マナブ氏は日本を代表するトップブロガーであり、YouTuberですので、ご存知の方も多いと思います。彼は2019年、家からほとんど出ることなく年収1億円を達成し、現在のYoutuber登録者も50万人を超えています。
この実績のみを聞くと雲の上の人ような存在に感じるかもしれませんが、彼は元々引きこもりのゲーマーだったようです。千葉出身、父は会社員、母はパート、世帯年収は約500万円~600万円のごく平均的な世帯。ゲームをすることが大好きで、すごく勉強家だったわけではありません。22歳までは読書経験もゼロだったようです。
そんな彼の意識が変わったのは23歳の時。このままではさすがにやばいと感じた彼は行動を開始し、そこから現在の成功に至っています。彼の収入の変遷は以下の通り。
- 2016年:月収5万円
- 2017年:月収20万円
- 2018年:月収300万円
- 2019年:年収1億円達成
彼は、この年収をほとんど家に引きこもりながら達成しています。これほどまでの爆発的な速度で収入を伸ばすことが出来るというのが、ネットの世界の魅力です。
今は副業や、個人で稼ぐことがブームになっています。その第一人者的存在であるマナブ氏が家に引きこもりながら年収1億円を達成したその方法を、本書『億を稼ぐ積み上げ力』より垣間見ることが出来ます。今回は以下の2点に絞ってご紹介します。
圧倒的に継続するための極意
マナブ氏が成功することが出来たのは、継続することが出来たからだといいます。彼はブログを毎日1,000日間連続で更新し続けました。ブログを書いている人であれば、ブログを毎日更新し続けることがどれだけ大変か、分かると思います。なぜマナブ氏はこれほどまでに継続することが出来たのでしょうか。継続には以下の4つのコツがあります。
1.朝起きたら最初にやる。終わるまでは他のことをしない
人間のもつ習慣化の能力を使うことにより、ブログ執筆は歯磨きと同じレベルのルーティンになったと彼はいいます。歯磨きをしないとちょっと気持ち悪い=ブログを書かないとちょっと気持ち悪い、という具合です。気合や根性は必要ありません。
2. 最初の90日が最もつらいと知っておく
習慣化するまでは、継続するのは大変です。
0~30日は超ハード、31日 ~ 90日はかなりハード、91日 ~ 180日は少しハード、181日 ~ 300日は割と大変・・・という具合に、継続するにつれて継続することの難易度が下がっていきます。
ほとんどの人は、最初の30日間で挫折してしまうそうです。最初の90日が最もつらい。それをあらかじめ知っておくことで、気が楽になります。
3.休日を設けない
習慣化のためには休日を設けない。休日を作るということは、継続を断つことになるから。1度休むと、次に開始するのがつらくなります。それなら、毎日継続した方が楽なのです。
会社員もそうですよね。連続休暇明けが、一番会社行きたくないですよね。
4.諦めつつ継続する
継続しても、簡単にすぐに成果が出るわけではありません。そんな時に必要なのは、才能のなさを自覚することです。自分に過度に期待せず、あきらめず、ただ坦々と続けることです。
この考え方は、与沢翼氏の「何事に対しても期待値の高すぎる人はすぐに破綻する」という考え方にも通ずるものがあります。詳しくはこちらから。
成功するために必要なマインド及び行動
マナブ氏流成功するために必要なマインドと行動は、以下の4つです。
1.稼ぐことを優先する
仕事を考えるとき、お金だけではなくやりがいを考えると思います。マナブ氏は、やりがいは後からついてくるので、まずは稼げといいます。
いくらやりがいがあるとはいっても、毎日必死で働いて手取り10万円台とかであれば生活苦になるので、やりがい自体が長続きしなくなるでしょう。
お金があれば、周りの大切な人の幸せをかなえることが出来ます。食事等の健康投資も出来るでしょう。
また、目先のお金ややりがいよりもっと大切なのは、自分の長期的な成長です。一時的に収入につながることでも、自分の成長につながらないのであれば、それは時間の無駄です。
会社員の仕事も同じで、お給料が多少低くても自分の成長が実感できる仕事であれば、それは何らかの形で将来につながっていきます。
仕事を選ぶ基準は①長期的な成長、②お金、③やりがい、とするべきです。
2.実際に稼いでいる人に会う
マナブ氏が収入を大きく伸ばせるきっかけとなったのは、尊敬している人との出会いでした。稼ぐ優秀なエンジニア(年収1,800万円)、同世代のアフィリエイター(月収200万円)との出会いです。彼らとの出会いで、「自分も出来るかもしれない」と思えたそうです。
3.知的資産を積み上げる
知識、経験、スキルといった知的資産を働きながら積み上げていくことが、高い収入を得るためのポイントです。自分のスキルがたまっていく仕事や、実績を積める働き方をする必要があります。自分の今やっている仕事は、給料をもらうためだけになっていないか、考えてみてください。
4.自分に強烈な負荷をかける
仕事が辛いと思っていますか?辛いのであれば、自分に負荷がかかっているので成長できていると思います。成長するためには、きついと思うくらいの負荷をかける必要があります。
マナブ氏の場合は、エンジニアとして独立したばかりの時にAppleから大型案件を受注したそうです。強制的な厳しい環境で最大限の負荷をかけることによって、人間は成長します。
本書の詳細は 『億を稼ぐ積み上げ力』 をご参照ください。
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