているからです。
同じように、あなたも仕事でたくさんの影響を与えることが出来れば、確実にお金は集まります。あなたが本気で年収を増やしたいなら、どんなことで人を感動させられるか、人に影響を与えられるのかを、自分に問い続けることです。
最高の夢を描くのではなく、最悪の場合を想定する
長期的に勝ち続けている人には共通点があります。それは、夢を描くだけではなく最悪の場面を想定していることです。
夢だけでなく最悪の場面を想定できる人が、夢をかなえることが出来ます。
最悪の場合を考えるのは、マイナス思考ではありません。最悪の事態に陥らないための思考法であり、むしろ失敗をプラスに捉える前向きな考え方です。
気が付いたら増えちゃった
長期的なお金持ちは、精いっぱい苦労してお金を増やしたわけではありません。気が付いたら増えちゃったのです。
例えば、東大に上位一桁で合格する人は、中学時代ですでに東大合格圏内で、何が何でも東大に入るという必死さはありません。気が付いたら入っちゃったのです。
もしあなたがお金持ちになりたいなら、3つ方法があります。
- 得意なことでガンガン稼ぎまくってお金を増やし続ける
- ある程度のまとまったお金を元手に確実に投資で増やし続ける
- この両方を器用にこなしていく
あなたは、人生の中で気が付いたら出来てしまったということはありませんか?そこに、お金を増やすためのヒントがあります。
お金持ちに嫌われる人はお金持ちになれない
お金持ちに嫌われる人は、お金にも嫌われます。なぜなら、あなたがお金持ちになるには、お金持ちに好かれて、引っ張り上げてもらう必要があるからです。
もしあなたが、本気で芸人や歌手になりたいなら、ただスキルを伸ばすだけではダメです。お金持ちで権力のある人から認められる必要があります。そうしないと、大衆の場に出る機会を与えられないからです。出版の世界でも同じです。文章をうまく書けるだけではダメなのです。
まずは、お金持ちで権力のある人から認められる必要があるのです。
お金より大切なものがある人は、お金から益々好かれる
お金は、お金よりも大切なものがある人に嫉妬します。そして、益々追いかけてきます。
あなたには、お金よりも大切なものはありますか?
- お金が全てじゃない
- 世の中お金よりも大切なものがある
そう言っている人に限って、本当はお金が一番だと思っています。人間には、自分に最も欠けているもの、最も自分が欲しいものを声に出すという本能があります。
もしあなたが、本当にお金が全てじゃないと思っているなら、わざわざそんな言葉を言う必要がないのです。
本書の詳細は『「お金」の法則』をご参照ください。
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