意識レベルとは。『パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学』

white daisy on grass field

デヴィッド・R. ホーキンズ 著『パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学』は、その人のスピリチュアルレベルや、どのくらい悟りを開いているかなどを初めて数値で表した本です。キネシオロジーテストという筋肉の反応テストで、スピリチュアルレベルを科学的に測れることを、筆者は発見しました。

この本には、ある感情や物事がレベル1から1,000までの、どのスピリチュアルレベルなのか、より高いレベルに近づくためにはどうすれば良いのか、ということが書かれています

この本を読むと、自分の意識レベルが分かり、いかに生きるべきかが見えてきます。また、あらゆる出来事に対して自分にとってプラスかマイナスかを判断できるようになります。この本から10のポイントでご紹介します。

意識レベルとは

意識レベルとは、精神レベルのようなもので、ホーキンズ博士が編み出した、万物を対象とした、それが持つスピリチュアル性を測る物差しのことです。意識レベルとは、どれだけ悟りを開いているかを数値で表したものです。

意識レベルはレベル1から1,000まであります。レベル1が最もネガティブな状態、レベル1,000が最もポジティブな状態です。レベル1は社会に悪影響しか及ぼさない人で、レベル1,000は社会に良い影響しか与えない人です。

筆者はキネシオロジー筋肉反射テストを使って、1から1,000までの数値を測定しました。キネシオロジーテストとは、人間の筋肉反射の強さを測定することによって、その出来事がその人にとってポジティブな影響があるのか、ネガティブな影響があるのかを測定することです。

不安に思うことを考えると筋肉は弱く反応しますが、ハッピーなことを考えると筋肉は強く反応します。つまり、物事に対しての筋肉の反応を測定することで、その人にとってプラスに働くかマイナスに働くかが分かります。不安や恐れなどの感情を持っていると、生物としてのエネルギーレベルが下がります。反対に自信にみなぎっている状態だと、生物としてのエネルギーレベルが高くなります。この株に投資するべきか否かや、このビジネスを本当にやるべきかどうか、この男性とデートに行くべきかどうかなども、この筋反射テストで分かります。ある思考や行動がどれくらいポジティブな影響を与えるかを数値で表せるということです。

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意識レベル200が分岐点

重要な分岐点は、意識レベル200のラインです。意識レベル200未満はネガティブな状態(=フォース)、意識レベル200以上がポジティブな状態(=パワー)です。フォースとは、恐怖や欲望、怒りなどのネガティブなエネルギーを指します。一方パワーとは、勇気や意欲、愛などのポジティブなエネルギーを指します。

意識レベル200未満では、個人レベル・社会レベルでエネルギー状態がネガティブであり、争いや奪い合いというような破壊に向かっていく状態です。意識レベル200以上では、 個人レベル・社会レベルでエネルギー状態がポジティブであり、よりよくなろうと、変わり続ける勇気・意欲があり、繁栄に向かっていく状態です。つまり、自分がハッピーな状態で周囲の人にもハッピーを与えているなら意識レベルは200を上回ります。一方誰かを批判したり、不安になったり、イライラした瞬間、意識レベルは200を下回ります。

意識レベル200以上の状態をキープすることが、社会に貢献するのに必須です。ハッピーに生きて、世の中に迷惑をかけたくないなら、200以上にメンタルを保たなければなりません。自分が200以上のレベルであれば、何をしていても、かかわる人全員に、ポジティブな良い影響を与えていきます。何か特別にボランティアなどをしなくても、生きているだけで世の中にいい影響を与えます。常に200以上を保てば、パワースポットのような存在になれます。

意識レベル200未満の状態

一番低いエネルギーレベルが、20の「恥」です。死に最も近く、生物としての活力がほぼ0で、自殺が選ばれたりしやすい状態です。レベルを順に並べると、①恥(20)、②罪悪感、③無感動、④悲しみ、⑤恐怖、⑥欲望、⑦怒り、⑧プライド(175)です。

このうち⑥欲望とは、富、権力、名声等を得ることを考えている状態です。欲望ばかり考えていては意識レベル200を超えられませんが、自分の内面がハッピーな状態で周りのハッピーも考えての欲望であれば意識レベルは200を超えます。その人自身が、どのような内面状態で欲を考えているかが重要です。

もうひとつ、⑧プライドの状態が意識レベル200未満であるのは、プライドとは優越感であり、外部の状況によって左右される、受動的で傷つきやすいものだからです。プライドの状態にある人は、感情的な問題や性格の欠陥を認めず、否認してしまいます。そのため成長出来ません。

勇気のレベル(200)

意識レベル200以上の状態は、生命力を強くする方向に動くので、筋肉が強く反応します。
意識レベル200は勇気の状態で、この状態にいる人は、探求心や決断力があり、物事を達成する傾向にあります。人生は面白く挑戦的であり、刺激的なものに見えるので、変化を好み、人生に対して意欲的です。楽しく充実した日々を生きていれば、このレベルは超えることが多いです。このレベルから、社会に対しても常にいい影響を与えるので、周りも意識レベルが高まっていき、プラスの相乗効果が始まります。

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中立のレベル(250)

中立のレベル以下では、物事を2つに分けてみる傾向があります。しかし、レベルが上がると物事を白黒で分けない中立の視点を持つようになります。

このレベルに達すると、とても柔軟性があり、どんな時でも批判的な態度にはほぼなりません。物事を俯瞰して見ることが出来るので、公正な判断を下せるようになります。またこのレベルの人は、結果にあまりこだわらなくなります。自分の思い通りにならないことに対する恐れや苛立ちを、ほぼ経験しなくなります。例えば、今の仕事がピンチになったら、別の仕事でも探そうかなと考えることが出来る状態です。

中立の意識は、内なる自信の始まりと言えます。この状態は、自分の外部、つまりいくら稼いでいるかや、どんな地位についているかなどに、自分の自信の根拠を持っておらず、承認欲求もありません。自分の自信の根拠が、自分の内面にあります。この状態では、職を失おうが、財産を失おうが動じません。外部のものを失っても、自分は自分として今まで通り存在しているからです。このレベルの人は、常にハッピーな状態にいます。この世で生きている自信がみなぎっています。他人の「自由」も、自分の「自由」もとても大事にします。だから、このレベルの人をコントロールすることは難しいです。

意欲のレベル(310)

意欲とは、人生に対する態度が、どんな時でも前向きであることです。急速に成長しだすのが、このレベルです。なぜなら、このレベルの人は、周りから求められて成長するからです。

意識レベルが200未満の人は、「閉鎖的」な傾向がありますが、このレベルになると、誰にでも好意をもって接する人間になります。それにより、社会的にも経済的にも成功する可能性がぐんと上がります。またこのレベルの人は、自尊心が高いです。しかし、レベル200未満の人が持っているようなプライドは持っていません。自分の欠点を良く知っており、それを堂々と公言することが出来ます。また、他者から学ぶ謙虚さを常に持っています。

受容のレベル(350)

このレベルの大きな特徴は、世界は自分の主観であるという意識が芽生えることです。つまり、スピリチュアルな意識や、引き寄せの法則、仏陀の教えなどをきちんと信仰しており、実践しているレベルです。

受容している人は、「全ては自分のせい」という自己責任の原則で生きるようになります。人生は自分が作り上げているということを理解しているレベルです。このレベルから、宇宙や生命と調和して生きることが出来るようになります。ハッピーな人生かどうかは、自分が物事をどう考えるかが全てです。この気づきを得られるかどうかで、意識レベルが大きく飛躍するかどうかが決まります。世界は自分の主観という気付きが得られれば貴方は偉大なパワーを手にすることになります。

この受容レベルにいる人は、人生をあるがままに受け入れます。いちいち余計な判断をしません。正しいか間違っているかを決めることに関心はなく、問題の解決に全力を尽くします。またこのレベルにいる人は、二極化して考えません。自分と立場が違う人のことも、同じように理解して、思いやりをもって接します。つまりどちらの極も必要なもので、2つに分けるのではなく、1つのものとみなします。「ワンネス」の考え方をします。

