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今しかできないことにお金を使う。『DIE WITH ZERO』

アメリカでは、70歳の時に最大の資産や貯蓄額になるというデータがあるそうです。下図は日本のデータですが、年齢が上がれば上がるほど世帯の純金融資産が増加していることが分かると思います。日本もアメリカと同じなのです。

(出所:内閣府)

お金を増やし続けて死ぬ人生で良いですか?お金を稼ぐのは大事ですが、人生の制限時間内に使い切るべきです。人生で一番大切なものはお金ではなく、経験です。経験にお金を使うことでしか人生は広がっていきません。何のために貯金するのか、何のためにお金を使うのが良いのか、どう生きるのが幸せでしょうか。

それを考える全ての人に、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』はお勧めです。価値観に、変化が起きるかもしれません。本書より、次の5つのテーマでご紹介します。

今しかできないことにお金を使う

人は死ぬときに、あれをやっておけばよかった、なぜ早くやらなかったのかと後悔します。今やったら楽しいこと、嬉しいことでも、先延ばしすることで出来なくなったり、楽しくない、嬉しくないことになることもあります。

今しかできないことにお金を使うことを意識しましょう。将来のためといって、今やりたいことを我慢して節約するのは、実はとても勿体ないのです。人は老化には逆らませんし、必ず死ぬので。

例えば私の場合、小学生の頃は霜降りの松坂牛が一番の好物でした。誕生日にそれが食べられるので、誕生日が待ち遠しかったのを覚えています。でも今は脂身の少ない、赤身の健康的なお肉の方が好きです。好きなものも出来ることも、加齢とともに変わっていきます。もう霜降りの松坂牛は食べたいと思わないのですが、不思議なもので、小学生の時にそれを食べた時の気持ち、感覚は残っています。

何をすれば自分が幸せになるのか、知っていますか?その経験に、惜しまずお金を使いましょう。仕事に没頭している時、やりたいことをやれている時、美味しいごはんを食べている時、大事な人と過ごしている時等。人生の充実度を高めるのは貯金額ではなく、経験です。時間とお金はともに限られています。いつ何に使うのか。死ぬときに、しておいてよかったと思える経験を、たくさん増やしておきましょう。

1秒でも早く経験にお金を使う

なぜ1秒でも早く経験にお金を使うのが良いのかというと、若い頃に得た経験は、その後何十年も記憶として残り、それが自分にとっての最高の資産になるからです。

時間やお金をかけて何かを経験するのは、その時を楽しむためだけではありません。投資の不労所得と考えればわかりやすいでしょうか。人間には記憶があるので、一度経験を通じて学ぶことが出来れば、その後の何十年も続く人生の生き方や考え方に大きな変化をもたらし、結果的に生涯にわたって大きなリターンが得られます。

死ぬときにも、それまでの経験を思い出すことになるでしょう。あれをしてよかった、あれをして最高だった、あの時の決断は最高だった等。もう新たな経験が出来なくなった人にとっての喜びは、過去の経験です。経験が浅い人は、ただ年を取っただけの人です。

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Photo by David Bartus on Pexels.com

0で死ぬのを目指す

収入が高い人でも低い人でも、生きているうちにお金を使い切り、ゼロで死ぬを目指すことです。これをライフサイクル仮説と言い、生涯にわたってお金を最大限に活用するための消費と貯蓄の方法です。貴重な時間と労力を費やして稼いだお金を、生きているうちにできる限り使うことを意識しましょう。

そのためには、人が生きられる最長の年齢を計算して、1年あたりに消費する金額を決定するということが必要です。多くの人はそれを考えていないので、必要以上のお金を貯めているか、貯めなさすぎているかの2パターンに分かれます。

たとえ仕事を喜びの源泉だとみなしている人であっても、仕事とは無関係の経験にある程度の時間とお金を費やすべきです。稼いだお金を使わないのであれば、それはやはり無駄です。お金が自分のものになったら、それを価値ある経験に変換することを意識しましょう。仕事以外の経験でも楽しいことはたくさんあります。色々な国に行ってみる、美味しいご飯を食べる、健康に気を遣う、良い音楽を聴きに行く、家族で幸せな時間を過ごす等、幸せを感じることがきっとあると思います。

多くの人は、死ぬ前にお金を使い果たすのは怖いと思っています。しかし、未来の年老いた自分のために、必要以上に今の自分から貴重な経験を奪ってはいないですか?70代になっても人々はまだ未来のためにお金を貯めようとしています。現役時代に、老後のための貯蓄と言っていた人も、人は歳とともにお金を使わなくなるため、退職後にそのお金を十分に使っていないケースが多いです。なぜ必要以上にため込んでしまうのかというと、老後の予期せぬ費用、医療費のためです。0で死ぬためには、自分があとどのくらい生きるのか真剣に考える必要があります。最後の日を意識している人の方が、一生懸命生きることが出来ます。

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Photo by Nirav Shah on Pexels.com

健康は金より重い

年齢を問わず、健康ほど経験を楽しむ能力に影響するものはありません。健康であれば、たとえお金が少なくても素晴らしい経験が出来ます。そのため、若い頃から健康管理を徹底することが大切です。

健康が失われると結局、病気の治療や延命のために今まで働いてきたお金を使うことになります。若い頃から健康に投資しておきましょう。健康の鍵となるものは、「少食」「糖質制限」「運動」です。

人生最大の後悔

人生最大の後悔は、勇気を出してもっと自分に忠実に生きれば良かったというものです。他人の望む人生ではなく、自分の思った通りに生きれば良かったと。

人生2番目の後悔は、働きすぎなければよかったということです。逆に一生懸命子育てしたことを後悔した人はいませんでした。働きすぎた結果、子供やパートナーと一緒に時間を過ごせなかったことを後悔している人が多いようです。

5年、10年単位で、人生の目標を立てると良いのではないでしょうか。

white jigsaw puzzle illustration
Photo by Pixabay on Pexels.com

本書の詳細は 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 をご参照ください。

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・Money Literacyとは、自分のお金のことを自分で判断できる力をいいます。

・Money Literacyを身に付けるべく、投資にまつわる様々な最新情報、お金に関する本やデータの紹介、会計税金周りの情報、役に立つ知識について、日々更新してまいります。

<当ブログ執筆者のプロフィール>

・日系・外資系、ベンチャー・大手・政府系、監査法人、多種多様な会社での勤務経験があります。現在5社目、5社中3社が金融機関です。

・投資経験15年以上、現在は個別株式及びインデックス投資信託の積立のみ継続中。

・米国公認会計士ライセンスホルダー、税理士2科目合格(簿記、財務諸表)。

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