とにかく考える、努力する、極める。『大富豪がわが子に伝える秘密の法則』

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スティーブ・シーボルド著 『大富豪がわが子に伝える秘密の法則』には、著者が一代で財を成した億万長者たち1,200人にインタビューした結果分かった、愛するわが子に伝える、資産を築き、自由で充実した人生を送るための100の教えが書かれています。

100の教えとありますが、同じようなことも繰り返し書かれていますので、ここでは5つのポイントでご紹介します。方法論というより、考え方が本書のメインです。

  • 解決策を考える
  • 失敗に対する考え方
  • 努力すること
  • 付き合う人を選ぶ
  • 一つのことを極める

解決策を考える

資産家というのは、人の問題をたくさん解決した人です。また、この世で最も難しい仕事は、「考えること」です。問題をたくさん解決した結果として、お金持ちはお金持ちになったということです。

どんな仕事でも、ちょっと考える、一工夫する人というのは仕事が出来る人だと思います。また、とことん特定の分野で考えた結果、何か画期的な発明をすれば、大金持ちになれる可能性もあります。

ただ一生懸命働いてお金持ちになれるというわけではありません。もしそうであるなら、みんなお金持ちになれるはずです。レストランで働いているアルバイトの人も、工場のライン作業をしている人も、毎日事務作業をしている人も。でも、みんなお金持ちというわけではありません。なぜなら、単純作業というのは考えなくても出来るからです。単純作業は、お給料が低いですね。より良い解決方法を考える仕事程、お給料は高くなります。

つまり、普通の人は大抵一生懸命に働いていますが、お金持ちは、解決策を考えることを一生懸命にする人たちです。

一つの作業をする時、貴方はどれだけのことを考えていますか?1つ1つ突き詰めることで、今やっている仕事をレベルアップすることが出来ると思います。

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Photo by Rheyan Glenn Dela Cruz Manggob on Pexels.com

失敗に対する考え方

普通の人は、失敗すると自尊心を打ち砕かれ、落ち込み、失敗を怖がるようになります。

若い方であれば、失敗することによって人から怒られることを怖がるかもしれません。熟練の方であれば、今までのやり方を踏襲していれば大きな失敗はしないだろうと、無難な方を選択し続けるかもしれません。人はこうやって、なるべく失敗を避けようとします。

失敗を避けようとしたり怖がるのは、失敗することによって、自分の人間性まで否定されているような感覚に陥るからです。しかし実際は、失敗したとしても、貴方の人間としての価値が下がるわけではありません。(失敗を恐れないためには、高い自尊心を持つことです。参考:人生がうまくいっている人は、自尊心が高い。

一方お金持ちは、失敗は単なる一つの行動に対する結果に過ぎないと考えます。また失敗を、成功するための知的財産と考えます。知的財産を積み重ねれば積み重ねるほど、より成功に近づく、つまり失敗は、成功するために欠かせないものと考えています。

財を成すには、肉体的、精神的、知的な苦難がつきものです。それを覚悟し準備をしていれば、苦難にぶち当たった時も挫けることが少なくなるのではないでしょうか。

努力すること

上流階級の生まれだったり、名門大学出身者はハングリー精神を持っていないことが良くあります。こういうパターンは意外と大成功はしません。また他のほとんどの人も、頑張って財を成そうという野心や根性を持ち合わせていません。

執念を燃やして、粘り強く努力を重ねる起業家は、いずれお金持ちになります。お金持ちは、努力をして教養を身に付けます。教養を身に付けている人は、信頼されます。そういう人に、仕事が集まってきます。

「貧しい人の家には立派なテレビがあるが、金持ちの家には立派な蔵書がある」(by 筆者)

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Photo by Pixabay on Pexels.com

付き合う人を選ぶ

付き合う人(人間関係全般を指します)を選ぶ理由は、相手の意識が自分に伝染するからです。

周りの5人のレベルの平均が、貴方の意識レベルになると、よく言いますよね。周りが普通の平均的な生活、思考をしている人であれば、自分も同じく普通の平均的な生活、思考をする人になります。少し背伸びして、意識の高い人たちのグループに入り、そこに馴染めるようになれたら、馴染めた時には自分もそのレベルになっているということです。

私たちが、本当に仲良く深く付き合える人数は限られています。ですので、その限られた中で誰を選ぶのかということは非常に重要なことです。自分があまり付き合いたくない、時間を割きたくない人に対しては、断ることも必要です。

この本では、例えばお金持ちのスポーツであるゴルフやテニスをビジネス戦略の一環として検討してみるのも良いでしょうと書かれています。そもそも、運動することも良いことですからね。(運動すると、頭も良くなります。参考:有酸素運動をする。『一流の頭脳』

一つのことを極める

お金持ちは、自分が経験を積んで熟知している特定の分野(得意分野)の問題解決に特化し、苦手なところは人に任せます。

創造性が豊かな生徒は、学校で優秀な成績を修めないことが多いのですが、起業家やイノベーターとして成功するケースが多いです。

学校の勉強は、事実の暗記や正確に計算できる能力等が求められるので、起業家やイノベーターとして成功するような才能を測る尺度とは異なります。そのため、創造性が豊かな生徒は、「学校の勉強」の尺度でとらえられると、ごく一般的、むしろあまりよくない成績ということも多くあります。

学校の成績云々にとらわれず、自分の才能はどこにあるのだろうということを見つけ、その専門分野で深く極めていくことが、お金持ちになるためには大切です。

「大きな成果を上げている人達を研究した結果、彼らが多彩であることはめったになく、特定の分野に秀でているだけだった」(by ドナルド・クリフトン教授)

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

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「努力すること」について

本書の中には「野心」という言葉がありましたので、ここでも野心と紹介しています。しかし、本当に持つべき(いつか持つべき)は「志」なのではないかと思います。

ソフトバンクの孫正義さんも、志高くとおっしゃいます。「野心ではなく志を」と。(原文は”ambition”だと思うので、「志」とも訳せます。)

本書に興味を持っていただいた方、詳細は 『大富豪がわが子に伝える秘密の法則』 をご参照ください。

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