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愛のレベル(500)

一般的に言われている愛は、条件付きで所有欲やコントロール、性欲などが関係した激しい感情のことを言いますが、このような愛は、憎しみに一変することが良くあります。それに対して、ここでいう愛とは無条件で永久的です。愛の源が、外部要因に依存しているわけではなので、ころっと憎しみに変わることもありません。穏やかで平和な感情です。愛があるとは、世界に対し許し、励まし、ハッピーを与えるサポート的な在り方です。

一般的な愛は、相手の意識レベルを下げることも多いですが、ここでいうスピリチュアルな愛は相手の意識レベルを大きく上げます。一般的な愛が相手の意識レベルを下げることが多いのは、相手の自由を奪おうとするからです。組織であれ、人間関係であれ、相手の自由を奪おうとするところに愛はありません。その反対に、スピリチュアルな愛は、相手に自由や自立を与えます。これは、アゲマンやアゲチンにもかかわってきます。アゲマンやアゲチンと付き合うと、運気が上がります。なぜなら彼ら彼女らは、パートナーがより自分らしく人生を満喫できるようにサポートするからです。そのままのその人らしさを愛しているから、何かの発言や行動がきっかけでパートナーとして信用できなくなるということがあまりなく、永続的な関係になりやすい特徴があります。愛の人はどんな境界も設けないので、たやすく他と一つになることが出来ます。

喜びのレベル(540)

愛がどんどん無条件になるにつれて、貴方の内側から喜びがあふれ出てきます。毎日、常に喜びにあふれ、ハッピーな状態です。一瞬一瞬の、全てが神との出会いになります。このレベルは、高度なスピリチュアル探究者や、ヒーラーなどのレベルです。

このレベルの、今までのレベルとの違いは、他者に大きな影響を与えだすということです。相手の意識レベルを強烈に引き上げることが出来るレベルです。このレベルに達した人は、長時間相手の目をじっと見つめることで、人々を愛と平和の意識に導くことが出来ます。

このレベルの人は、全てのことにシンクロニシティを見出せるようになります。つまり、どんなことが起こっても、完璧なタイミングで物事は進んでいるように感じられます。全てが完全に調和しており、完璧な世界だというのを理解した状態です。世界とその全てが、愛と神性の表現であることが分かってきます。このレベルの特徴として、臨死体験があげられます。臨死体験をしたことがある人は、意識レベルが540以上になり、意識が変容することが良くあります。

悟りのレベル(700~1,000)

このレベルは悟りの状態で、二元性が全く存在せず、完全なワンネスの状態です。私というエゴは存在せず、自分という存在の運命にも全く関心を持ちません。レベル700とは、ガンジー、マザーテレサ等。レベル1,000とは、クリシュナ、仏陀、イエス・キリスト等です。

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本書の詳細は 『 パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学 』 をご参照ください。

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自分を愛する。自分の幸せ最優先。『「引き寄せスパイラル」の法則』

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自分を受け入れた瞬間、何かが起こる! 「引き寄せスパイラル」の法則』の著者奥平亜美衣さんは、『アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)』に出会ったことで、スピリチュアルの世界に足を踏み入れた方です。

「引き寄せ」は、欲しいものを手に入れるための法則ではありません。「引き寄せ」とは人生に対する姿勢のことです。この本を、自分を愛することをメインに、以下の4つのポイントでご紹介します。

本当の「引き寄せ」とは

私たちは、「引き寄せの法則」のことを、理想の暮らし、理想の恋人、大金等の夢や願望を手に入れることだと考えてしまいがちですが、これらは、手に入ったところですぐに不満が出てきてしまいます。これら欲しいものを手に入れたところで、本当の「幸せ」は手に入りません。

私たちが引き寄せたいのは、本当の幸せをもたらすもののはずです。では、幸せを引き寄せるにはどうすれば良いのか。それは、「自分を愛する」ことです。常にいい気分でいることと言ってもいい。本当の幸せはそこにしかありません。これこそが、「引き寄せの法則」の本質です。

多くの人が「引き寄せ」のことを何かをイメージして、それを手に入れることだと思っています。つまり、自分の「内面」ではなく「外面」にあるものを手に入れ、幸せになろうとしています。しかし、それでは永遠に幸せは見つかりません。自分の内面を探っていくところにしか、本当の幸せは見つからないからです。幸せとは、外からやってくるものではなく自分で感じるものであり、とことん主観的なものです。

引き寄せの法則は、「ハッピーな内面」を手に入れることで、「オマケ」で外側にある「欲しい物」が手に入れられるという法則です。まず自分が「幸せな気分」になることが一番重要で、その状態でいると、自然と自分の「願望が引き寄せられる」ということです。もっとざっくりいうと、引き寄せの法則とは、キリストの教えであり、悟りであり、哲学であり、ポジティブ心理学ということです。

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ものの見方が全て

もし、引き寄せでいいことだけを引き寄せたいと思っているなら、それは間違っています。これは、外部のいいことによって自分を幸せにしてもらおうという考え方が、まだ残っている証拠だからです。そうではなく、「自分で自分を幸せにする。」これしか方法はありません。

そのためには、あらゆるものに幸せを見つけ、そのままの自分を肯定し、常にいい気分でいることです。引き寄せの法則とは、自分と同じ波長のものが互いに引き寄せられるという法則なので、自分がいい気分でいることが一番重要なのです。

引き寄せの法則とはいわば、人生に対する姿勢のようなものです。どんな状態であっても、世界を愛し、自分を愛することが出来るかどうか、です。そして引き寄せとは、身の回りにある幸せに見えることを発見する能力であり、人の長所を発見する能力のことです。

引き寄せは、いいことだけが次々おこる魔法のようなものではありませんが、自分の中の世界の見方を変えることで、喜びにあふれた楽しい人生にすることはできます。幸せを感じるかどうかは、その人のものの見方に全てかかっています。

成功についても同じです。普通の人なら通り過ぎてしまうようなただの日常の物事に、チャンスを見る者だけが成功をつかみます。チャンスを見つけた後に、実際に行動に移せるのも、ものの見方がポジティブな人だけです。行動や成功や幸せなど、この世で大切なものはすべて、心の状態によって決まるものなのです。

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自分を愛する

引き寄せの法則は、自分を愛することに始まり、自分を愛することに終わります。それほど自分を愛することは大事なのです。

自己肯定感と引き寄せは密接にかかわっています。自己肯定とは、自分を丸ごと認めること、つまりそのままの自分を愛するということです。そのままの自分を愛せるようになると、常にいい気分でいられるようになるので、いいことがどんどん引き寄せられてきます。自分を愛すると、引き寄せが止まらなくなる。これが、この本のタイトルでもある「引き寄せスパイラル」です。

では、どうすれば自分を愛せるようになるのでしょうか。ポイントは4つです。

1.自分に注意を向けて、自分自身を知ること

自分を愛することは、自分自身に注意を向けてあげることから始まります。他人や外側に向けていた思考を、自分に向けるのです。自分に関心を持つことが、自分を肯定することであり、自分を愛することにつながります。

そして本当の自分を知ったら、否定せずに認めてあげることです。気づいた方もいるかと思いますが、自分を愛する流れも、他者を愛する流れも全く同じです。お互いに関心を持ち、お互いを知り、お互いを認めるところに「愛」は生まれます。

2.自分の感情に嘘をつかず、自分らしく生きること

自分を好きになるには、自分らしく生きていることが大前提です。それには、本心ではやりたくないと思っていることは極力やらず、瞬間瞬間のワクワクする気持ちに従って生きることが大切です。

