お金と幸せの関係

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お金と幸せの関係について考えたことがあるでしょうか。

お金の話をするのは卑しいという価値観をお持ちの方であっても、この世が資本主義社会である限り、お金から目を背けて生きていくことは出来ません。

働く理由の1位~3位は、次の通りです。(参考:はたらく理由ランキング |転職ならdoda(デューダ)

  • 生きていくため(56.3%)
  • 趣味や嗜好品を豊かにしたいため(19.4%)
  • 家族を支えるため(8.1%)

これらは全て、言い換えると「お金のため」です。働く理由には、「やりがい」や「楽しさ」もあると思いますが、ほとんどの人は、結局お金のために働いているのです。私たちが健康で文化的な生活をするためには、お金が必要です。これが、資本主義社会のルールです。

しかし、一人の人間が使える金額には限界があるので、ある一定の金額までいくと、生活に変化は起きなくなり、単に銀行・証券等の口座の「数字」が大きくなっていくだけになります。

生きるためにお金はある程度必要なものの、それを追い求めすぎると健康、時間、人間関係などが犠牲にすることになります。私たちは幸せになるために生きているはずなので、そのバランスを取る必要があるのです。

では、いくらぐらいのお金を稼げば、お金があれば、幸せになれるのでしょうか。

  • 本当に、年収800万円で幸福度は変わらなくなるのか
  • お金がない場合の弊害
  • どのくらいの資産があれば満足できるのか
  • お金が多すぎると不幸になる

本当に、年収800万円で幸福度は変わらなくなるのか

「年収7万5,000ドル(約800万円)付近を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほぼ変わらなくなる」というのは、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン博士らによる「幸福と収入の関係」に関する研究で得られた結論として有名です。

このうち「幸福度」とは、日常生活で感じる、嬉しい、楽しい、幸せ、美味しい、好き等の感情に基づいたものを指します。

お金がなくて欲しいものが買えない「我慢」をする必要がなくなるという状況は、私たちの幸福度を上げてくれるでしょう。美味しいものを躊躇なく食べられる、綺麗で快適な家に住める、好きなところに旅行に行ける等。その境界線が、年収800万円だということです。

年収800万円を超えると、一通り皆がやりたいと思うような、羨ましがられることが出来るようになります。だから、幸福度はそれ以上あまり上がりません。その一方で、年収が上がると、長時間労働が必要だったり、会社で責任のあるポジションについてストレスが増える等、かかるストレスがどんどん大きくなっていくでしょう。

現在の年収が800万円以下の人にとっては、幸せになる最も簡単で確実な方法は、お金を稼ぐことです。なお、この年収800万円というのは「一人あたり」の話です。家族であれば、世帯年収が1,500万円が目安になります。

また、別の調査データ(国際ギャラップ世界世論調査)によると、自分の人生に対する評価、自分の人生の満足度は、年収1,000万円くらいまでは上昇し、それ以降は変わらなくなるということが分かっています。

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Photo by NEOSiAM 2021 on Pexels.com

お金がない場合の弊害

常にお金について悩んでいる人や、お金がないと困っている人は、お金の事ばかりを考えてしまう状態になります。これが、幸福度を大きく下げます。

お金がないことは、例えば、以下のような弊害があります。

  • 結婚できない:「結婚」という選択肢が取りにくくなります。
  • 健康状態が悪化する:低年収の人の方が肥満が多いという統計データがあります。食費を削ろうとして、炭水化物ばかりを摂りがちになるためだと言われています。
  • 心配事・悩みが増える:もし今病気になって働けなくなったらどうしよう、今仕事をクビになったらどうしよう、老後どうしよう等、いつも心配事や悩みを抱えた状態、メンタルが不健康な状態でい続けることになります。
  • 時間が減る:お金がないと、「もっと働かなければ」という思考になり、より時間が無くなります。旅行等、貴重な経験をする時間も減ってしまいます。
  • IQが下がる:お金があるときとない時では、IQが10ポイントほど違うという研究データがあります。IQが10ポイント違うとは、普通の時と徹夜明けくらい違います。

お金がないことは、不幸になります。私たちは、お金がなくて困らない程度には、稼ぐ必要があります。

どのくらいの資産があれば満足できるのか

金融資産が1億円を超えると、幸福度が増えなくなることが分かっているそうです。逆に言うと、金融資産1億円までは、私たちはコツコツ貯金することによって幸福を感じることが出来るということです。

なお、下図野村総研の日本の富裕層に関するデータによると、金融資産1億円を超える世帯数は132.7万あり、全世帯の約2.5%に相当します。

(出所:野村総研

上図を表にしたのが、下図です。

お金が多すぎると不幸になる

2018年のパデュー大学による調査によると、年収1,100万円を超えると逆に幸福度が下がることが分かっています。私たちは、年収が上がれば上がるほど、幸せになれるわけではないのです。なぜそうなるのでしょうか。

一つは、仕事上のストレスが増えるからです。

実は、バリバリ働いて稼いでいる世界のエリートは幸せではないことが分かっています。日本でも、超一流企業、外資系等では基本的にはノルマに追われる激務だと言われています。外資系では、成果を出せなければクビになると言われています。年収1,000万円を超えるためには、多くのもの(時間、健康、人間関係等)を犠牲にする必要があります。

そして、人間の欲望にはきりがないからです。

衣食住を満たされた後にも、無限の欲望が出てきます。服飾類、宝石、家、車等、いくらでも高価なものはあります。たとえ年収が1億、2億になっても、別荘が欲しい、自家用ジェットが欲しい等、キリがありません。自分よりも年収が高い人は、無限にいます。そして、今はSNS等もあり、欲望が刺激されやすい環境もあります。人と比較すると、不幸になります。そんなものをずっと追っていては、幸福度が下がるのは明らかです。

さらに、多く稼ぐとトラブルが増えるからです。

「これに投資をすれば儲かる」等、怪しい話がたくさん舞い込んでくるようになり、騙されてしまうリスクが増えます。お金目的で人が近づいてくることもあるので、人間関係のトラブルも増えます。よく、「お金持ちは孤独」と言われますが、人間不信になるからでしょう。

shallow focus photography of lavenders
Photo by Palo Cech on Pexels.com

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外資系企業は成果を出せなければクビになるイメージが強いかもしれませんが、基本的にそう簡単にクビにはなりません。特にミドル・バックオフィスは、日本企業とそう変わらないと思います。ただ、試用期間でクビになった人を見たことはあります。激務というより理不尽というのが、私が外資系企業で感じたことです^^;

「プロフェッショナルファーム」は激務かつ大きな責任が伴うので、厳しい世界だと思います。中でも特に大手法律事務所は、頭脳明晰というだけでなく、かなりの体力・集中力・胆力等がないと生き残れない世界だと思います。

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