与沢翼さんと言えば、ネットショップ事業の失敗をきっかけに、 アフィリエイト事業、Webサービス事業で成功し、一時期「秒速で1億を稼ぐ男」や、「ネオヒルズ族」として一世を風靡した方でした。遊びすぎた結果、2014年に破産したものの、その後株式及び不動産投資で70億円以上の総資産を築いた方です。
日本版ドナルド・トランプ氏のような方ですね。お金で大きく成功し、失敗した彼の言葉を、『お金の真理』から、次の5つのポイントでご紹介します。
人間の欲望には終わりがないと知る
今あるものに感謝して満足することが大切です。どんな人も欲望に取りつかれてしまうことがあります。例えば、タワマンに住みたいとか、高級車を乗り回してちやほやされたいとか、モデルのような美女と付き合いたいとか。ただ、こう言う考えを持っていれば持っているほど、お金を失いやすい。なぜなら、その欲望には際限はないからです。
100万円の腕時計を手に入れたのに、次の瞬間もう別の200万円する腕時計が欲しくなるというように。時計も車も女も、欲を言えばきりがありません。そんな欲を追い続けていれば、いつかお金が底をついてしまいます。
著者の与沢さんも、欲望に身を任せてキャバクラやラウンジで夜遊びをして一晩に1,000万円規模のお金を散財したりして破産するという経験をしています。永遠に満たされることのない欲望は、そもそも最初からかなえる必要はないと考えるのです。
行きすぎた節約は逆効果
例えば、仕事のパフォーマンスに大きく影響する住居や食事、遊びに行くのをやめるというようないきすぎた節約をすると、逆効果になります。心を癒すための最低限度の支出まで節約すると、生きる活力まで失ってしまいます。その他、知恵を手に入れるための本も削るべきではありません。
与沢さんは自己破産した時でも、書籍への投資はやめなかったそうです。支出を減らすことには限界があるので、収支を大きく改善するためには、収入を増やすこと、つまり稼ぐことに注力することです。節約でお金持ちになろうとせず、節約して貯めておいたお金を、チャンスが来たらドカンと投資してください。その投資対象は、株であったり、不動産であったり、ビジネスに必要なものであったりします。貯金したお金は、投資して増やさなければ一生お金持ちにはなれません。
人脈はお金を奪っていく「負債」となる
人脈こそが成功の秘訣だという人もいると思いますが、人脈は負債です。本当に好きな人とだけ付き合い、それ以外の人間関係は捨てるべきです。なぜなら、あなたを儲けさせるために近づいてきてくれる人などこの世に一人もいないからです。
それに、お金持ちになるには多くの人脈が必要だという人は、結局のところ、他人を金儲けの道具としてしか見ていないことが多いのです。この人と知り合えば自分が儲かる、得が出来る、大きく見せることが出来るという下心があるから近寄ってきます。
多くの人とつながれば、それだけ飲み会や冠婚葬祭、イベント等の付き合いが必ず発生します。結婚式には、お付き合いで参列する必要はありません。これからお金を増やしたいと思っているのに、そんなところにお金を使っている場合ではないからです。
だから、自分が本当に好きな少数の人とだけ付き合い、それ以外の人間関係は捨ててしまうことです。そうすれば、心と時間、お金に余裕が出来ます。成功するための拠り所となるのは、結局自分だけです。
過去を検証しない人は、進歩のない同じ人生を歩む
誰だって失敗したことを知られたくはないと思います。例えば、転職に失敗して大幅に年収が下がったとか、起業したのに1年もたたずに倒産したりしたとか。恥ずかしいし、多くの人は、他人からざまぁみろと言われたくないので、失敗を隠します。
しかしそれでは、多くのチャンスを失ってしまいます。人間は、過去を反省することでしか自分を進化させることが出来ないので、勇気をもって最初に失敗を認めて、恥をさらしてしまいましょう。
すると、自分自身がその問題から逃げられなくなり、自然と問題を解決するようになります。また、その潔さが逆に人から応援されることになります。最初にミスを認めて、恥をさらすことで信頼を失わずに応援者が現れたり、そのミスを成長につなげることが出来ます。
恥をかけるということはとても強いことです。嘘はつかない、失敗も隠さないことが大切です。
何事に対しても期待値の高すぎる人はすぐに破綻する
例えば、Youtubeは儲かると期待して参戦した芸能人は、利益が生じない期間が耐えられなくてすぐにやめてしまう人が多いのですが、逆に別にYoutubeで稼がなくてもいいやと期待せずに好きかってやっている芸能人は長続きしやすいし、結果としてお金もついてきやすいという事実があります。つまり、期待しないから長く続けられるのです。
これは全ての物事にもいえます。物事を継続するうえで、高すぎない期待というのが非常に重要な役割を持ちます。結果を期待せずに、でも結果を目指して行動するのです。
期待をなくすためには、ゆとりを持って取り組んでください。例えば仕事であれば、頑張りすぎると必ずうまくいかなくなった時に失望し、行動が止まってしまうので、余裕を持ってやることです。そして粛々淡々と行動し続けることです。
本書の詳細は 『お金の真理』 をご参照ください。
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