この、「やりたいことを全部やる」という生き方をすると、自然と誰ともかぶらないオリジナルな生き方になります。そこにこそ、人それぞれの自分らしい生き方というものがあります。そして、本当の成長も、自分らしく生きるところにあります。本当の成長とは、喜びが増えることです。言い換えると、自分がやりたいことをやって、人生が毎日どんどん楽しくなることをと本当の成長と言います。勉強して知識を増やすのも、人生をもっと楽しくするという本当の成長をするためです。人類としての成長も、喜びの総量が増えることです。私たちは、自分の心が喜ぶことを、もっともっと経験するために、この地球に生きています。

「万物の本質は、自分らしくあることだ。自分らしくあるときに、最も自己の力を増大させる」

スピノザ

3.自分を満たしてあげることを最優先すること

人に何かをしてあげる時も、自分が心地よく感じるかどうかが大切です。自分がいい気分になるかどうかをすべての選択の基準とするのです。どんな時も、最優先事項は自分がいい気分になれるかどうか、です。ですので、人と接するときにも、「人に好かれているかどうか」を気にするよりも、「自分が好きかどうか」を気にした方が良いです。本当の幸せに、他人は一切関係ありません。

4.存在しているだけで価値があることを知ること

自分の存在自体が最高だと感じることが、自分を愛することの究極の形です。宇宙の真実としては、誰しも存在している時点で、宇宙にとって役に立っている存在です。どんなものも、宇宙に対して必ず、何かしらの影響を与えており、役に立っています。真実、全ては完璧な調和の元に存在しています。全ては関係しあっていて、全てはつながっている、つまりワンネスです。

これを理解することは、「私=宇宙、私=神」というのを悟ることでもあります。この状態の人は、常にハッピーで、常に感謝しており、常に愛にあふれているので、幸せ、成功、お金など、あらゆるものを手に入れることが出来ます。

このように、自分を愛している究極の状態、それが私=神で、最も強く「引き寄せ」が働くのもこの状態です。

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自分の幸せ最優先

まず自分を満たすことを真っ先に考えましょうというと、それは周りに迷惑をかける自己中と思ってしまうかもしれません。しかし、真実はその逆です。

毎日自分が好きなことをやって、楽しい気分でいる時と、楽しいことを我慢して日常に不満を感じている時と、どちらが人に対して親切になれるか考えてみると分かりやすいと思います。人は、自分で自分を大切にしなかったり、満たしてあげなかったりすることで、人に対してつらく当たるようになります。他者のことを、自分に何かを与えてくれる存在として見始めてしまいます。簡単に言うと、自分で自分を幸せに出来ないから、誰かに幸せにしてもらおうとするのです。これが依存しあう関係をもたらします。

自分の幸せを二の次にしてしまうと人生に対する不満が必ずどこかで爆発します。だから、自分の幸せはどうでもいい、子供の幸せが大切だと考えるのは間違いです。自分の事より、世のため人のためというのも間違いです。人の為(ため)と書いて偽と言います。人の為に生きると、人生が嘘だらけになります。

これに対して、自分のために生きる、つまり、自分が満たされていると、人に対して親切になれます。自分がすでに満たされているから、誰かに幸せにしてもらおうという考えも無くなるので、相手に対する要求や不満も減ります。ありのままの相手を認められるようになり、相手の自由を尊重するようになります。自分が満たされることで初めて、他者からもらう人生ではなく、与える人生が出来るようになります。何か特別なことをしてあげなくても、ハッピーが全身に出ている人は、それだけで周囲の人間を幸せにします。そして自分を愛し、満たせば満たすほど、相手に対して与えるものも大きくなっていきます。自分が愛で満たされれば、ちゃんと他人へあふれ出るようになっています。だからまずは、自分を満たすことを真っ先に考えましょう。

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本書の詳細は 『自分を受け入れた瞬間、何かが起こる! 「引き寄せスパイラル」の法則』 をご参照ください。

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お金持ちの考え方、性格、習慣。『日本でお金持ちになる人の思考法』

sea nature bird beach

お金持ちになるための手段は、大きく2つあります。1つは仕事、もう1つは資産運用です。仕事で多くの報酬を得続けるためには、小さなことの積み重ねが必要です。お金持ちの人は、それを知っている人なのです。

お金持ちというと、どのような人を想像しますか?医者や弁護士、経営者でしょうか。経営者のようにリスクを負っている人、医者のように専門職の人、これらの職業の方がお金持ちなのは、世界共通ですよね。しかし、これらの職業でない人でも、金融資産が1億円を超えている人はたくさんいます。そういう人たちはどのような方法でお金持ちになったのでしょうか。

中桐啓貴著『日本でお金持ちになる人の思考法』より、お金持ちになる人の思考法を、以下の3つのポイントでご紹介します。

お金持ちの考え方

1.資産を社会に還元する

お金を出来るだけ稼いでから死にたい、稼いだお金で評価されたい等々、お金に固執している人の元には、残念ながらお金は集まりません。

お金持ちの人は、自分の手元にお金が多く残っていることを偶然だと言います。運に恵まれただけ、優秀なビジネスパートナーに恵まれただけ等々。このように考えているからこそ、そのお金を寄付等により社会に還元します。

日本だけではなく世界を見ても、子供や家族に資産を残さない人がお金持ちになる傾向が強いことが分かっています。ビル・ゲイツ氏も、子孫には最低限しか資産を残さないと言っています。お金持ちの人は、資産を社会に返そうとします。これは重要な考え方の一つと言えます。

もちろん誰もが、それなりに稼げるようになるまでは、お金を稼ぐことばかりに執着してしまうものです。自分自身がお金をもっていないのに、社会に還元ばかりしていても自分をすり減らしてばかりでは、長く続けることも出来ません。しかし、ビジネスを通して成長していくうえで、「自分のために稼ぐ」から「社会にお金を還元していく」という意識にシフトするきっかけに必ず巡り合います。

そのきっかけに巡り合った時に、お金を還元していこうと思えるかどうか、それがお金持ちになれるかどうかの境界線と言えます。

また、お金持ちは大欲を追いかけます。いい車が欲しい、いい家に住みたい、お金持ちになりたい等々は、小欲(=自分にしか欲の焦点が合っていない欲)です。大欲とは、世の中を変えたい、人を助けたい、社会貢献したい、世の中に影響を及ぼしたい等々、大きな広い視点での欲です。

お金持ちの人に共通しているのが、自分の大欲が何であるのか、自分でしっかりと把握できています。大欲がはっきりしていれば、過去未来を含めた、自分の人生を大きな視点から見つめることが出来ます。そうすることで、今やらなければならないことが分かってきます。お金持ちの人は、いつの間にかお金持ちになっているものです。楽しみながら大欲を追いかける。だからこそ、充実した人生を送ることが出来ます。

「気が付いた時に残っているのが、本当の資産だ」

(渋沢栄一)

2.無私の行動により徳を積む

努力を続けているうちは、徳を積む期間と言えます。徳がある程度貯まると、運が向いてきます。

「 徳は弧ならず、必ず隣あり」

(孔子)

徳のある人には、必ず理解者や協力者が現れるということです。徳は、無私の行動でしか積むことはできません。無私とは、自分のためではない、利害の計算をしないということです。

お金持ちの人は、仕事をすることですぐにはお金は得られないかもしれないが、徳は積めると考えることで、モチベーションを保っています。目の前の人を助ける、ボランティアをする等々、お金にならないことに対しても快く請け負うのは、それによって徳を積むことが出来ると考えているからです。

損得勘定抜きにして、善い行いが出来ることが、お金持ちの思考だということです。

3.挫折から謙虚さを学ぶ

全く同じ成功を収めた2人がいたとします。

1人は成功に至る過程で一切失敗も挫折もなかった人。もう1人は失敗の連続、挫折も経験し、辛酸をなめていたがどうにか成功をつかみ取ることが出来た人。

どちらがいいでしょうか?

