バフェットの3つの投資理論。『バフェットの投資術』

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フォーブス誌長者番付の常連である投資家のウォーレン・バフェットは、財務諸表を読み解いて投資先を決定し、投資家として成功を修めました。彼は、「大学では会計学を学ぶべき」と断言しています。投資に会計の知識は欠かせないのです。

マンガでわかる バフェットの投資術』を、次の6つのポイントでご紹介します。

  • 複利効果
  • 投資で失敗しないための3つの教訓
  • バリュー投資とは
  • 株式に関する3つの鉄則
  • 15の質問で企業の成長性を評価する
  • バフェットの3つの投資理論

複利効果

「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」(by アルバート・アインシュタイン)

はじめに用意した元本に対してだけ利息が付くことを、「単利」と言います。一方、元本から生じた利息を、元本に組み込むことで元本の増加に応じて次期以降の利息が雪だるま式に増えていくことを「複利」と言います。

例えば、元本100万円を利率5%の複利で運用すると50年後には1,147万円になります。単利で運用すると、50年後には350万円にしかなりません。

複利運用は、利益が利益を生んでどんどん膨らんでいく仕組みです。

この複利効果は、投資を始めるのが早ければ早いほど恩恵を受けられるので、投資は出来る限り早く始めることが重要です。

投資で失敗しないための3つの教訓

1.買った時の株価にこだわらないこと

買った時の株価にこだわると、感情的で視野の狭い取引をしてしまうことになります。一時的な株価の変動で一喜一憂せず、長期的な戦略に沿った投資を心掛けることです。

2.目先の小さい利益に気を取られないこと

株式を買うときは、目標とする株価を必ず決めるようにしましょう。

例えば1,000円の株が1,100円に値上がりしても、あなたが2,000円も目標価格にしていれば、その株式はまだ値上がりするから売らないでおこうと判断できます。

3.あなたが失敗した時、その原因を分析すること

買った時の株価にこだわりすぎていなかったか、目先の利益に囚われていなかったか、どうしてこのタイミングで売るべきだと判断できたか、投資の結果が出た後は必ず振り返り、勝ち負けの理由を分析して、次の取引に活かすことが大切です。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

バリュー投資とは

バフェットは、ベンジャミン・グレアムよりバリュー投資という投資手法を学びます。バリュー投資とは、簡単に言うと、株を安く買って高く売る方法です。

しかし、たとえ安く株を買えたとしてもその企業の業績が悪ければ、値下がりする可能性があります。これを避けるために重要なのは、財務分析を行い、企業の本質的な価値を見極めることです。

企業の本質的な価値を見極めるには、次の7つの基準があります。以下の条件に当てはまる株を割安株と言います。このような株は、企業の本質的な価値が高いにもかかわらず株価が低い状態にあるので、投資するべきと判断できます。

1.適切な事業規模かどうか

小型株は出来るだけ避けましょう。

2.財務状況は健全か

流動資産が、流動負債の2倍以上で、長期負債が流動資産以下であることが条件です。

3.収益は安定しているか

最低10年間赤字ではないことです。

4.配当があること

20年連続で配当を出していることです。

5.収益の伸びはどうか

過去10年のうち、直近3年間の一株当たり純利益が、最初の3年間よりも33%以上上昇していることです。

6.株価収益率はどうか

PERが5倍以下であることです。

7.株価純資産倍率は妥当か

PBRが1.5倍以下であることです。

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

株式に関する3つの鉄則

1.企業の一部を所有するつもりで株を買うこと

株を買うことは、企業の一部を所有することなので、起業としての長期的な成長を見越して投資を行うことが重要です。

2.安全マージンを利用すること

投資のリスクを出来るだけ回避するには、安全マージンを利用して、初めから損をしないような取引を心掛けることが重要です。

安全マージンとは、企業価値と時価総額の差額のことです。

例えば企業価値が83億円、時価総額が80億円であれば、差額の3億円が安全マージンです。この差が大きければ大きいほど、リスクは小さくなります。

3.マーケットは主人ではなく僕であること

市場は不安定なので、感情的になっていては利益を出すことは出来ません。市場に従うのではなく、むしろ市場を従わせるつもりで投資をするべきだということです。

15の質問で企業の成長性を評価する

企業の成長性を評価する質問は15個、カテゴリーは大きく3つに分けられます。

1.売上拡大を続ける力があるか

  1. 現在の製品やサービスで収益が伸びるか
  2. 新しい製品やサービスで収益が伸びるか
  3. 研究開発をしっかりとしているか
  4. 独自のノウハウを持っているか
  5. 優れた営業部門があるか
  6. 長期的な展望があるか

2.利益を生み出す力があるか

  1. 十分な営業利益率があるか(一般的に営業利益率が10%以上なら、高いと評価できます)
  2. 営業利益率を維持改善しているか
  3. 適切なコスト分析、財務分析がなされているか

3.経営者の質を見る

  1. 労使関係は良好か
  2. 管理職の能力が引き出されているか
  3. 優秀な管理職が豊富か
  4. 経営者は悪いニュースも報告しているか
  5. 経営者は投資家に対して誠実か
  6. 増資のリスクはないか(増資をすると株式総数が増え、一株当たりの純利益が減少するため、株価が下落する原因になります)

バフェットの3つの投資理論

1.事業内容が単純明快であること

事業内容が理解できる企業にのみ、投資をするということです。知らない分野や業界は、まず調べてみて、それでも理解できなければ投資対象から除外するということです。

2.安定した業績を誇っていること

長期にわたって赤字だったり、大きな売上の上下がなく、同じ製品やサービスを提供して良い業績を上げている企業は安全性が高いと言えます。

歴史が浅く安全性を評価しづらいベンチャー企業の場合は、安定性と成長性のバランスを見て判断します。

3.今後も成長が期待できること

ただ割安であったり、これまでの業績は安定していても今後の成長性が見込めなければ、長期投資には向いていません。

常に需要があり、代替品のない商品やサービスを提供している企業は、今後の見通しも明るいと考えられます。(コカ・コーラ等)

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

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