お金持ちの人は、苦労して成功した方がいいと考えます。なぜなら、成功よりも失敗から学ぶべきことが多いからです。また何より、社会の荒波にもまれて生きてきた方が、角が取れると考えるからです。

挫折を味わったことがない人は、傲慢になってしまいがちです。一方挫折はしたけれども成功した人は、立ち直った経験があるはずです。

挫折から立ち直った人に、どうやって立ち直ったのかと聞くと、必ず「支えてくれた人がいたからだ」と答えます。挫折を味わった時に、周りの人の存在を大きく感じることが出来ます。この体験を経てこそ、角が取れ、謙虚になることが出来るということです。

お金持ちの人は謙虚です。また、必要以上にプライドの高い人はいません。そして、お金持ちの人が欲するものの一つが成長です。失敗無くして成長はありません。成長しようと思う気持ちを何よりまず優先し、それを満たすために行動します。

行動するから失敗し、失敗するから成長します。成長に対する貪欲さが、お金持ちの人に共通することです。成長無くして、お金が集まることはありません。

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お金持ちの性格

1.悲観も楽観もしない

お金持ちの人は、何事にもリスクを恐れず積極的にチャレンジを続けます。しかし、決して楽観はしません。お金持ちでも、資産が減ること、過ちを犯しているのではないかと不安に思っています。不安だからと悩むのではなく、不安を糧にして行動します。

根拠もない余裕を感じている人に、成功は訪れません。なぜなら、余裕があるということはリスクをとっていない証拠だからです。リスクを取らなければ、大きな功績を残すことはできません。

お金持ちの人が最も恐れているのは、何もしなくなって成長が止まってしまうことです。

お金持ちの人は、不安を感じてはいるものの、自分は運がいいと思っています。少しの努力ではそれに見合う程度の結果しか返ってこないけれど、この努力を続けていれば、いつか報われると信じているのです。行動を続ける人だけが、足元をすくわれることなく、ゴールに近づいていくことが出来ます。

2.短気は損気と考える

お金持ちの人の多くは、大抵にこにこしていて、人を非難することは決してありません。心に余裕があるからお金持ちになれるのです。

腹を立てていれば仕事に集中できませんし、怒りをあらわにすると人は近寄ってきません。怒りに任せて他人を非難したところで、メリットも一つもありません。

お金持ちの人は、今の腹立たしさを、未来の資産を築くための仕事に充てることが出来ます。

3.縁を大切にする

お金持ちの人は、縁を大切にしています。普通に生活していると、人と出会う機会は意外に少ないことに気づきます。そんな数少ない出会った人との縁を大切にしているのが、お金持ちの人なのです。

お金持ちの人は、積極的に縁を求めもします。人とのつながりがあって初めて、ビジネスは成り立つからです。お金を生むであろうアイデアが思い浮かんでも、そのアイデアを実現できる人とのつながりがなければ、それは絵に描いた餅に終わります。

縁を大切にすることの積み重ねによって、ある日出会うべき人に出会うことが出来ることを、お金持ちは知っています。

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お金持ちの習慣

1.本を通して世界を広げる

お金持ちの人には、読書家がたくさんいます。本を読む理由は、社会の変化を読み取るため、人生哲学を追い求めるため、読書によって気づく力を得るため等です。

限られた時間の中で、個人が経験出来ることは限られています。しかし本を読むことで、その限界を超えることが出来ます。自分では経験できないことを、その経験者である著者に教えてもらうのです。

本を読むことで自分の世界を広げることが出来ます。自分の世界が広がれば、それまで全く気付かなかったことに気づく力を得られます。

2.心安い行きつけの店を持つ

お金持ちの人は、行きつけの店を何か所か持っています。そしてその店は、高級だけでなく、ホスピタリティが行き届いたグレードの高い店であることがほとんどです。

そういった行きつけのお店があることで、人間関係をうまく築くことが出来るものなのです。多くのお金持ちの人は、自身のお客様との距離を縮めようと思った時に、そういった高級の行きつけの店を利用します。それは、お客様に安心してくつろいでいただきたいという思いが込められています。

見栄を張っていったことのない高級な店に行って、勝手が分からずあたふたしてしまうと、連れていかれた方も落ち着くことが出来ません。自身のお客様に信頼され、親しくなるためのお酒の場を持っておくことも、お金持ちにとって重要な要素の一つです。

3.「応援してください」と言える

お金持ちになろうと思ったら、仕事の成果や人となりを評価されなければなりません。そして、支援してくれる人も重要です。特に20代、30代の若者が出世しようと思ったら、強い信頼関係で結ばれた仲間と、サポーターが必要です。

サポーターとは、貴方の努力や考え方に共感し、投資してくれる人です。言葉で、そして態度で、「応援してください」と素直に言える人が、多くのサポーターに支えられ、お金持ちになることができます。

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本書の詳細は 『 日本でお金持ちになる人の思考法 』 をご参照ください。

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市場サイクルの原則、信用サイクル、振り子の意識、無知の知等

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平均的なリターンを得ることは、誰でも達成できます。株式インデックス投資信託を毎月コツコツ購入していくという昔から良く用いられている王道の手法を使えば良いからです。(こちらを参考にしてください)

しかしその上のリターンを目指すこと、市場に勝つことを考えると、途端にそう簡単にはいかなくなります。投資は「科学」であるのと少なくとも同程度に「アート」のような側面があるからです。様々なことに考えをめぐらす必要があります。

ウォーレン・バフェット氏も絶賛している、ハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版)』より、投資で一番大切なことの一部、今回は5点をご紹介します。

市場サイクルの原則

市場にはサイクルがあります。以下の2つの原則を忘れてはいけません。

原則1:ほとんどの物事にはサイクルがあること
原則2:利益や損失を生み出す大きな機会は、周りの者が原則1を忘れた時に生じるということ

市場参加者は普段は、行ったり来たりというサイクルがあるということを考えているのですが、振り子が片方に行き過ぎた時になると、「このいい状態が永遠に続くのではないか」と妄想したり、「この最悪の状況がいつまでもずっと続くのではないか」と恐れたりします。

このように、サイクルはなくなった、この状態が長く続くのだと多くの人が考えるようになる時にこそ、利益または損失の機会があるということです。ですので、サイクルがあることを忘れてはいけません。

信用サイクル

不可避で激しく、チャンスをもたらすサイクルを信用サイクルと言います。簡単に言うと、お金の融資に関するサイクルです。

好況期は、世の中全体が楽観的になり、以下のような現象が起こります。

  • リスク回避傾向が消える
  • 金融機関が供給を拡大する
  • 金利の引き下げ競争が起こる
  • 本来融資に値しない借り手にも提供する(例:サブプライムローン

ですので、好況期にこそ最悪な投資をしてしまいます。そしてこれらの最悪な投資が積み重なることにより、信用サイクルは回転していきます。

不況期は、世の中全体が悲観的になり、以下のような現象が起こります。

不況はずっと続くわけではありません。金融の世界には自律調整力があります。つまり、いずれ好況期とは逆の動きが起こり、好況期へとサイクルが回転していきます。

投資は、人々が「今回は違う」と言った時がチャンスです。記憶に新しいのが、コロナ騒動ですね。「今回のコロナ騒動は、ビジネスが強制的にストップして経済への影響はリーマンショックとはけた違いの暴落が長く続く!!」と多くの人が言っていましたが、このときこそが株式を購入する大チャンスでした。

弱気相場は、次の3段階で回復します。(強気相場から弱気相場への反転はこれの逆)

  1. まず、先見の明がある一握りの人が、状況が良くなると考え始める
  2. 次に、多くの投資家が実際に状況が良くなっていることに気づく
  3. 最後に、全ての人が状況が永遠に良くなり続けると思い込む

振り子の意識

人の心理は振り子のように揺れ動くものです。弱気相場の心理が「恐怖」、強気相場の時の心理が「強欲」。強気に行きすぎたり、弱気に行きすぎたりします。

振り子が動くときは、中心に近くなるにしたがって加速し、中心から遠ざかるにしたがって減速します。そのため、振り子の真ん中の状態にいる期間は短く、人間心理にも当てはまります。

このような心理状態にあるとき、2つのリスクが存在します。

1.損失を出すリスク(弱気相場の「恐怖」心理の時)

投資することを恐れるリスクです。

2.機会を逸するリスク (強気相場の「強欲」心理の時)

この機会(ビッグウェーブ)にのらないと損だと考えるリスクです。

「価格上昇は、麻薬のように、進むべきか退くべきかを判断する理性を鈍らせる」

(ウォーレン・バフェット)

そしてこのような心理の悪影響に対応するため、以下を意識してください。

  • 本質的価値を強く意識する。(本質的価値の詳細は【第1回】から)
  • 過去のサイクルに関する知識を深め、行き過ぎた相場(好況期)が最終的に報われることはなく、手痛い打撃を受けることを心得る。

なお、逆に暴落したときは掘り出し物を安く買うチャンスです。トレンドの逆を行き、みんなが売っている時に買うということ。これを逆張りと言います。逆張りは、心理的には居心地の悪さを感じるものですが、トレンドの逆を行くことで最大の利益を得られます。

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無知の知

ある2人の投資家がいます。1人は将来を「予測できる」と考えている投資家、もう1人は将来は「予測できない」と考えている投資家です。

「予測できる」と考えている投資家は、積極果敢な集中投資をし、借入を高めます。これに対し、「予測できない」と考えている投資家は、分散投資をし、借入に頼らず日ごろから様々な備えをします。

その結果どうなるのかというと、「予測できる」と考えている投資家は、暴落までの数年間に圧倒的に高いパフォーマンスを達成しまします。これに対し、「予測できない」と考えている投資家は、暴落時に十分な準備資金が出来、底値で買って利益を上げることが出来ます。

確かに、将来を「予測できる」のであれば集中投資は賢い選択と言えます。でも本当に予測は出来るのでしょうか??

将来は予測できない、知り得ないことを知りましょうというのが、「無知の知」です。つまり、サイクルが存在すること自体は分かっていたとしても、振り子がどこまでいって、どういう原因でサイクルが反転し始めるのか、ということは誰も分からない、知らないということです。

長期的に投資に成功するための道は、「予測できる」との楽観的な考え方からやみくもにリスクを取ることではなく、リスクをコントロールすることです。長期的に見た場合、ほとんどの投資家の成否は、利益を上げた投資の素晴らしさよりも、損を出した投資の数の少なさとその損失の規模の小ささで決まります。「無知を知る」ことで、巧みにリスクコントロールをすることが大切です。

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今、サイクルのどの位置にいるのか

この先どうなるのかは知る由もないかもしれませんが、今、サイクルのどこにいるのか、何が起きているのか、アンテナを張り巡らせておくべきです。それを簡単に評価するための方法として、以下の表の指標を確認してください。

表の左側にチェックが多い場合は、財布のひもを締めた方が良いということです。


本書の詳細は 『 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版) 』 をご参照ください。

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愛は技術である。人間の存在理由は、愛。『愛するということ』

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どうしたらもっと人に「愛されるか」ばかり気にしていて、どうしたらもっと人を「愛せるか」を学ぶ人は少ないのが現実です。これが現代の不幸を生み出しています。

愛は技術です。愛こそが、現実の社会生活の中で、より幸福に生きるための最高の技術です。訓練を積むことにより、人を愛せるようになります。なぜなら、人間の存在理由は「愛」だから。

世界的ベストセラーの一つである、エーリッヒ・フロム著『愛するということ 新訳版』を、以下の3つのポイントでご紹介します。

「愛」は技術である

フロムは、「愛は技術であり、練習するものである」と言います。愛する能力を高めるためには、全人格的な能力を成長させる必要があります。

愛が人生で最も重要なものだと分かってはいても、ほとんどの人は、愛は学ぶべきものであり、知識をつけることによって愛する能力が高まるとは考えていません。その理由は、主に3つあります。

1.愛することより愛されることに重点を置いているから

ほとんどの人は愛の問題を、愛する能力の問題としてではなく、愛されるという問題としてとらえています。どうすればもっと人から愛されるのか、どうすればモテるのか、という愛されるテクニックばかりに努力が向けられています。

これを達成するために、男性は稼ぎ、社会的ステータスを高め、女性はルックスを磨きます。社会の中での自分という商品の価値を高める方向にしか目がいっていません。

愛する方向に努力を向けず、愛される方向に努力を向けていることが、愛ある人生にできない理由であり、社会から愛をなくしていく根本原因でもあります。

2.愛が芽生えない理由を、自分の能力のなさではなく、対象の問題だととらえているから

これはつまり、愛が芽生えないのを相手のせいにしているということです。愛するにふさわしい相手さえ見つかれば、愛が芽生えるのは簡単だと考え、愛が生まれないのを、自分の能力の欠如だとは考えないのです。

一度親しくなったのに破局を迎えそうなら、相手の人格ではなく、自分の愛する能力の方を疑ってみる必要があります。

恋人関係や結婚生活が続かないのは、本当は相手のせいではなく、自分の人格的な成長が出来ていないせいです。人を愛するための訓練が足りていないということです。

3.恋に落ちると、愛しているを混同しているから

恋に落ちるのは比較的簡単で、生きていれば誰にでも起こることです。しかし本当は、そこから先の「愛している状態」を「継続」することが難しいのであり、ここにこそ「本当の愛」があります。

この「継続的な愛」には、お互いの「努力」や「全人格的な成長」が不可欠です。

二人が性的に惹きつけあって互いに夢中になり、頭に血が上った状態を愛の強さの証拠だと思い込んでいますが、互いに夢中になっている初期の恋人関係は、それまで二人がどれほど「孤独」であったかを示しているにすぎません。普段「孤独」を強く感じており、毎日が「充実していない」人ほど、初期の恋愛状態において、相手に夢中になりやすいからです。

要は、「夢中」になったり「燃え上がるような恋」は、「本当の愛」ではないということです。

人生において本当に大切なのは、自分から湧き出る、対象を愛するパワーです。これは訓練によって高めることが出来ます。自分の愛する能力を磨けば、自然と人から愛されるようにもなります。愛が技術であることを知り、車の運転技術を学ぶのと同じように、「愛の技術」について学びましょう。

現代人が力を注ぐのはほとんど、富や名声を得ることだけで、愛する訓練を積んでいる人はほとんどいません。富や名声をえれば、愛は自然についてくるものだと勘違いされています。しかし、愛とはそういう次元のものではありません。金儲けや成功とは別個に、愛だけについて学習しなければなりません。「愛」こそが、人生に最も幸せをもたらしてくれるものです。

ではなぜ、愛こそが最も大事と言い切れるのでしょうか。

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人間の存在理由は「愛」

「愛、それは人間の実存の問題に対する答えである」

人間の全ての活動が、愛を知るためのものです。愛を知ろうと近づき、他と一つになろうとします。その理由は、人は愛を表現しないと、孤独を感じるようにプログラムされているからです。私たちは、「誰が好き」「何が好き」を表現しないと、孤独を感じるのです。

孤立を避けるために恋愛をするし、成功しようとするし、他者と共感しようとするのです。

多くの人は、家で一人きりでひたすら瞑想したりする等、とにかく一人でただ過ごすことが出来ません。なぜならこの、他とは分離された感覚、孤立しているという意識から、多くの苦しみが生まれるからです。孤立を解消するための活動に、例えば次のようなことがあります。

1.お祭り

皆との一体感が得られると不安が消せるので、お祭りは時代・地域を問わずどの民族にも見られます。これらの「人が集まる空間」が好きな人は、日常生活で孤独を感じているパターンが多いということです。

2.SEX

SEXでしか孤独感を解消できない人はSEXに依存してしまい、執着してしまいます。依存や執着になってしまうと、そこに「愛」はなくなります。愛のないSEXだと、一瞬の孤独の解消は出来ても、本当の孤独の解消にはつながりません。

3.集団への同調

人が最も孤立感を克服する解決法として選ぶのが、集団への同調です。皆と同じような思想を持ち、同じような服装をし、同じような生活をして集団に同調すれば、孤独から救われると妄想しています。このような人は、他の活動で自力で孤独感を解消できないタイプの人であり、人一倍孤独感を感じており、その自分の中の感覚に気づいていません。この孤独感の解消の仕方が最も意味がないとフロムが言うのは、偽物の一体感だからです。

4.クリエイティブ

人は、自分の「クリエイティブ」を発揮している時、世界と一体化するので孤独を感じなくなります。クリエイティブを発揮しない決められた仕事や与えられた仕事では、世界との一体感は得られません。

これらの孤立を解消する方法は全て、完全なものではありません。

完全な一体感を得るための方法は、「他者との融合」すなわち「本当の愛」です。「他者と融合したい」というこの欲望は、人間の最も強い欲望です。地球に引力があるから人が経っていられるのと同じように、人間同士の惹かれあう力があるから、家族や社会が成り立っています。

だから人間は、愛を中心に生きなければなりません。出世や金儲けもある程度大事ですが、愛についての勉強が最も大事です。人生における多くの苦しみを取り去り、幸せになりたいなら、愛について学ぶのが一番の方法です。

「人間の実存とは、それは『愛』の表現である」

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「愛」の4つの要素

本当の愛には、基本的な4つの要素が常に含まれています。その4つの要素とは、①配慮、②責任、③尊重、④知、です。

1.配慮

配慮、つまり「どのくらいその人のことを気にかけているか」が、愛しているかどうかを示します。ただし、全ての人が1日24時間しか与えられていないので、家族、友人、恋人など、全ての人を同じ時間だけ気にかけてあげることはできません。だからせめて、自分が一番愛している人だけは、1日の内に何回か、気にかけるのは当然というニュアンスです。

「愛している」と口では言っているのに、1日のうちに一瞬も気に掛けることがないのであれば、その愛は本当の愛とは言えません。

「愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない。」

2.責任

責任、つまり「愛する心」を持つ人は、相手の求めに応じます。

3.尊重

尊重、つまり「ありのままのその人を認めて、リスペクトすること」です。相手が、自由に自分らしく成長するのを、応援しなければいけません。「その人らしさ」や、相手の「自由」を認めないところに愛はありません。

そしてこれが出来るためには、互いの「自立」が不可欠です。自分が「自立」していないと、どうしても相手をコントロールしないといけなくなるからです。「自立、自由、尊重」は密接にかかわっています。「自立」して初めて「自由」が手に入るし、「自由」が手に入って初めて人を「尊重」出来るようになります。

「愛は自由の子であり、決して支配の子ではない」

4.知

知、つまり「愛」には相手を知ることであったり、知識が必要だということです。学ぶ意識のない人の心には、「愛」はありません。

「自分!自分!」というナルシスト状態から「人に関心を持つこと」へシフトし、相手の立場に立ってその人を見てみるのです。これにより初めて、相手を本当に知ることが出来ます。

この「相手を知る」という興味関心の欲求は、人間の根本的な欲求である「人間の秘密を知りたい」という欲求に基づいています。そしてこの「相手の全てを知りたい」という欲求がないところに本当の愛はありません。

つまり、「この人はどんなことで怒るのだろう」、「どんなSEXで本当は一番興奮するのだろう」、「人生で一番大切にしていることは何だろう」、「本当にやりたいことは何だろう」、「相手の将来がどうなるかを側で見ていたい」等、相手の全てを知ろうとしないことに、本当の愛はありません。

「人間を知るための唯一の方法が愛である。愛とは、能動的に相手の中へと入っていくことであり、その結合によって、相手の秘密を知りたいという欲望が満たされる」

「融合において、私は貴方を知り、私自身を知り、全ての人間を知る。命あるものを知るための唯一の方法は、結合の体験によって知ることである。それは、考えて知ることではない。」

「愛の行為において、つまり、自分自身を与え、相手のうちに入っていく行為において、私は世界の全てを発見する」

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本書の詳細は 『 愛するということ 新訳版 』 をご参照ください。

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お金持ちになる近道。『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』

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橘玲著『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)』の初版は、20年近く前に発刊されましたが、今なおビジネス名著として良く取り上げられています。

経済的な不安が尽きないと悩む方々等に、本書よりお金に関するヒントを以下5つのポイントでご紹介します。

お金持ちになる近道

本のタイトルにもある「黄金の羽」とは、制度のゆがみから構造的に発生する幸運のことで、手に入れた者に大きな利益をもたらすものです。これは、必要な情報を的確に入手し、それを活用する知識を持っている人はいくらでも近道が出来るという意味です。

ICTの発展によって、現代は知識社会になりました。知識社会では、知識の使い方次第で大きな利益をもたらします。

例えば、2002年日韓共同開催となったサッカー・ワールドカップのチケット争奪戦があげられます。当時日本国内では、1枚7,000円のチケットがネットオークションで20万円以上で売られていたり、スポンサーに山のようにはがきを送って、ひたすら電話を掛けたりする人もいました。

一方、ほぼ全試合のチケットを手に入れ、全国の会場を転々としながら楽しんでいる人もいました。彼らはどうやってチケットを手に入れたのでしょうか。理由は、海外販売分のチケットが大量に売れ残っていたからです。これをインターネット経由で簡単に手に入れることが出来ました。

両者の違いは、知っていたか否かということでした。知識社会において「知っている」ということは強い武器であり、知識が持つ価値は絶大です。つまり、「黄金の羽」は知っている人に舞い降りてくるということです。

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お金持ちになる3つの方法

お金持ちになるには、何を知っていればいいのでしょうか。

資産形成 = (収入 - 支出) + (資産運用 + 運用利回り)

この方程式を分解すると、

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる となります。

特に純利益の確保(収入- 支出の部分)が重要です。どんなに素晴らしい資産運用をしていても、純利益が少なければ全て水の泡となるからです。安定した純利益の確保が、お金持ちになるための第一歩です。

資産運用は常識を捨てる

運用利回りを上げる資産運用にも、原理原則があります。10項目書かれていますが、ここでは2項目あげます。

1.不動産を買ったら資産運用はそこで終わり

住宅ローンで持ち家を購入した人は、そこで全ての資産運用が終わっているということです。なぜなら、何億円もの資産を持っているわけではないほとんどの人にとって、持ち家を購入した時点で、保有資産のほとんどが不動産になるので、投資の成否は不動産価格と運命を共にすることになるからです。不動産価格が下落すれば、為す術がありません。

2.短期投資はギャンブルである

投資とは、長期的に見れば、資本主義と市場経済のもとで、企業の利益はインフレ率以上に拡大するという見通しの下、資産を投じることです。

短期投資がギャンブルである理由は、現物取引信用取引か、ロングショートか、にかかわらず、短期売買となると、全ての株取引が投資ではなく投機となるからです。

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マイクロ法人化の検討

お金持ちになるには、純利益を確保するのが何より重要ということは、先ほど述べたとおりです。 純利益を確保するには支出を減らす方法がありますが、その手段としてマイクロ法人を利用する方法があります。

ご存じの通り、サラリーマンは国家からの収奪の対象になっています。サラリーマンからは税金が取りやすいからです。その結果、サラリーマンの租税負担は、収入総額の約3割を占めます。その対応策として著者がお勧めする方法が、マイクロ法人をつくることです。

マイクロ法人とは同族会社のことで、資本の50%以上を、本人または本人の関係者が保有するものです。なぜマイクロ法人が良いのかというと、合法的な範囲で出来るだけ税金を払わなくて済むように出来るからです。マイクロ法人で、「個人」と「法人」の2つの性質を使いこなすことで、制度上のゆがみを利用して税負担を減らすことが出来ます。

知識社会を意識した働き方をする

現代はグローバル化した知識社会です。知識社会とは、「知」が「権力」として作用し、そこから富が生まれる社会を指します。この知識社会は、テクノロジーの発展に適応すべく、知的能力を基準に労働者が編成されるのが特徴です。では、この知識社会を生き抜くためにはどのような能力が必要とされるのでしょうか。

必要とされる能力は、次の2つです。現代は、このような特定の知能だけが特権化される社会です。

  1. 言語的知能:文字や言語を操作する能力
  2. 論理数学的知能:問題を論理的に分析・数学的に処理する能力

また知識社会の仕事は、大別すると次の3つになります。

1.クリエイター

クリエイティブな仕事に携わる人のことで、作家、音楽家、俳優、歌手、スポーツ選手等がこれに該当します。

2.スペシャリスト

専門家のことで、その分野の知識や経験に特化した人たちです。医師、弁護士、公認会計士等がこれに該当します。

3.マックジョブ

誰でもできる、代替可能な仕事を指します。マクドナルドの店員等、マニュアルに沿って動く仕事がこれに該当します。

言語的知能、論理数学的知能が発揮される仕事は、クリエイターとスペシャリストです。この2つはクリエイティブクラスと呼ばれ、高い所得を期待できます。一方マックジョブは代替可能なので、知識社会において圧倒的に不利になります。

以上のことから、高度なテクノロジーに支えられた社会においては、クリエイターとスペシャリストを目指すべきです。

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本書の詳細は 『 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫) 』 をご参照ください。

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お金を稼ぐのは難しいのか。『MONEY 30歳で150億稼いだ私の思考法』

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ロブ・ムーア著『MONEY 30歳で150億稼いだ私の思考法』は、「アマゾンUK」で1位独走(国際経済部門)している本です。

著書であるロブ・ムーア氏は、イギリスの起業家、ビジネス・コンサルタントであり作家です。セレブ達も相談するというお金に関するカリスマメンターと言われています。20代のころは借金を抱えて困窮していましたが、その後ビジネスで成功し、30歳でミリオネアの仲間入りをしました。現在、経済的にはセミ・リタイア生活を謳歌しながらも、「お金のエバンジェリスト(伝道者)」としても活躍中です。

本書を以下の3つのポイントでご紹介します。

お金を稼ぐのは難しいのか

本書でまず投げかけられている疑問が、「お金を稼ぐのは難しいのか?」ということです。

お金を稼ぐのは大変だと、日々実感している人は多くいらっしゃると思います。ですが、この思考に凝り固まってしまうと、これがリミッターになってしまうと著者は言います。

現代ほど何でもできる時代は、過去にはありません。
どこにいてもwifiはつながり、クラウドファンディングサービスを使えば、株主資本も、オフィスも従業員も必要なく、本当に「思い」さえあれば、いつでも起業できるような環境が整っています。何か商品やサービスをつくれば、YouTube、インスタグラム、Facebook、Twitter等を作うことで、一瞬で多くの人につながって情報を流すことが出来ます。今ほど、手軽にお金をつくれる時代はありません。

これだけのものが揃っていて、自分自身がこれで十分だと思えるお金が作れていないということは、多くの人はまだお金の作り方を知らないからだと著者は言います。行動するのは簡単、行動しないのも簡単です。でも、行動しないとお金は作れません。

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格差は拡大するのか

しかしそうはいっても、金持ちがどんどん金持ちになり、貧乏人はどんどん貧乏になる一方なのではないか、と言う方もいらっしゃると思います。確かに例えば『21世紀の資本』では、金持ちがどんどん金持ちになること、格差が拡大することが証明されています。ただ、これは半分正しくて半分間違っているのだと著者は言います。

半分間違っている理由:億万長者の多数はもともとお金持ちだったわけではないから

全ビリオネアの内、62%はセルフメイドです。セルフメイドとは、莫大な遺産や贈与なしで、自分の力で一代で財を築いているということです。また、億万長者を研究したトマス・J・スタンリー氏は、どの調査でも一貫して、80%から89%は自力でお金持ちになっている、これはデカ・ミリオネア(約10億円)以上の資産家にも同様に当てはまる、と言っています。つまり、お金持ちはもともとお金持ちだったわけではなく、自分自身の力でお金持ちになったということです。

半分正解の理由:お金は、お金を理解し大切にする者に集まるから

世の中には、お金持ちにより高率の税負担を求める累進課税や、経済的弱者に対する補助金の支給などで富の再分配をする仕組みがあります。その仕組によって、例えば浪費癖のある人に10万円渡ったとします。しかしそういう人は、いつもより10万円多く使います。それで例えば10万円の鞄を買ったとします。その場合、その鞄を売っている側の人、元々お金持ちであるビジネスオーナーの元に、そのお金は入っていくことになります。

つまり、いくら富を再分配する仕組みがあったとしても、お金を理解し大切にする者のところに結局お金は戻っていくので、格差は埋まらないということです。貧富の格差拡大を是正するために本当にするべきことは、お金の使い方を、学校や社会で教えることです。富の再配分や補助金・寄付等による施しをしても、それは根本的な解決にはなりません。

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お金持ちのお金の稼ぎ方

1.富豪の人で、従業員はいない

多くの人は、「時間・仕事・お金」は比例すると信じています。つまり、今月たくさん働いたから、これだけ収入が増えると考えるということです。しかし、億万長者はそうではありません。労働時間、仕事量等の引き換えとしてお金をもらっているのではなく、価値をお金に交換しています。

イギリスの大富豪トップ25人中のうち、従業員は一人もいません。全員が、ビジネスを創業するか、継承しています。全員が、ビジネスオーナー、雇用者、投資家です。

2.収入源が、最低でも3つ以上ある

ミリオネアの65%は、初めて所得が1億円に達する前に、収入源が少なくとも3つありました。

最近では副業の大切さが世の中に浸透してきましたが、それでも副業をするのは、最初はなかなか大変ですね。収入源を増やすために提案されている方法が、70-20-10の法則で収入を作るという方法です。

この方法はまず、70にあたるメインの収入に対して、70%の時間と資源(人的資源、お金等)を投入し、20にあたる2次的な収入に対して、20%の時間と資源を投入し、10にあたる未来の収入に対して、10%の時間と資源を投入します。(下図の段階1)

そして次の段階で、メインの収入への時間や資源の投入を0(あるいは限りなく0)にできるように、システム整備したり管理を人に任せられるようにします。そして自分の時間や資源は、2次的収入に対し70%投入し、未来の収入に20%投入し、更なる未来の収入に10%投入します。(下図の段階2)

そしてそれと同じことを繰り返して段階3に進む・・・
このように、収入源を増やしていきます。

3.成功の芽をつかむ

マズローの5段階欲求を満たすビジネスをすることが、成功の芽をつかむ秘訣です。

①生理的欲求を満たすビジネス

食料品、水、快適等の本能的な欲求を満たすビジネスです。スーパー、飲食店等が、これに該当します。このレベルの欲求を満たすビジネスは、成長や維持は見込めますが、市場が成熟しており参入しづらいという特徴があります。

②安全欲求を満たすビジネス

セキュリティ、安全等の生存的な欲求を満たすビジネスです。公的機関や保険業界等が、これに該当します。

③所属と愛の欲求を満たすビジネス

親密な人間関係等の社会的な欲求を満たすビジネスです。マッチングアプリ、SNS、ウェディング関係等のサービスがこれに該当します。この段階の欲求を満たすサービスは、拡大スピードが速いという特徴があります。

④承認欲求を満たすビジネス

人からの尊敬を得たい、達成を味わいたい等の自尊心の欲求を満たすビジネスです。高級バッグ、時計、車、不動産、装飾品、美容整形、ファーストクラス等のビジネスがこれに該当します。

⑤自己実現欲求を満たすビジネス

自身のもつ才能や技能を最大限に発揮し、それを具現化したいという欲求を満たすビジネスです。資格のスクール、セミナー等がこれに該当します。

4.収益のモデル

自分の得意なことを、以下のモデルに落とし込んで収益を増やしていきましょう。

  • 不動産投資
  • 知的財産(特許、使用権、情報等)の活用
  • 金融投資(株、投資信託等)
  • 現物投資(貴金属、美術品等)
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本書の詳細は 『 MONEY 30歳で150億稼いだ私の思考法 』 をご参照ください。

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二次的思考、市場の効率性、バリュー投資について

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平均的なリターンを得ることは、誰でも達成できます。株式インデックス投資信託を毎月コツコツ購入していくという昔から良く用いられている王道の手法を使えば良いからです。(こちらを参考にしてください)

しかしその上のリターンを目指すこと、市場に勝つことを考えると、途端にそう簡単にはいかなくなります。投資は「科学」であるのと少なくとも同程度に「アート」のような側面があるからです。様々なことに考えをめぐらす必要があります。

ウォーレン・バフェット氏も絶賛している、ハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版)』より、投資で一番大切なことの一部、今回は3点のみご紹介します。

二次的思考をめぐらす

一次的思考とは、「いい会社だから買おう。」という思考であり、皆が考えつくような単純で浅い思考です。これに対して二次的思考とは、「いい会社である。でも今は過大評価されていて割高だらから、売ろう。」という思考であり、皆が考えつかないような多面的で奥が深い思考です。二次的思考のためには、非常に多くの知識や大きな視点、鋭敏な思考が必要です。

二次的思考では以下のようなことを考えます。

  • 今後どのような出来事が起こるか
  • その予測が当たる確率がどの程度あるか
  • コンセンサス予想はどうで、自分とどう違うのか
  • 現在価値はコンセンサスか自分の見通しに合うか
  • コンセンサスあるいは自己予想が的中したらいくらになるのか・・・等々
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市場の効率性とその限界を理解する

1960年代以降、「シカゴ学派」として知られる新たな金融・投資理論が台頭しました。様々な理論が打ち出されましたが、中でも重要なのが「効率的市場仮説」です。

  • 市場には多くの参加者がいて、彼らはあらゆる情報をおおむね同程度入手することが出来る
  • 彼らは知的で客観的な目線を持っており意欲的であり、努力を惜しまない人たちなので、株価が安すぎたり高すぎたりといった歪が生じた場合、公正な売買をする
  • その結果、株価は妥当とみられる価格に落ち着く

これらを前提としているのが、「効率的市場仮説」です。

しかし現実的には、「効率的市場仮説」 が前提としているような行動を、市場参加者が常にとるとは限りません。つまり、市場参加者は非合理的な行動もしますし、あらゆる情報を入手していない参加者もいるでしょうし、常に客観的に行動出来るとは限らない等のため、「効率的市場仮説」が前提としていることが、常に正しいとは言えません。

そのため市場においては、ミスプライシングが起こることはあります。その「ミスプライシング」が起きた時に、それに気づいて即時投資できるというのが、先に述べた「二次的思考」によるということです。

A:「この銘柄(今500円と評価されている)は、本当は1,000円なのでは?」
B:「そんなはずはない。もしそうであるなら、とっくに1,000円になっているはずだ」
という会話があったとしましょう。そしてその後その銘柄が1,000円になったとしましょう。Bの考え方は 「効率的市場仮説」 です。Aが、「二次的思考」によって、市場のミスプライシングに気づいた人です。

市場ではしばしばミスプライシングが起こるのに、アウトパフォームする投資家が少ないことについて、 ハワード・マークス氏は以下のように述べています。

「より効率的な市場はしばしば資産の価値を見誤るが、他の参加者と同じ情報を基に動き、同じように心理的な影響を受ける個人が、コンセンサスとは異なる、そして、より正確な見方を持ち続けるのは容易なことではない。だからこそ、市場がいつも正しいわけではないにもかかわらず、主流の市場でアウトパフォームするのは極めて難しいのである」

(ハワード・マークス )

バリュー投資を行う

物には、その物が持つ本質的価値と、その時その時の需給バランス等によって変わる価格という2つの価値指標があります。

なお需給バランスとは、需要と供給のバランスです。需要>供給であれば価格は上がり、需要<供給であれば価格は下がるという理論です。欲しい人(需要)が多ければ多いほど価格は高くなる、イメージでもわかると思います。

これが物の価格を決める際の鉄則なのですが、投資の世界はこれとは異なります。

投資の価格は、価格が上がれば嬉しい、価格が下がれば不安になるという、普通の物の価格とは異なる特徴があります。人間は感情の生き物なので、こういった価格の上下で間違った行動をしてしまうことが多くあります。間違った行動をしないためには、正しい分析と、それに基づく強い意志が必要になります。特に価格が下がった時に、これは絶対に大丈夫なんだという強い意志を持っているかどうかで、パフォーマンスは変わります。

そのためには、本質的価値がいくらなのかを見極め、それに対して今の株価はどうなのかを考える必要があります。株価が本質的価値を下回っている時に買う手法が、バリュー投資です。

投資にはバリュー投資以外にも以下の通り様々な手法があります。

先ほどのバリュー投資は、ファンダメンタルズ分析に基づいて行われる手法です。ファンダメンタルズ分析とは、簡単に言うと本質的価値がいくらなのかを分析する方法です。ファンダメンタルズ分析には、バリュー投資以外に、グロース投資があります。

これに対する手法が、テクニカル分析といって、移動平均線、株価チャートなど、株価データの「型」を根拠として株価が上がるのか下がるのかを分析する手法です。そしてそのテクニカル分析の一つに、モメンタム投資というものがあります。(分類イメージは下図の通り)

本書では主に、ファンダメンタルズ分析に基づいて投資をすること、さらにはその中でもバリュー投資が勧められています。

グロース投資は、本質的価値それ自体の将来の成長を想定して買う投資手法であり、バリュー投資とは今現在の価格が本質的価値に比べて安いので、本来の価値に収斂すれば利益が出ると考えて買う投資手法です。

要するに本書の主張は、将来の成長性は不確定事項であるのに対し、現時点で本質的価値を下回る価格になっているのであれば、それが最も信頼性の高い、確実性の高い投資方法であるから、バリュー投資がお勧めだということです。

これについて、本書の著者であるハワード・マークス氏が得意としていたのはジャンク債、不良債権への投資でしたので、バリュー投資がお勧めとの主張になるのだと思いますが、投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏は、 バリュー投資とグロース投資の両方を組み合わせた投資をされています。

なお、ファンダメンタルズ分析の基礎としている「本質的価値」の測り方なのですが、本書にも世の中にも、唯一絶対的な答えというものは残念ながら存在しません。

ただし、色々な計算手法はあります。本質的価値の計算方法として、例えば以下のようなDCF法があります。将来にわたって生み出すされる収益(キャッシュフロー)を現在価値に割り引いて企業価値を評価する手法で、以下の図のように計算をします。

この計算式の意味、理論的には理解できても変数が多くて計算するのは難しいですよね。なお割引率rは金利を参照するので、金利上昇局面は、理論的にはDCF法による本質的価値は下がります。

また、バリュー投資には以下の弱点があります。

1.上述の通り本源的価値をそもそも計算するのが難しいということ、
2.不合理な状態がずっと続く可能性があるということ、があげられます。

1.は先ほど言及した通りです。2.については、 バリュー投資は、価格は本来の価値に収斂していくことを前提としている点、貴方がその株式を保有している期間ずっと収斂しない可能性もあるということです。これについて、ケインズは以下のような言葉を残しています。

「あなたが支払い能力を維持できる期間よりも長く市場は非合理であり続けられる」

(ケインズ)

本書の詳細は 『 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識 (日本経済新聞出版) 』 をご参照ください。

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